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コースタイム
前夜除雪終点車中泊
地点分岐等 時間
林道除雪終点 4:35
奥十勝橋 6:00
第6支線林道分岐 7:35
Co852p 8:10
8:40
Co1325p 10:35
下ホロカメットク山 12:00
所要時間 7:25
下ホロカメットク山 12:30
Co1325p 12:45
Co852p 13:20
13:50
第6支線林道分岐 14:00
奥十勝橋 14:45
林道除雪終点 15:50
所要時間 3:20
総所要時間 10:45
20時00分自宅到着
121.下ホロカメットク山(十勝連峰/1658.1M)
往復20キロの林道歩きに耐え奥深き下ホロカメットク山のピークに立つ
 十勝連峰や大雪連峰、そして北日高の山々に登るたびに気になっていた山が下ホロカメットク山である。円錐形で端正な山容は、支稜末端に位置しながらも独特の存在感をこの山に与えている。但し、前述したとおり支稜末端に位置しているために登山の対象として考えた場合、条件は厳しい部類に属する。当然ながら夏道などなく沢遡行に適する川もない。勿論、上ホロカメットク山から南東に伸びる支稜を辿る方法もあるが、無雪期では困難を極めるものと思われる。雪を利用してピークに達するというのが最も容易である。この場合、富良野側から原始ヶ原を辿るコース、上ホロから支稜を辿るコース、そして、十勝側からシ−トカチ林道を辿るコースが考えられる。今回は、最もポピュラーと思われる十勝側からアプローチすることとした。
 ポイントはシートカチ林道が何処まで入れるかだが、今年は雪が多いので悲観的にならざるを得ない。前夜、曙橋からシートカチ林道に入る。殿狩橋までは何の問題もない。「もしかすると‥」との期待も殿狩端から2キロ、渡川施設のところで潰えてしまう。ここで車中泊、翌日の行動に備える。
 尾根の取付きまでの林道歩きは約10キロ。無理せず1泊2日の山行プランとする。出発日の天気はいいが翌日はパッとしない。1日目に登頂し麓でテント泊というのがベターと判断。重い縦走装備に身を包み4時30分過ぎに林道を歩き始める。除雪終点の雪山を越えるとポン十勝川出合までは道路が出ている。大型の四駆なら出合まで入れるかもしれない。ここから林道は雪の下、積雪は50センチほどはあるようだ。ノンシールヒールフリーで歩き出すが、雪が硬くて歩きにくい。シール歩行に切り替えるもバタバタという衝撃が足に辛い。ツボ足でスキー牽引も試みるが長続きせず。奥十勝橋を過ぎた付近から再びシール歩行に戻す。先行する単独者の背中がどんどん小さくなる。重い荷にヘロヘロになりながらも、時折、下ホロや境山、十勝連峰にトムラウシなどが見え心が和む。3時間でシートカチ第6支線林道分岐(Co774p)に着く。ここからは正面左に下ホロを望みながら、BC適地を探しつつの登高となる。結局、Co852pまで上がり、ここをBCとする。小休止の後、アタックザックに荷を移し勇躍下ホロを目指す。林道を道なりに進み、Co890pで林道と別れ樹林帯に入る。西進し小尾根を上がる。地形図から抱くイメージよりも広尾根で視界不良時などは注意が必要だ。GPSとコンパス、地形図を併用しつつ、Co1100p付近から南方向に進路をとる。東尾根Co1325p(地形図Co1285pの直上)まで上がると、目の前には頂上までの大斜面が広がり、十勝連峰や東大雪の名だたる山々を一望できるようになる。風も強く晴れたり曇ったりの天気だが、急変することはなさそうだ。ザラメ質の雪面を快調に上がっていく。前年同時期に上がったオプタテシケ山が一際高く見える。辛いが楽しかった山行を思い出す。Co1600p付近、雪面が途切れるところでスキーをデポ。ツボ足でハイマツを乗越え直下雪面まで出るが、ここの雪は柔らかく膝まで踏み抜いてしまう。最後に苦行が待っていた感じで、やや北側のハイマツ際まで逃げ込み、枝に掴りながらようやく頂上の人となる。
テントも張れないような狭い山頂は雪もほとんどなく三角点標識もしっかり出ている。下ホロカメットク山そのものも魅力的な山だが、ここからの眺望もまた得難いものがある。西側眼下には原始ヶ原が広がり、トウヤウスベ山と大麓山が丘陵地のように並んでいる。右に目を転じると、南西に前富良野を従えた富良野岳が白く高く聳えている。そして、上ホロカメットク山から派生する支稜も大きな山塊である。北隣の境山は肩からピークまでが遠そうだ。盟主十勝岳や美瑛岳は上部に雲を抱えているがオプタテはスッキリ見える。トムラウシ、石狩連峰、ニペソツ、丸山‥、奥深い下ホロならではの大眺望であろう。「ようやくこれた」という思いを強くする。
30分ほどの休憩の後、下山を開始する。スキーデポ地点まで戻り、そこからはCo1325pまで一気に滑り降りる。辛かった登りが嘘のように気分良くシュプールを描く。時間が許せば登り返し何本か楽しみたいくらいである。Co1325pからは往路を、コースサインを回収しながらの下降である。樹林帯といっても疎林で滑りも楽しめる。1時間弱で荷デポ地のCo852pに到着。のんびりテント設営でもする予定だったが、雲行きが急に怪しくなり雨もぱらついてきた。翌日も天気はぐずつくらしい。晴確実なら境山という欲張りプランもあるが、それも厳しい。翌日帰るためだけのテント泊というのも何となく寂しい。時間的にも充分に余裕があるので今日中に下山することを決める。予備の水を棄て幾分軽くなったザックを背に帰路に着く。硬かった雪面はグサグサとなりスキーの滑りは良くないが、極緩やかな下りが続く林道、往路に比べれば天と地の差がある。そんな訳で林道除雪終点まで2時間で戻ることができた。ヤレヤレと思っていると、前述した単独登山者が戻ってきた。聞けば、隣の境山へ行ったのだという。「遠くて途中から帰ろうと思った」ほどシンドかったというが、肩から1時間も奥のピークまで行ってきたというのだからスゴイ!。力と意欲の差を実感するばかりである。
 それでも、私的には最も気になっていた下ホロカメットク山に上がることが出来、満足感で満たされていた。加えて、除雪終点からアタック起点までの往復約20キロ、それも20キロ超のザックを背負っての林道歩きに耐え、日帰りできたというのは体力的には大きな自信となった。トヨニ岳での膝痛再発=途中撤退の後だけに尚更である。北東尾根からのエサオマンはまだ間に合うかな、そんなことを思いつつ「くったり温泉」に向かう。
■山行年月
2005.05.03(火)
■天気
晴/曇
■同行者
単独
■山行形態
積雪期登山
■コース(往路/帰路)
シ−トカチ林道東尾根
20KのザックとSKI 林道から下ホロ
林道から境山 第6支線林道から
1325pから頂上 東尾根から北望
下ホロ東大斜面 直下から北望
頂上から東斜面 三角点標識
境山と支稜 富良野岳と主稜
前富良野岳遠望 ニペソツと丸山