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■山行年月
2019.01.14
■天気

■同行者
単独
■山行形態
積雪期登山(山スキー)
■コース:往路/帰路
双珠別岳・稜線
   
樹林帯① 樹林帯②
   
奥に頂上 双珠別岳直下
   
日勝ピーク方向 双珠別岳山頂
   
頂上から南望  狩振への尾根
   
 端正な狩振岳 雪庇と狩振岳 
   
 狩振岳三角点 トマム・夕張 
   
十勝・表大雪  双珠別岳
   
 東大雪方面 双珠別岳西面
   
雪上車現る GPSトラック
コースタイム
国道駐車帯 6:25
双珠別岳  9:25
 狩振岳 10:55
所要時間  4:30
狩振岳 11:05
双珠別岳 12:50
国道駐車帯 14:00
所要時間 2:55
465.双珠別岳・狩振岳(北部日高/1383M 1323.1M)
願ってもないコンディションに恵まれ久々のプチ縦走を楽しむ
双珠別岳は鵡川の支流・双珠別川の源頭に位置しているが、地形図には「1383」との表示があるだけだ。所謂、通称名で、一般的には「登山界」の双珠別岳と言われ、山岳スキーの適地である。参考までだが、南西に伸びる支稜上にある1347は「林業界」の双珠別岳と呼ばれ、こちらは沢登りで入ることが多い。労山熊見山に登った際に、双珠別岳が白く輝いていたので、積雪量は充分と見て7年ぶりに登ってみることにした。
入山口は日勝峠日高側7合目付近の駐車帯だ。条件が良ければ、尾根続きの狩振岳まで足を伸ばすつもりなので早めのスタートとする。国道を渡り、ショーカットして林道に出る。トレースはないがサラサラ雪なのでラッセルも優しい。日の出前、気温はかなり低そうだ。一旦はアウターを脱いだものの、直ぐに寒さに襲われ着込む始末。太陽が樹間から顔を出すと幾分暖かくなるが、再度それを脱ぐことはなかった。60分でCo980の尾根取付に到着する。コンパスを北に切り緩やかな斜面を上がってゆく。樹林帯も雪はタップリあり雪質も素晴らしい。帰路の滑りに期待しながら、順調に高度を稼ぐ。日を浴びてキラキラと輝く雪面、雪を纏った樹木、青い空‥。これだけ条件が揃うと自然にテンションは上がる。取付から1時間で樹林帯を抜け出る(Co1200)。前方奥には目指す双珠別岳が望めるようになるが、厳密には手前の偽ピークだろう。森林限界を越えても雪質は総じて良い。概ね直線的にルートをとる。必要性は乏しいと思われるが、適当にコースサインを付けてゆく。対峙する東尾根には電波塔が見え、弧を描く林道が筋状に浮かび上がる。その左には先日登った労山熊見山が大きく鎮座している。このエリア、これほど穏やかな天気に恵まれたのは初めてではないだろうか。Co1310付近で尾根に乗り、小さな高みを越えるとようやく頂上が姿を現す。南面から西面にかけてはハイマツが出ているので東側から回り込んで頂上に上がる。夕張から十勝、大雪にかけての山並みが一気に広がり歓声が上がる。狩振岳までは一度歩いたことがあるが、思ったより近くに見える。ここまで3時間、ペースもいいし、天気も安定している。小休止の後、狩振に向けてリスタートを切る。尾根の背は狭かったり、シュカプラが出来ていたりするので直下北側斜面を行く。雪質はパウダーだが深いラッセルもなく、尾根上を行くよりはるかにスピーディだ。200メートルほど高度を落とし、Co1211は西側からトラバースし最低コル(Co1113)に降りる。狩振岳が高く大きく迫ってくる。南北に羽を広げたような山容も中々端正だ。ここに荷をデポし、ここも尾根の直下北側にルートをとる。尾根が少し細く、立派な雪庇が北側に張り出している。足早に通過し、尾根に出る(Co1200)。ラスト120メートル、前回来た時(2009年2月)は、斜面がガリガリでハイマツも出ていたことからツボで上がったが、今回はスキーを脱ぐことはない。東面はグサグサしているが、北側斜面に回り込むと雪質は良く、シールもよく効いてくれる。双珠別岳から90分弱、三角点が露出する頂上に到達する。西のトマム山には多くのスキーヤーが訪れているだろう。かくいう私も、前々日、友人のお付き合いでトマムのゲレンデに遊んだばかりだ。その奥に芦別山塊、左に夕張岳が孤峰の如く佇み、両座とも東斜面が雪襞を纏っているように見える。中間に位置する1415峰が小さな存在感を発揮する。山塊としてはやはり十勝連峰と表大雪が圧倒的に大きい。それに比べると、東大雪は、石狩、ニペソツ、ウペペサンケが点在しているため密度は低い。10分ほど滞在し引き返す。快適な斜度と雪質、北東沢斜面を下まで滑り降りたい誘惑に耐え、最低コルまで降りる。ここから270メートルの登り返しとなる。忍耐あるのみだなどと思いながらシールを装着する。その時、片方のシールのテールフックがないことに気づく。やむなく、テールエンド近くをゴムバンドで固定し応急措置とする。小さいショックを引きずりながら登る。樹氷が逆光に輝き美しい。必至にジグを切ること90分、何とか双珠別岳に戻りつく。バンド固定のシールだったが、剥離することもなく使用に耐えてくれた。後続の登山者はいないが、北尾根直下に赤い雪上車が動いているではないか。わが目を疑う光景だ。この山域は沢にしろ尾根にしろ、比較的なだらかな地形が多い。スノモの出没は想定内だったが、まさか雪上車とは‥。帰宅後に調べて分かったことだが、近くの○○リゾートが雪上車を使ったスノーシューツアーを展開しているという。勿論、違法でもないだろうし、ニーズもあるのだろうが、この手のものは個人的には好きになれない。直下でショートランチの後、下降を開始する。コースサインの回収さえなければもっと自由なラインを描けたが、その作業を放棄する訳にもいかず、不承不承往路を戻る。ただ、樹林帯はサインなしなのでノンストレスで滑る。自由自在に板が動いてくれるから何とも楽しい。私のレベルでもスキーが上達した気分になれる。雪質が違えば全く違う展開になるのだが‥。僅か15分で林道まで滑り降り、締めくくりは林道滑走だ。トレースがもう少し固まっていればスピードも出たのだが、いかんせん、朝の私のトレースだけではストックの力も借りなければならない。それでも、山を独占できた代償としてはあまりに小さいといえるだろう。満足感に包まれながら国道を横断する。
このところ、3~4時間の山行が続き、少し物足りなさを感じていた。今回は行動時間だけで7.5時間ほどとなったが、身体はしっかりと動いてくれた。今回の山行、これが一番の収穫かもしれない。