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Vol.7 バーレーン6時間(WEC第8戦)
★ジャンル レース
★月日 2013年11月28日(金)〜30日(日)
★場所 バーレーンインターナショナルサーキット(バーレーン)/ 1周5.412キロメートル
★レースカーデータ1@ トヨタTS030HYBRID2013年仕様 8号車
★ドライバー ★予選結果 ★決勝結果
A・デビッドソン、S・サラザン,S・ブエミ 1分42秒781(LMP1 2位) 総合1位(199周)
★レースカーデータA トヨタTS030HYBRID2013年仕様 7号車
★ドライバー ★予選結果 ★決勝結果
A・ブルツ、N・ラビエール、中島一貴 1分42秒449(LMP1 1位) リタイア(64周エンジントラブル)

★思いつくままに感想など‥
2012年シーズンは9月「ラウンド6」として開催されたが、今季は11月末の最終戦としてシリーズに組み込まれた。ワークスタイトルは富士で、ドライバーズタイトルは上海で決定し、興味はトヨタがガチンコ勝負で勝利することが出来るかに移っていた。というか、個人的にはどうしても勝って欲しかった(笑)。最終戦に賭けるトヨタの意気込みは2回の公式練習から発揮され、1回目は7号車が、2回目は8号車がそれぞれトップタイムを刻む。良い流れの中で予選に突入し、7号車がブルツと中島一貴のドライブでポールを獲得。8号車のデビットソンとサラザンがそれに続き、今季初戦のシルバーストーンに続く予選ワンツー体制となる。最高の形で決勝にのぞむトヨタだが、敵はアウディだけではない。バーレーンの暑さと闇を克服することも鍵となる。迎えた決勝レース、フロント・ロウの2台は快調なペースでレースをリードするが、開始1時間辺りでトラフィック処理の間隙をついて8号車がトップに立つ。その後もテール・トゥ・ノーズで周回を重ね、1周ずらして2度目のピットストップを行い、7号車はラピエールからブルツへ、8号車はブエミからサラザンにドライバー交代となる。2台によるトップ争いはその後も続くが、64周を終えたところで突然7号車がストップしてしまう。エンジントラブルに見舞われた7号車はそのままリタイアとなってしまう。1台となってしまった8号車だが、サラザンが充分なマージンを稼ぎデビットソンへとバトンを渡す。デビットソンは2回のステイントでリードを確実なものにし、ラスト80分はブエミがシートに座る。ブエミは安定した走りを見せ、2位のアウディ1号車に1分以上の差をつけ、待望のトップチェッカーを受ける。シリーズ最終戦で掴んだ初勝利(実質)、遅きに失した感は否めないが、全敗で終えるのと、有終の美を飾るのとでは大違いである。先ずは、2014年シーズンに結びつくようなエンディングだったといえるだろう。2013年仕様車の出来が悪く(失敗作)、シリーズ前半はボロ負けが続いた。ハイダウンフォース仕様になって少しギャップが縮まったが、拮抗する走りが出来るようになったのは富士ラウンド辺りからである。TMGのスタッフは速さを取り戻すためにあらゆる努力をしたに違いない。上海とバーレーンでメカニカルトラブルに見舞われているが、おそらく、本来の強さ(耐久性)を速さに振り向けた結果と私はみている。つまり、「速いが壊れやすい」というリスクを背負ってのレースだったのだろう。何とか、格好をつけてシーズンオフに突入するが、美酒に酔っている暇はない。これからはとんでもないハードワークを強いられるからだ。今までのように「開発の遅れ(失敗)→前半ボロ負け→中盤に差が縮小→最終盤に好勝負」というパターンではいつまでたってもチャンピオンになれないし、トヨタが狙う「ル・マン24時間制覇」もありえないからだ。2014年シーズンに向けてはこの悪しき流れを断ち切ることが肝心である。しかし、現実の流れは全く違っているようだ。来季からWECに参戦するポルシェはこの夏にマシーンがロールアウトし、何度もテスト走行を繰り返している。耐久王のポルシェだけにレースカー開発のノウハウは豊富であり、今季までF1トップドライバーのマーク・ウエバーをエースドライバーに迎え、開幕戦から好勝負は必至であろう。チャンピオンチームのアウディは、すでに2度のテスト走行を行い、カーデザインや技術詳細も明らかにされている。こちらも、それなりの熟成が進んでいるとみていいだろう。対するトヨタはどうか。完成しているのは図面だけで車が出来上がるのは来年1月末辺りになりそうらしい。実にのんびりとしたものだが、これでは、どう贔屓目に見ても順調に新車開発が進んでいるとは思えない。言われているTMGのリソース不足が背景にあるとしたら残念なことだ。トヨタ独自のハイブリッドシステムで闘う意義は大きく、投資を消極的になる理由はない。ましてや、ライバル達はとてつもなく手強いのである。トヨタのプライドをかけてのレースということを解するべきだろう。だが‥。2014年シーズンも終盤まで落胆のシーズンとなる公算が大きい。