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コースタイム(1日目)
自宅(池田)午前7時発
地点分岐等 時間
除雪終点 8:40
芽室小屋 10:55
11:30
BC(Co955p) 13:25
所要時間 4:45
124.芽室岳(北部日高/1753.7M)
重い荷と厳しい寒さ克服し寒風吹きすさぶ北日高の主稜線に立ちました
【@除雪終点→芽室小屋→BC(Co955p)】
 2006年の正月山行も懲りずに芽室岳となった。昨年(途中撤退)のリベンジということになる訳だが、日高で1泊2日で上がれる山となるとこの山に落ち着いてしまうのも事実である。セオリーは小屋泊ピストンだが、この時期は日も短く、午後からの荒天が常であることを考えて、尾根上のテント泊とした。余裕を持って午前中に頂上に立てるはずなのだが‥。
 1日目、円山牧場近くの除雪終点を出発するも、20メートルほどの吹溜りを過ぎると暫くは道路上に雪がない。僅かな雪を選んでスキーを進める。円山展望台入口から積雪があるが、明確なトレースがあるのでそれを使わせていただく。樹間から白いパンケヌーシ(芽室岳西峰)が見え隠れするが、翌日にとっておきたいような天気ではある。2時間少々で小屋に着く。予定より少し早いことに安堵しつつ昼食とする。ついでに、靴擦れっぽいので念入りにテーピングする。小屋には山頂ピストン組がいるようで荷がデポしてあった。「やっぱりこれが普通だよなあ〜」などと思いながら小屋を後にする。細橋(?)を渉り平たい尾根に取り付く。平坦な林道とは違い、傾斜が加わると25キロほどの荷がズシリと肩に食い込む。有り難いことにトレースがあるのでラッセルの必要はないが、超スローペースを余儀なくされる。当初は14時まで登高を続ける予定だったが、とても耐えられそうにもないし、重い荷を背負って密集した樹林帯を下ってくるのも大変そうに思えたので比較的平坦なCo955でテントを張ることにする。小屋から2時間弱、1時間150メートルほどの登高ペースは苦しさを物語っている。雪を踏み固めテントを立てるが、2人用のライペン(AIR RAIZ2)が意外と広いのに驚く。1時間ほどでテント設営を完了。ヤレヤレと思っていると単独の女性が下山してきた。挨拶の後、上の様子などを聞き翌日の参考にする。何もすることがなくジッとしていると強烈な寒さが襲ってくる。暖を取がてら餅を焼いたり、雪を溶かしコーヒーやお茶を流し込む。腹の中からじわ〜っと暖かさが広がってくる。日没と共に早い夜が山にやってくる。そそくさと夕食を済ませ、娘達に状況をメールで報告をすると「安全第一でね」との返信が。この時ばかりは携帯の便利さに脱帽である。外に出てみると空には星が輝いているが、粉雪も同時に舞っている。天気は何とか持ちそうだ、との思いを強くし寝袋に入る。
【ABC(Co955p)→稜線1690コブ→芽室岳→BC】
 2日目、午前4時に起床。テント内が全て凍った感じである。とりあえず湯を沸かし朝食を摂る。星空ではあるが依然として粉雪が舞い風もある。やはり天気は午前中が勝負のようで、日の出前に出発することにする。サブザックに荷を移し準備を整える。あたりが白んできたので6時30分にBCを出発する。1時間も登ると東の尾根から太陽が顔を出す。前方には1690コブが、左に目を転じると目指す芽室岳が見える。視界はまずまずだが風が強いのが気にかかる。緩い傾斜がCo1400付近までつづくが、そこを過ぎ1690コブへの登りは辛かった。トレースはないがラッセルというほどのものでもない。少々シャリバテ気味だったように思う。ジグを切リ上がっていくと雪庇が発達し尾根が細くなっている場所があった。スキーで上がれなくもないがややキツイ。左手の沢方向へ逃げる手もあるが何となくイヤラシイ。稜線は目の前なのでここにスキーをデポしツボ足に切り替える。この頃になると、風は勿論、視界も安定せず、偽ピークすら見えなくなったりする。膝上まで雪に埋まりながら歩を進めると待望の1690コブである。スキーデポ地から高度差20メートルを20分も要したことになる。小休止の後、稜線を本峰にむけて歩き出す。とにかく強烈な風で、うかうかしていると飛ばされそうになるくらいだ。歩きにくい兼用靴、踏み抜いたりクラスしていたりする雪面、悪化する視界と時折混じる雪。早立ちして正解だったことを痛感する。念のためにと、所々にコースフラッグを立てていく。手前の偽ピークまで上がると本峰は指呼の距離。BCから4時間15分、やや南側から待望の頂上に立つ。この時期にようやく上がれたとの思いを強くする。強風のため長居は出来ない。証拠写真を数カット撮り下山の途につく。実のところ、デジカメが寒さで使い物にならなくて、バッテリーを体温で暖めて使用するといった有様だった。故に、山頂の数カットは貴重なのである。
 1690コブまでは強風にまともに立向かうが、肝心のゴーグルが凍って使い物にならない。足下を誤る訳にはいかないので、ゴーグル無しで歩く。踏み抜きそうなところはハイマツの上を歩いたりもした。コースフラッグを回収し1690コブから稜線に別れを告げる。スキーデポ地からは、やや沢寄りのコースをとりつつ下降するが、楽しめたのは一瞬で、尾根上に戻ると密集した樹林と安定しない雪質、波打つ雪面に苦しめられる。それでもスキーは圧倒的に速く、1時間30分ほどでBCに舞い戻ることが出来た。
【BBC(Co955p)→芽室小屋→除雪終点】
 昼食の後、テントをたたみ14時にBCから下降を開始する。予想したとおり、重い荷はスキー操作を極めて困難なものにする。ギルランデの連続であくまで慎重な滑り(?)である。転倒したら起き上がるのに相当なエネルギーを要するし、ましてや、事故ったりするとどうしようもないのだから。が、もうすぐ小屋という所でやってしまった。張り詰めていた糸がプツンと切れてしまった感じだ。苦笑しながらザックのベルトを外す。身一つで起き上がるのもシンドイくらいだ。小屋からの帰りの林道はとにかくラクチンだった。極僅かな傾斜なのだが、滑ること滑ること。1時間弱で除雪終点に着いてしまった。
 振り返ると山は完璧にガスの中。芽室岳の山頂も強烈な風と雪が舞っていることだろう。私的には、厳冬期の芽室岳は目標にしてきた山であり、テント担いで単独で上がれたのは満足と言うほかない。もしかしたら、亡妻が登らせてくれたのかもしれない、そんなことを思いつつ帰路につく。
 
■山行年月
2006.1.8(日)
   1.9(月)
■天気
1.8/晴
1.9/晴のち曇
■同行者
単独
■山行形態
積雪期登山
■コース(往路/帰路)
芽室川北尾根
芽室岳と白い西峰 外張姿のライペン
テント内から外 餅焼きの最中
緩やかな尾根 前方左に芽室岳が
コブから偽ピーク コブから尾根方向
山頂全景 山頂プレート
コースタイム(2日目)
地点分岐等 時間
BC(Co955p) 6:30
稜線1690コブ 10:00
10:10
芽室岳 10:45
11:00
稜線1690コブ 11:30
BC(Co955p) 12:25
14:00
芽室小屋 14:40
14:55
除雪終点 15:50
所要時間 9:20
総所要時間 14:05
自宅(池田)午後6時発