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Vol.2 トヨタWEC後半戦の闘い方
★ジャンル ニュース
★内容 WECシーリーズ前半戦では苦戦を強いられたトヨタ。後半戦での巻き返しを期待したいところだが、状況は更に厳しさを増しそうだ。オートスポーツwebによれば、今季は全戦2台体制で闘うとしていたが、後半戦は1台体制(7号車)で参戦する、との情報が海外の複数のメディアが伝えているという。その内の一紙、autosport.com(英国)によれば、「これはトヨタ・モータースポーツGmbH(TMG)のリソースの問題で、新たに規定が変わる2014年仕様の開発に力を割かなければならないためだ」としている。
TMGはこのことについてコメントしていないが、今季も当初は1台体制を予定していたというから、最大のレース・ルマンを終え、単に当初のプランに戻したという見方も出来なくはない。ただ、レース戦略上は全く不利となる。昨年のような速さがあればまだしも、今のところそれはないし、リタイヤすればレースはその時点で終わる。PIカテゴリーの選手権(ワークス部門、ドライバー部門)の動向にも直接影響を及ぼすだろう。もっとも、第3戦終了時点でワークスタイトルの行方はほぼアウディで決まり、ドライバーズ部門もアウディ内部の争いで決まりそうなのでトヨタには関係のないことだが‥。レースを主催するWECにしても、最高峰のP1クラスでのアウディ対トヨタのハイブリッド対決は、注目度も高く興行的にも欠くことはできない。2対2のガチンコ対決がいいはずに決まっている。果たして、autosport.comの報じるように、「TMGのリソースの問題」なのだろうか。オートスポーツwebが、「噂」だと前置きして続ける。資金面でトヨタ本体から十分なサポートがされていないと言うのだ。もしそうであれば、TMGの活動が制限されることは必須であろう。
ここからは私見だが、トヨタが重視するのはルマンの勝利で、WECシリーズ全体にはほとんど興味がないのではないかということだ。ルマンがWECに組み込まれてしまったため、規定上、止むなく、シリーズエントリーしている印象を受ける。誤解を恐れず言えば、選手権の行方などどうでもいいのであり、そんなことより、2014年のルマンに勝つためのマシン開発の方が重要ということになる。この辺りに、ルマンは勿論だが、WECシリーズ全体をしっかりと闘いきり、なおかつ、運営への協力も惜しまないアウディとの大きな違いである。耐久レースの世界を長い間支え続けてきたアウディ、その貢献度は高く、BOPを動かす政治力を持つのも当然といえよう。残念ながら、身勝手なトヨタと非難されても仕方がない。それでルマンに勝てる車が造れるのかといえばそうとも限らない。「最小の資本投下で最大の結果を出す」のは企業活動にあっては当然で、レースの世界とて同じである。「デビューウィン」が理想だが、そんな簡単にはいかない。車を造り実験やテスト、トレーニングを繰り返す。実際のレースで走らせ、膨大なデータの取得と解析、改良を重ねる。その場合、レースカーが1台より2台の方が良いに決まっており、資金と時間、マンパワーが必要なのだ。充分なサポートなしでは戦闘力のある車は出来ず、いたずらに時間が経過していくだけのような気がする。トヨタは8年間のF1活動がよほどこたえたのかもしれない。WRCと耐久から撤退してF1に集中したにもかかわらず未勝利に終わり、モータースポーツ活動に対する社内合意は慎重にということだろう。理解のあるトップがいてでもある。いまトヨタに求められているのは、充分なサポートとスピリッツ。これに尽きるといってもいいだろう。
トヨタおよびTMGからの正式コメントを注目したいが、ファンとしては後半戦でもランデブー走行が実現することを期待するばかりである。仮に1台体制で臨むということであれば、私としては8号車を走らせて欲しい。エースカーは7号車だが、ここまでの走りは8号車に比べると精彩を欠いている(7号車C途リC、8号車BCA)。選手権ポイント(ドライバーズ部門)でも上位にあることを考慮すべきだ。
■関連情報@:8日、P1クラスに参戦中のストラッカ・レーシングは、WEC後半戦を欠場すると発表した。ルマンでもプライベーター最上位でフィニッシュしているが、チームは、「2014年に向けたエキサイティングなプログラムのため」だとしている。更に、ル・マンの予選でクラッシュを喫し、HPD ARX-03cのフロントエンドとエンジンカバーのスペアが少なくなっており、リヤエンドのアッセンブリーはもう2つしかパーツがないことも理由にあるという。この結果、P1クラスは、アウディ2台、トヨタ1台、レベリオン1台の計4台となる可能性が濃厚だ。2014年からの新レギュレーションは各チームにとってハードワークを強いるようで、充分な資源を持たないチームは、2013年シーズンを闘いながらの新車開発は困難なのかもしれない。
■関連情報A:26日、WEC参戦中のトヨタレーシングは第4戦サンパウロ(ブラジル)、第5戦オースチン(アメリカ)の参戦体制を発表。先にオートスポーツwebが伝えていた通り、この2戦は8号車TS030HYBRIDのみの参戦となることを明らかにした。理由は、2014年車両の開発にリソースを有効に活用するためとしている。予想通りの発表となったが、意外だったのは8号車の参加で、エースカー7号車は、2014年新型車両の開発テストとシュミレーションに専念するとしている。やはり、アウディに対してトヨタの予算サポートはかなり少ないようだ。レース参加車両を減らすのはいただけないが、8号車の参戦は賢明な判断と思われる。但し、これにより、アウディに対する劣勢は決定的なものとなった。なお、第6戦以降の闘い方については、別途発表するとしている。