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コースタイム
自宅午前6時30分出発
地点分岐等 時間
日勝峠七合目P 9:00
尾根取付 10:10
10:25
双珠別岳 12:05
所要時間 3:05
双珠別岳 12:15
尾根取付 12:55
13:25
日勝峠七合目P 13:45
所要時間 1:30
総所要時間 4:35
自宅午後3時40分到着
126.双珠別岳(北部日高/1389M)
眺望は得れずとも南西尾根東斜面は美味しい美味しいパウダースノー
 双珠別岳はいままで2回ほど労山熊見山経由でチャレンジしたことがあった。いずれも稜線上が荒天だったのと、私の意志の弱さゆえに労山熊見山から撤退している訳で、「3度目の正直」となるか、はたまた「2度あることは3度ある」となるのか、アバウトな単独山行の結末やいかに‥。
 今回は前2回の反省を踏まえ、2つのルートを考えてみた。つまり、日高の稜線上の荒天はこの時期常識であり、その場合は南西尾根を利用し、好天であればシェルター側から労山熊見に上がり稜線を辿るというものである。ポイントとなるのはお天気だが、予想通り山は灰色のカーテンに包まれており、即座に前者の南西尾根ルートを選択する。登山口となる日勝峠日高側七合目付近の駐車帯(日勝トンネルから約5.4キロ)に車を止めるが、辺りは風が強く時おり粉雪も舞っている。勿論、周囲の山々も姿を見せてはくれない。ここでまたもや私の意志の弱さが出てしまう。行こうか行くまいか、30分近くも逡巡した挙句、ようやく出発する。日高側に少し下がると目指す林道だが、面倒なので国道を横断し樹林帯に入る。僅かだが、ショーカットし林道に出る。トレースはないが、ラッセルというほどのシンドさもない。風もなく時おり陽も射すほどの穏やかさである。どこから尾根に取付くかを考えながら、暫くは緩やかな登りが続く。と、突然に立派なガードレールが目の前に現れ驚かされる。入山口から2.4キロほど、Co970付近から尾根に取付く。もう少し、林道を詰めてもいいのだが、単調な林道歩きは楽だが面白みには欠ける。この付近は比較的なだらかな斜面で、一登りすると再び林道に出合う。コンパスとGPSを駆使し、現在地を確認しながらほほ頂上への直進ルートを辿る。流石に林道よりは雪深く、本格的なラッセルとなるが、雪質が良いためさほど苦にはならない。うるさいブッシュ類もほとんどなく、雪化粧した針葉樹の巨木の中を行く。高度を上げるにつれ、樹木の密度は疎となり、パウダー斜面が広がってくる。所々にコーステープを付けながらの登高となるが、Co1250位からはハイマツ帯となり、ゴウゴウと風も強まってくる。左手直上は尾根筋で、僅かだが雪庇も張出している。強い風雪を回避するべく頂上直下まで尾根直下を行く。東側には沢を挟んで対峙する稜線Co1275pから派生する尾根が見え隠れしている。中継塔も見えるが、視界不良時には役に立ちそうである。労山熊見山へと続く稜線も薄っすらと見えるが、地形図のイメージよりもたおやかなのが印象的である。やがて前方に丘といった趣の高みが見えてきた。尾根上に上がると風が一段と強まる。ふと、足下に目をやると幅広トレースがある。どうやら、スノーモービルの踏跡らしい。風上にやや身体を傾けながらクラスト斜面を上がりきると、その奥に本当のピークがあった。広い山頂で標識も何もない。とにかく強烈な風でそれを凌ぐ場所もない、頬が冷たいというより痛いという表現がピッタリくるくらいである。加えて、ほとんど眺望も得られない。適当に写真を撮り、そそくさと下降する。とりあえず、シールを付けたまま尾根直下まで逃げ降りる。
 シールを外し、美味しいパウダーを味わいながら滑降する。往路のトレースが残っており、それを軸にしながらターンを繰り返す。傾斜が緩い分だけスピードは出ないが、私のような山スキー初心者には丁度いいようだ。尾根取付き地点まで降り昼食タイムとする。あくまで白い雪、温かな陽射し、雪を付けた樹木‥。丁度、南側の沙流岳も端正な山容を見せており、雰囲気は実にいい。駐車帯で危うく日和るところだっただけに、「登って良かった」との思いを噛み締める。紅茶におにぎりといささかミスマッチではあるが、これもまた良しで、とにかく暖かいものが腹に入るのが嬉しい。林道は僅かな傾斜しかなく、滑りを楽しむという訳にはいかなかったが、登りに比べれば圧倒的に速く、20分ほどで国道側の駐車帯に戻ることが出来た。
 双珠別岳は過去の敗退もあり、この南西尾根ルートといえどもそれなりの厳しさがあると思って臨んだのだが、意に反してあっけない山行となった。今度は、好天という条件付だが、北西の狩振岳まで足を伸ばしてみたいと思う。
ちなみに、ネットを見ていて分ったことだが、この双珠別岳は「登山界」のそれといわれ、西寄りの、ウエンザル川出合の北側に位置する1347.2メートル峰が「林業界」の双珠別岳と呼ばれているそうである。この山も中々鋭角的な山で、前年、沙流岳から西望して形のよいピークがあったことを記憶しているが、その山であった。遡行できる沢もあるので、こちらは無雪期のお楽しみとしよう。
 
■山行年月
2006.1.25(水)
■天気
雪のち曇
■同行者
単独
■山行形態
積雪期登山
■コース(往路/帰路)
南西尾根
静かな林道 ガードレール
尾根取付地点 見事な雪化粧
パウダー斜面@ パウダー斜面A
隣尾根の中継塔 Sモービル踏跡
頂上風景 ハイマツ斜面
シュープール 沙流岳遠望