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168.熊見山(北日高/1175M)・労山熊見山(北日高/1327.9M)
「熊見」繋がりの日勝峠お気軽トライアングルは中々楽しいルート
 日勝峠周辺はどこも山スキー適地で、アプローチも良く気軽にバックカントリーを楽しめる山域である。私自身何度も足を運んでいるが、地形図に標記されている熊見山(1175M)は不思議なことに未踏だった。今回は、S字シェルター駐車帯を起点に、熊見山→労山熊見山→ほづゲレンデと一周するプランである。
 予報は悪くないのだが、山が近づくにつれ天気は下降気味となり、峠では雪となってしまった。他の山なら間違いなく引き返したところだが、日勝峠なら何とかなるだろうという安易さである。駐車帯でそそくさと準備し即歩き出す。先ずは、北東方向の熊見山に向かう。右手の浅い沢に沿って進み、適当なとこらからスノーブリッジを渡って対岸の斜面に取付く。湿った重い雪が降る中、針葉樹の疎林を上がっていくと、樹木の無い緩斜面が大きく広がっている。こんな快適斜面を目にすると、下降もこのルートでと思ってしまう。緩斜面の上は植生が低木帯へと変化する。風も強くなり、雪面もクラストしてくる。煩わしいブッシュにてこずりながらも順調に高度を上げていく。ほどなく、ピークのやや南の稜線に飛び出す。風も一段と強く視界もあまり良くない。雪庇に注意しながら、全く殺風景なピークに立つ。
さて、ここからどうするか。往路を滑り降りるのも魅力的だがあまりにあっけない。予定通り労山熊見に向かうことにする。コルまでは高度差50メートルほどの下りとなるがシールは付けたままだ。最も、滑りを楽しめるシーンもない。労山熊見の上りにかかると低木も疎らになり目印になるものがなくなってくる。視界は30メートルほどだろうか。真白な中を進んでいくと方向感覚が麻痺してくる。右側は雪庇が発達しているので極力左寄りにルートをとる。勿論、GPSとコンパスを使い予定ルートを維持する。救いは、ラッセルがほとんどないということだ。最近にない快ペース(笑)で労山熊見につく。天気は回復の兆しもなく、長居は全く無用である。往路を少し下り、ダケカンバの横でシールを外す。本当ならここから左手の沢形に突入するのだが、とにかく視界がなく、雪面のアンジュレーションが掴めないのだ。稜線を左に見ながら、ルートをやや右手にとる。この辺り、自分の方向感覚とコンパスの指示にズレが出てくる。当然ながらコンパスが正しく、人間のそれはやはりアバウトである。樹林帯まで降りるようやく風雪は弱まり、視界も200メートル位まで回復する。自信はあったものの、ホワイトアウトを抜け出し流石にホット安堵の胸をなでおろす。後は滑るだけ。休みもとらずスキーにゴーサインを出す。だが、気温が高くて雪が重いため、サラサラパウダーほどスピードは出ない。それでも、スキーが潜って足がとられる事はないのは嬉しい。3月半ば、滑れるだけでも感謝しなければならない、と自分に言い聞かせる。適度に柔らかく、大きくうねる雪面に対応して、膝や腰を使ってバランスをとり、荷重と抜重を繰返す。圧雪されたゲレンデでは味わえない快感である。気分良く滑り降りるとそこにはもうシェルターが横たわり、お気軽トライアングルもエンディングを迎える。ここまで、スタートしてから3時間弱。雪と天気にさえ恵まれれば本当に楽しいルートである。
 今季は積雪量も少なく、3月に入ってからは気温も平年より高い日が続いている。山スキーも例年ほどは楽しめないかもしれない。何となく寂しい気持を抱きながら、少しだけ明るくなった峠を後にする。
■山行年月
2008.03.11(火)
■天気
■同行者
単独
■山行形態
山スキー
■コース:往路/帰路
熊見山西斜面
ほづゲレンデ
コースタイム
自宅午前8時15分出発
地点分岐等 時間
シェル駐車帯 10:15
熊見山 11:00
労山熊見山 12:10
シェル駐車帯 12:50
所要時間 2:35
総所要時間 2:35
自宅午後2時55分到着
入山口付近 熊見山西斜面
熊見山頂上 労山熊見へ出発
労山熊見頂上 ほづゲレンデ@
ほづゲレンデA トラックログ