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182.チトカニウシ山(北大雪/1446M)
久々の膝上ハードラッセルも登頂成れば心地よい疲労感に変わる
流石にランクル 北見峠周辺には山スキーに適した山が幾つかある。チトカニウシ山、有明山、天狗岳、天塩岳などがその代表格だが、今回は三段・富良野G尾根を一緒に楽しんだ小山さんを誘ってチトカニウシ山・天狗岳スキーツアーをプランニングする。小山さんのリクエストもあり、雪中テント泊付である。例によって、小山さんのランクルに同乗させてもらうが、2人分のスキーやザック、テント類などを余裕で車内に積載できるのは羨ましい。私のRAV4Lも走行22万キロほど。買換えもそう遠くない訳で、次は居住性重視で選びたいものである。三国峠から層雲峡、上川を経て3時間ほどで登山口となる北見峠に着く。峠の駐車場に車を止め、250メートル戻りスキーを履く。ビーコンチェック中の3人パーティに挨拶をして先に歩きだす。
尋常ならぬ積雪 ん、いきなり雪の尋常ならぬ深さを覚える。直ぐに林道に出会うが、早くも膝上ラッセルを強いられる。ほどなく前述のパーティが追い付き、以降、交替でラッセルを担うことになる。電波塔近くまでは林道を行くが、それは尾根の西側斜面に造られており、左手(西側)の沢から吹き上げる雪ですっかり吹きだまっている。林道沿いに立つ電柱は半ばまで埋まっている状況である。これだけ雪が深いと、林道ルートより尾根ルートの方が賢明だったかもしれないと思う。風で雪が飛ばされているからだ。右手に電波塔が見える付近から、林道に別れを告げダイレクトに南西尾根の背に上がる。お天気はまずまずで、右手にチトカニのピークが白く見えている。この辺りは尾根といっても平坦な地形でルート取りに少し注意を要する。私は3度目なので自然と先頭を行くことになるが、ここは、どちらかというと右手(東側)の沢を意識した方が良いようだ。それでもコンパスで方向を確認しながら進んでいくと見覚えのある鞍部で、ここで一息入れる。ここまで1時間、予想より時間を要してしまった。
1258までは上る 尾根の雪の具合によっては時間切れも視野に入れなければならない。とにかく、1258肩までは何としても上がりたい、そんな決意にも似た思いを抱きながらリスタートを切る。尾根形状が次第に顕著になり傾斜も増してくる。後続のパーティが追い付きラッセルを交替してくれる。時には大腿部あたりまでのラッセルで思わず悲鳴が上がる。小山さんも初めてのラッセルだが、さぞかし消耗したことだろう。トレースを辿ることがどれだけ楽か痛感するシーンが続く。先頭の辛さが痛いほどわかるだけに、短めに交替するのがいいのだが、やはり、体力差は如何ともしがたい。強いものは長く、弱いものは短くなってしまう。私などそう力がある訳ではないのだが、皆に迷惑をかけたくない、ラッセル泥棒と呼ばれたくない、という理由からついつい頑張ってしまう。時々、日が差し青い空が広がる。雪面は眩しく輝き、木々の雪化粧は一段と映えだす。疲れが吹き飛ぶ瞬間である。やがて、針葉樹が姿を消し、1258肩が近いことを感じさせてくれる。
即席チームの力 稜線のお天気が気になっていたが、全く問題なさそうで、右には目指すチトカニウシと手前の偽ピークがはっきりと望むことができる。稜線上もラッセルは深く、ペースは上がらない。タイムリミットは13時。偽ピーク下にザックをデポし空身であがり、13時05分にミニモンスターに迎えられピークの人になる。スタートしてから3時間25分で登頂、2人プラス3人の即席チームワークの賜物である。5分ほど滞在の後、ピークを後にする。シールは付けたままで降りていくと、偽ピーク直下で前出パーティといき違う。「あと10分頑張って!」と声をかける。少し雪質が良くなってきたのでシールを外し試滑降(?)しながらデポ地点へ。荷を回収し往路を辿る。コースフラッグが何本も立っているが、これくらいの用心深さが必要だろう。冒頭のビーコンチェックといい、同行のパーティは冬山の基本をしっかりと押さえているようである。私達は、1258肩直下で大休止とする。登頂後だけに、満足感を感じつつのランチタイムである。
奇声を発し滑降 おにぎりとホットティーでお腹を満たした後、いよいよ滑降開始である。ルートとなる尾根はもとより、峠付近もはっきりと遠望でき気象条件に不安はない。問題は雪質だが、新雪でもサラサラパウダーではなく、少し重い。この時期の雪としては普通だが、雪が深いだけスキー操作は思った以上に難しい。それでも楽しいものは基本的に楽しいのである。奇声を発しながら滑り降りると、アッという間にCo950と尾根の鞍部に着く。ごく僅かな登り返し、ノンシール・ヒールフリーで突破を試みるも全く進まない。止む無くシールを着け、電波塔下の林道まで降りる。地形図からは、鞍部からやや西側の沢よりに進み林道の屈曲部分に降りることで登り返しは解消できるようだ。次回は試してみたいと思う。林道で冷やりとする瞬間があった。高く吹きだまった雪の上を下降中に電線の下を横切ったのだが、危うくザックから飛び出しているコースフラッグが電線に接触しそうになったのだ。小山さんに注意され、寸前のところで回避できたが私一人なら危ないところだった。
寒くて寝られず 結局、峠駐車場まで2時間ほども要してしまう。雪の状態もあるのだが、この山の複雑な地形に係る意外な難しさを痛感させられる。そそくさと山スキースタイルを解き、この日のキャンプ地である天狗岳麓の北大雪スキー場に向かう。現地に行って驚いたのは沢山のスキー客でにぎわっていたことだ。4月の土日だけ営業という記憶があったがそうではないらしい。ガランとした第2駐車場の隅にテントを設営。小山さんが用意してくれたバーべキュー&ビールで夕食を済ませ早めにシュラフに潜り込む。それにしても、モンベルのDownHugger#1は寒い!。もう少し耐寒性・保温性に優れたものが欲しい。おかげで、浅い眠りのまま朝を迎えることになる。
■山行年月
2009.02.28(土)
■天気
晴/曇
■同行者
小山さん
■山行形態
山スキー
■コース:往路/帰路
北見峠
コースタイム
自宅午前5時45分出発
地点分岐等 時間
峠駐車場 9:35
Co1258 12:25
チトカニウシ山 13:10
所要時間 3:35
チトカニウシ山 13:15
Co1258 13:30
13:55
峠駐車場 15:20
所要時間 2:05
BC午後4時15分到着
950から本峰 尾根から峠方向
ハードラッセル 雪化粧の中‥
1258から本峰 本峰直下
埋もれる三角点 GPSトラック