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149.三段山(十勝/1748M)
激パウの雪質と豊かなスロープ、「山スキーの聖地」に偽りなし
 2日目は帰路のドライブもあるので比較的易しい三段山に向かう。とは言っても、過去2度訪れているが、二段下と三段下でいずれも敗退している。原因は悪天のためだったが、積雪期だけに甘く見ているととんでもないしっぺ返しを受けることになる。果たして、今回はどうなるか‥。
 テントを撤収、午前7時過ぎに白銀荘に着く。天気は前日よりは良くないが、小雪がパラつく程度で問題はなさそうだ。スノーシューで登る登山者に続いてスタートする。この人は無雪期に一度来ているが、積雪期は初めてとのこと。それにしても、地図も持たずに来るとは他人事ながら心配になってしまう。先ずは、樹木の無い幅広いスロープを、前十勝を見ながら上がっていく。傾斜は緩く、トレースも高速道路並み(?)にあり、よほどの降雪・吹雪でもない限り消えそうにもない。一段目下で合流する南西コースを右に見ながら喘ぎ喘ぎ登る。一段目上から二段目下の間は短いが、素晴らしい針葉樹の林で、前日の富良野岳同様にたっぷり雪を付けたエゾマツがさながらモンスターと化している。二段目までまで上がるとピークが見えてくる。しかし、ここからが近いようで遠い。平坦で樹木の無い地形であり、視界がとれない時は本当にいやらしい。東側は壁となって急激に東の谷に落ち込んでいるので、転落や雪崩の不安もあるのだ。右手は尾根を外れると樹林帯が広がるが、樹木が疎らなところが南西コースで、二段目上から伸びている。単調な登高を紛らわしてくれるのが左手の景観で、前十勝が荒々しい岩肌を見せ、その奥には白煙上げる62U-火口と十勝岳である。自然の躍動感といったものを感じる。前十勝の西斜面も格好のスキーエリアのようだが、上部はやはりクラストしているように見える。前日登った富良野岳はガスの中で、逆でなくて良かったと思う。
三段目まで上がると、二段目を後続の登山者が上がってきた。日曜日でまずまずのお天気となれば賑わうのも当然だろう。浅い沢形の廊下を上り、頂上への急斜面に取り付く。ここはジグを切るが、クラストしており注意しながらの登高となる。スキーデポも視野にあったが、その必要まではないようだ。やがて、ピークから200メートルほど西側の尾根に出て、スノーシュー登山者に追いつく。南側は垂直に切れ落ち、安政火口が大きな口を開けている。狭く緩やかな尾根をやや左寄りに上がり、白銀荘から2時間30分ほどでピークに達する。周囲は薄いガスに包まれ眺望は良くないが、上ホロカメットク山やOP尾根などはボンヤリと見えている。スゴ味のある山容に鋭い岩肌。この山域は登攀ルートの宝庫としても人気が高いが、荒涼とした世界は私的にはあまり趣味ではない。ともあれ、ピークに立つことが出来た喜びは大きい。「3度目の正直」とはよく言ったものである。前述のスノーシューの登山者などは1回目での登頂であり、運の良いときはこんなもんだと思う。
 来し方向を見ると、ツアーの一団らしきグループが廊下付近まで上がってきている。長居は無用とばかりに、ややピークよりの僅かに窪んだ斜面を滑り降りる。少しクラストしているが、想像以上に雪の状態はよい。ツアーの一団の目の前を滑っていく訳で、無様な格好など見せられない。転倒せず通過できてホッ!とする。直下からは深雪・パウダーで、気分良く思い通りのシュプールを描く。とにかく、スキーの滑りが違うのだ。フラットな斜面でもスピードが落ちない。注意するのは、東の沢へ入り込まないようにすることだけ。残念ながら、足腰の筋力が弱く、下まで一気にという訳にはいかず、途中で何度か小休止をとる。恒常的なトレーニングの必要性は理解しつつも、そこまでして筋力アップを図りたいとも思わない。このあたりが、私のイイカゲンなところだ。二段目から樹林帯を抜けると、登山口の白銀荘が視界に入ってくる。一段目の右斜面を滑り降り、ピークから30分で登山口に戻る。
 この三段山は「山スキーの聖地」と言われるが、スロープの長さと広さ、そして何より抜群の雪質から「なるほど」と納得したものである。下山後は、白銀荘で温泉を楽しみ、心地よい疲労感に包まれながら12時前には帰路につく。
■山行年月
2007.01.28(日)
■天気
■同行者
単独
■山行形態
山スキー
■コース(往路/帰路)
白銀荘
コースタイム
午前7時吹上温泉出発
地点分岐等 時間
白銀荘 7:30
二段目上 8:20
廊下 9:10
頂上 9:50
所要時間 2:20
頂上 10:00
二段目上 10:20
白銀荘 10:30
所要時間 :30
総所要時間 2:50
自宅午後4時05分到着
広い緩斜面 一段目全景
一段下から南西C 登山口方向
エゾマツの森 二段目全景
前十勝 二段目から頂上
山頂標識 上ホロカメットク山
ツアーの一団 登山口の白銀荘