トップ  自己紹介  マイソアラ  登山トップ  ギャラリー  ブック  BBS モータースポーツ 映画日記 リンク

マイソアラタウンはリンクフリーですが、予告なく閉鎖することがありますのでご了承下さい。

メッセージはこちらまで : uzzso9003@song.ocn.ne.jp

copyrigrt(c)2001~2004 shun1@ikeda All rights reserved

   
ニセイカウシ  黒岳北壁
   
凌雲と上川 足元の斜面
   
垂涎の北斜面 マネキ岩
   
‥頂上直下‥   凌雲と北鎮
   
 お鉢と北海 白雲・烏帽子
   
屏風と武利武華 GPSトラック
■山行年月
2018.12.13
■天気

■同行者
単独
■山行形態
新雪期登山(山スキー)
■コース:往路/帰路
北斜面
コースタイム
黒岳七合目 9:35
黒岳 11:40
所要時間  2:05
黒岳 12:20
黒岳五合目 12:50
所要時間 0:30
461.黒岳(表大雪/1984.4M)
滑りは年々レベルダウンも「転ばないだけいい」とボジティブ思考に
黒岳北斜面での初滑りは2016~2017年シーズン以来、2年ぶりだ。いつもの通り、ロープウエイとリフトを乗り継いで七合目まで上がる。完全にガスを抜け出し、青い空が広がっている。北側のニセイカウシュッペ山は、さながら雲に浮かんでいるように見える。そそくさとシールを装着しスタートする。山スキーを始めて15年ほどになるが、シールには随分と泣かされた。そこで、今季はマジックマウンテンからブラックダイヤモンドの「アセンションナイロンSTS」に変えてみた。お値段は2万円ほどで、今までのシールのほぼ2倍。果たして、費用対効果はどうだろうか。前日来の雪が10~20センチほど積もり、新雪期特有の眩さを放つ。先行者のトレースはあるが、あえてラッセルに挑む。と言っても、サラサラ雪なので苦しさはない。時折、雪煙が舞うが、基本的には微風の類だろう。但し、放射冷却で気温はかなり低い。フェイスカバーを外すと冷気が一気に入り込んでくる。勿論、アウターなど脱げるはずもない。Co1800近くまで上がると雪庇の奥に黒岳の北面が見えてくる。雪も僅かしかつかない岩壁で、黒岳の違った一面を垣間見る。西に目を転じると、凌雲岳から上川岳への稜線が美しい。凌雲岳の北側に桂月岳が可愛らしく寄り添うが、その北東面は荒涼とした壁となっている。足元には銀世界が広がり、ガスに覆われていたリフトも完全に顔を出している。ロケーションは全く素晴らしい。だが、浅い沢形を越えるあたりから登行ペースが落ちてくる。新雪層の下にクラストした層があり、板がズルズルと滑るのだ。板を雪面に叩きつけクラスト層にトレースを刻む。確かなグリップを確保しながらの登行なので時間がかかる。シールにとっても過酷なシーンで、前季までのそれなら確実に板から外れていただろう。トップ下では板とシールに隙間ができ雪が詰まっているが、びくともしない。先行する登山者も難儀しているようで、遂にシートラに踏み切った。前季までの私を見るような思いだ。前述の登山者はやや尾根寄りに上がるが、私は斜面中央よりにルートをとる。板が思いの外沈んでくれるので安心だ。ただ、傾斜が強いのでキックターンの時などは気を使う。マネキ岩の高さまで上がると、後続の登山者も確認できるが、平日だけにその数は少ない。やや傾斜が緩むと山頂標識も見えてくる。2時間強と、やや時間を要したが、ラストまでスキーを脱ぐことなく登り切ることが出来た。シールの威力に満足しつつ、スキーを脱ぐ。流石に風は強くなるが、それでも10メートルはなさそうだ。眺望は文句のつけようがない。お鉢を囲む高峰群が高さと容を競いつつも、仲良く共存している。黒岳山頂からは、凌雲岳、北鎮岳、北海岳、白雲岳あたりが目立つ。他にも名のある山がそこかしこにあるが、ポコとかコブにしか見えない。これだけのスケールでは個性も没してしまうようだ。その意味では、凌雲岳の右奥に顔を覗かせる愛別岳は、大雪らしからぬ鋭鋒然とした山容故に存在感は抜群だ。監視所の裏で優しい陽射しに身を委ねながらランチタイム。ダラダラと、40分もの大休止となってしまった。下降は、傷つけるのが勿体無いほどの斜面が待ち受けていた。シーズン最初の滑りということもあるが、スピードが怖くて、どうしても腰が引けてしまう。パウダーではあるが、下層のザクザク層があったりなかったりで一様ではない。スムーズさに欠け、転倒を避けるのが精一杯だった。受け入れがたい現実だが、確実に劣化する肉体は技術力の低下をももたらすということだろう。これからは、「これしかできない」ではなく、「これだけできた」というふうにポジティブに考えることにしよう。ラストは基本動作をチェックしながら、ゲレンデをゆっくり滑走する。ゲレンデも閑散としており、リフトの機械音だけが山中に響き渡る。登りもそうだったが、下りのロープウエイも乗客は私一人。申し訳ないような気持ちで山麓駅に降り立つ。
黒岳には12月上旬に訪れることが多いのだが、今回はやや遅めだったこともあり積雪量も多く、下部のブッシュもほとんど気にならなかった。雪質も総じて良く、納得のいくシーズンインとなった。