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166.帯広岳(北日高/1089.0M)
低山となめてかかって直下であえなくダウン、時間切れの顛末記
 帯広岳はピパイロ岳から東に派生する支稜の東端に位置する山である。十勝の中核都市「帯広」の名を冠してはいるものの、夏道(登山道)もなく一般的にはほとんど馴染みのない山といえるだろう。天邪鬼ゆえに、そんな山だからこそ積雪期に登ってみよう気になったものである。
 上美生から伏美岳へ向かう道路を7キロほど入り、地形図317標高点が登山口となる。帯広岳頂上との獲得標高が800メートル弱、4時間もあればピークに立てるだろうとの、いつものアバウトプランである。8時過ぎに317標高点を出発。ルートとなるペンケナイ林道にはスノーシューの跡がありその上を歩く時はラッセル不要だが、少しでも外れると20センチほどのラッセルとなる。林道は直ぐに屈曲しペンケ川を渡ると分岐となり、左をとれば山裾を巻いて帯広岳北面に行き着く。一方、右は緩やかに高度を上げながら北西尾根に伸びている。前者は、取付まで奥が深いのと林道の起伏がいやらしい(復路の登り返しが大変)ので後者を選択する。そこからはスノーシューのトレースもなく30センチほどのラッセルが続く。噴出す汗、重い雪質のためかなり消耗してしまう。林道はCo460で北西尾根を横断するので、その背から尾根に取付く。木立が密集しブッシュが煩い雑木林だが、尾根幅は広く傾斜も暫くは緩やかである。尾根筋が明瞭になるに従い西風に晒されるようになる。波のようにうねりクラストした雪面には、時折「ドサッ」と音を立てて亀裂が走る。雪崩の心配はない地形ながら気持のいいものではない。逃げるようにその場を離れる。尾根上には造材道がそこかしこに伸びており、それを利用して高度を稼ぐ手もあるが、当然ながら行先がハッキリしない。確かなそれだけを選択し上がって行く。振り返ると、北側に剣山を望むことが出来るが、尾根上からの眺望は高度が上がっても目新しいものはない。それにしてもペースが上がらない。針葉樹に包まれたピークがいつまでたっても遠いままだ。ラッセルも浅くルートとりもさほど難しくはない。勿論、バテテいるわけでもない。となると、問題はモチベーションで、低山だからとなめきって臨んだのが悪かったようだ。沢を挟んで対峙する東隣の尾根がようやく目線の高さになる。13時近くなってピークまで1時間弱の所まで漕ぎつけたものの、16時までには下山しなければならない予定が入ってる。復路も山スキーのアドバンテージを発揮できるのは林道くらいで、尾根は苦戦しそうだ。往復60分ほどだろうが、無理は禁物だ。結局、13時20分Co1010から撤退する。5時間10分も歩いて700メートルしか上がれないとは、我ながら何とも情けない。
 復路も予想通り楽な下降ではなかった。尾根の背をベースにした往路ルートは雪質が良くないので、出来るだけ東側・沢寄りのルートをとる。風の影響が少ない分だけ雪質はいい。滑降スタイルはいつものとおり、斜滑降・山回りターンとボーゲンを組み合わせである。しかし、2箇所ほど登り返しがあり、シールの着脱を繰返す。雪温が低いとも思えないが、糊のつきが良くない。念のためショートバンドでスキーに固定しなんとか登りきる。流石に林道まで降りてしまえばある程度苦痛からは開放される。振り返ると、青空の中に帯広岳が見える。心なしか高く感じるが気のせいだろうか。何度も足を運びたくなる山ではないが、登頂できなかったのはいかにも残念でならない。捲土重来を誓ったのは言うまでもない。ただ、ルートとしては、今回のそれはあまり魅力的ではない。前述した林道分岐を(スタートして直ぐの分岐)を左に入り、ダイレクトに北面に取付くというものである。時期的には4月中旬以降となりそうなので、林道も少しは開いているだろうという目算である。
■山行年月
2008.02.15(金)
■天気
■同行者
単独
■山行形態
山スキー
■コース:往路/帰路
北西尾根
コースタイム
自宅午前6時35分出発
地点分岐等 時間
Co317p 8:10
尾根取付 9:35
撤退Co1010p 13:20
所要時間 5:10
撤退Co1010p 13:30
尾根取付 14:50
Co317p 15:50
所要時間 2:20
総所要時間 7:30
自宅午後5時15分到着
317から帯広岳 ペンケナイ林道
雪は重く深い 兎か狐か‥
一筋のトレース 剣山南面
帯広岳北面 綺麗な雑木林
突然造材道が‥ GPSトラック