トップ  自己紹介  マイソアラ  登山トップ  ギャラリー  ブック  BBS モータースポーツ 映画日記 リンク

マイソアラタウンはリンクフリーですが、予告なく閉鎖することがありますのでご了承下さい。

メッセージはこちらまで : uzzso9003@song.ocn.ne.jp

copyrigrt(c)2001~2004 shun1@ikeda All rights reserved

   
登山ポスト  笹原のコース
   
台風の爪痕 Co630付近
   
広場から剣山 笹被るコース
   
‥神の重岩‥   石松安産岩
   
 屏風岩  ‥釈迦涅槃座石
   
樹間に頂上が  頂上風景
   
ガスる芽室岳  剣山 
   
白い濁流跡 GPSトラック
■山行年月
2018.11.11
■天気

■同行者
単独
■山行形態
夏道
■コース:往路/帰路
神社コース
コースタイム
 林道車止 8:10
登山ポスト 8:30
 広場(Co700) 9:05
久山岳 11:10
所要時間  3:00
久山岳 11:30
広場  12:25
登山ポスト  12:50
林道車止 13:10
所要時間 1:40
459.久山岳(北日高/1411.3M)
冬季山行に向けて自信得るも地味で個性に乏しい山故に再訪ないかも
雪の時期が近づいてくると何となくテンションが上がってくる。私としては珍しいことに2週続けて山に向かう。主たる目的は体調チェックと体力の維持なので、近場の山でも充分なのだ。ということで、久山岳に決める。剣山より静かで少しだけ野性的な登山が楽しめそうなところが魅力だ。無雪期は全道登山大会(2009年夏)のサポート要員として登っただけなので、実質的には初めてのようなものである。この山の唯一の悩みどころは、車が何処まで入れるかということだ。全道登山大会の時は十号線から林道に入り、夏道Co620付近まで上がることができたが、今回は、林道入口に立入禁止の看板が立っており、早々に断念する。次に、剣山神社に向かう八号線の西隣の道路に入り、後半はグチャグチャな林道をCo450まで詰める。久山岳登山コースの案内もありここに車をデポする。歩き始めてすぐに丸木橋の架かる久山川支流を渡り林道に出る。進路を南西方向に変え山に向かうが、この林道は酷く痛んでいて、まるで水路のように深く広く洗堀されている。歩行ラインを選びながら上がってゆくと、登山ポストのある広場(Co530)に着く。ここからは久山岳の東斜面基部をトラバースしながら北東尾根を目指す。基本的には笹原に開削されたコースで、幅1メートルほど笹が刈り払われており、全く歩きやすい。だが、Co540付近の枝沢を越える際に、2016年夏の台風の爪痕を目の当たりにし、安閑とした気分は吹き飛んでしまう。上流から下流へ、見渡す限り幅20メートルほどにわたって白い土砂と岩石が覆っている。凄まじい濁流が押し寄せたことは想像に難くない。幅50センチほどの流れは、探さなくては見えないほどで、誰がこの豹変を予測できただろうか‥。Co560で次の枝沢を越えると、進路を真西に転じ左岸沿いに高度を上げてゆく。Co630で「極楽の宮通り交差点」という標識を見る。前述した登山大会時はこの近くまで車が入れたが、今見渡してもその面影が残っている。そこから笹原を一登りすると通称「広場」(Co700)で、宗教団体の標識や石柱がを見ることになる。言わずもがな、ここは信仰の山なのだ。ここまで55分は予定通りだが、登山はここからが本番だ。天気は好天予報にもかかわらず、寒そうな曇り空で、時折、雨粒や雪が落ちてくる。小休止の後、レインウエアの上下を着込みリスタートを切る。コース状況は様変わりし、傾斜が強くなり笹が被ってくる。笹をかき分け、足元で踏み跡を探しながらの登行となる。笹丈は胸程度で辛うじて視界が確保出来るのが救いだ。いつもは煩わしいピンクテープがこの日ばかりは有難い。Co920で右から尾根が合流してくると、尾根形状はより顕著となり、笹薮も幾分優しくなる。北東尾根はCo1150付近で傾斜が緩むが、日高らしい急登が続く。眺望と言えば、東の剣山くらいで新鮮味はない。忍耐の登りとなるが、気を和ませてくれるのが、奇岩や樹木に付けられている名前だ。「母の胎内」「安産岩父の胎内」「極楽鳥森の小鳥」「高王山神の重岩」「石松安産岩」「屏風岩」「カエル岩」「高王山釈迦涅槃座石」「末広の木」‥。命名の是非はともかく、よくぞ付けたりではある。なるほどと唸ったり、噴き出したりで、暫し苦痛から解放される。そう思うこと、信じることで人は救われるのかもしれない。勿論、逆の場合もあるが‥。尾根が斜面に吸収されると肩にかけての急登が始まる。ソールを張り替えたばかりのLOWAの重登山靴のグリップ力に驚きながら、ブッシュを掴み身体を持ち上げる。肩まで上がると、いきなり冷気タップリの西風に晒される。慌ててフードを被りネックカバーを着ける。ようやく、南方向樹間に山頂が見え、灌木を回り込むように進む。朽ちかけた階段を二箇所登り待望の頂上に着く。スタートして3時間は上々の出来だ。ガスと樹々に邪魔されて眺望はスッキリとはいかないが、勝幌から妙敷、伏美、ピパイロへのラインは確認できる。久山岳から見る芽室岳東面はピラミダルで中々いいのだが、生憎、上部はガスの中だ。目を東に転じると、まだら模様に光が差し込む十勝平野と、濁流が流れた跡が山から里へと伸びているのが目を引く。特に、後者は衝撃的な光景だ。薄らと雪が残る頂上はとにかく寒い。遅れている雪も間もなく降るだろう。そそくさとショートランチを摂り下山の途に就く。下りはのんびりと、と思ったが降り始めると止まらない。スリップに注意しながら一気に高度を下げる。広場までの高度差710メートルを1時間弱でクリアする。調子のいい時はこんなものだ。あとはダラダラ45分かけて車まで戻る。崩れそうな空模様だったが、何とか持ちこたえてくれたのは有難い。
トレーニング山行としては所期の目的を達成し、冬季山行に向けて自信を得ることが出来た。肝心の山の印象としては、地味で個性に乏しく、何度も足を運びたくなるような山ではない。日高の山は、尾根の急登が続き「稜線に上がるまで見所がない」と言われるが、その典型例であり、全く日高らしい山というべきだろう。ある意味、玄人向きの山なのかもしれない。