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Vol.12 サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間(WEC第4戦)
★ジャンル レース
★月日 2014年09月18日(金)〜20日(日)
★場所 オースチンサーキット(アメリカ)/ 1周5.513キロメートル
★レースカーデータ@ トヨタTS040HYBRID2014年仕様 7号車
★ドライバー ★予選結果 ★決勝結果
A・ブルツ、S・サラザン、M・コンウエイ 1分50秒363(LMP1 5位 +1.270) 総合6位(155周 2Laps)
★レースカーデータA トヨタTS040HYBRID2014年仕様 8号車
★ドライバー ★予選結果 ★決勝結果
A・デビットソン、N・ラビエール、S・ブエミ 1分49秒093(LMP1 1位) 総合3位(157周+1.03.945)

★思いつくままに感想など‥
WECシリーズは、6月のル・マン24時間以降、3ヶ月間のインターバルを経て後半戦に突入する。第4戦はアメリカ・テキサス州オースチンが舞台である。トヨタは2連勝で迎えたル・マンだったが、7号車は14時間近くトップを快走するも電気系統のトラブルで無念のリタイアとなり、8号車は序盤の大クラッシュでマシーンは大きなダメージを受け優勝戦線から脱落。ピットクルーの懸命な努力により修復され、最終的には3位表彰台を獲得したものの、大きな禍根を残す結果となった。それだけに、第4戦を前にした木下代表(TMG)の言葉には並々ならぬ決意が感じられた。曰く「今季はチャンピオンシップを獲ると固く心に決めた」と。オースチンに持ち込んだのはハイダウンフォース仕様で、速さはシルバーストーンで立証済みである。ただ、7号車は、日本でのレースに参戦(SF)する中島一貴に代わりリザーブドライバーのマイク・コンウエイがハンドルを握る。彼はインディカーシリーズで活躍し、2013年にはWECでもLMP2クラスにG-Drive Racingから参戦している。正直、そのキャリアにそれほどの魅力は感じられず、中島一貴の代役を務められるほどの力量があるとは思えない。秘めたる可能性に期待するといったところだろうか。本題から少し逸れるが、トヨタのドライバー選びには少し疑問を感じている。WECのトップドライバーには日本のレースで活躍する人や出身者が多い。アウディのA・ロッテラーやL・デュバルは代表的存在だが、特に、スーパーGT経験者はWECのような複数カテゴリーによる混走レースには強い。トヨタ系のダライバーだけを見ても大嶋和也や平手晃平、J・ロシター等など、力もありフレッシュなドライバーが沢山いる。にもかかわらず、外国人ドライバー、それも、欧米で活動する人達にしか目を向けていない。そろそろ、視点を変えたドライバー起用を考えるべきだ。さて、予選は、トヨタ8号車が2位に1.190秒もの差をつけてポールを獲得。7号車は5位につけるが、2位から5位までは0.1秒以内にひしめく僅差となった。迎えた決勝レース、トヨタは1周目からワン・ツー体制を築く。1時間弱経過したところで、#8はブエミからラピエール、#7はブルツからコンウエイと交替するが、レース開始90分で激しい雷雨に見舞われる。走行不可能のようなコンディションのもと、トヨタの2台はハイドロプレーニング現象に悩まされ、遂にはコースオフを喫してしまう。#8にいたってはグラベルにつかまり脱出出来なくなる。他にも数台が同様の状態となり、レースは1時間ほど赤旗中断の措置がとられる。SC先導によりレースは再開されたが、#8、#7ともに1周遅れの裁定がなされ、それぞれ4位と7位でリスタートを切る。スプリントレースさながらのWEC。如何に速い車でも残り3時間30分で挽回は不可能で、#8が3位、#7が6位にポジションアップするのが精一杯だった。但し、終盤の#8(S・ブエミ)が、1分50秒台という予選並みのラップタイムを刻み、トップ・アウディと同一ラップまで押し上げたのは特筆すべきだろう。雷雨がなければと悔やまれるが、条件はどの車も一緒である。いつもドライとは限らず、変化するコンディションに的確に対応することが不可欠である。速く走ることは重要だが、コースを逸脱したり、車を壊しては何にもならないのだ。コンウエイは経験値からやむを得ない面もあるが、ラピエールには同情の余地がない。彼は、前述したように、ル・マンの序盤で多重クラッシュの原因を作った張本人であり、同じようなミスを連続して犯したのだ。付け加えると、2013年ル・マンでもコースアウトしタイアバリアに激突し、2012年には富士で2度のコースアウト、バーレーンでも他車接触リタイア等など、実に危ないドライバーなのだ。変化への対応能力=危機管理能力の欠如は明らかだ。レース後の、「悪天候ではアウディは最強。ここのサーキットは我々にはむいていない」という呆れるばかりのコメントはそれを自ら証明したという他ない。ミスを帳消しにするような速さがある訳でもなく、TMGは、契約打ちきり・解雇を断行すべきと思う。彼は、チームオレカでの活動が長く、トヨタのWEC復帰に関わるオレカとの協力関係からトヨタレーシングのドライバーとして起用された訳だが、その実力が明らかになった今、オレカへの義理立てでもないと思う。更に、レース運営という面でも一考の余地がありそうだ。レース映像を見ると、サーキットは正にスケートリンク状態で、マシーンが次から次へとスピンを繰り返している。レースが成立する状況ではなく、安全対策上も問題がある。WECはもっと早い段階で積極的にレースコントーロールすべきだったと思う。さて、レース結果だが、アウディがワン・ツーフィニッシュを決めている。車のポテンシャルでは劣っていても、チーム、ドライバーとも判断は実に的確だった。流石という他ない。ル・マンに続く連勝で、マニュファクチャラーズ選手権でトップに立つとともに、ドライバーズ選手権でも#2(ロッテラー、トレルイユ、ファスラー)が2位に浮上することとなった。何れにしても、ル・マンに引き続き、アウディ優勝の最大の功労者はトヨタのN・ラピエールということで異論はなさそうだ。第5戦はトヨタのホームコース・富士での6時間レース。#7に中島一貴が戻ってくるのは好材料だが、ラピエールがまたまた足を引っ張りそうで、トヨタにアドバンテージはなさそうだ。