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コースタイム
4時30分自宅出発
地点分岐等 時間
野塚トンネル 6:10
Co495二股 6:25
Co530二股 6:40
6:55
Co773p 7:40
Co1253p 10:10
10:20
Co1300p 10:40
所要時間 4:30
Co1300p 10:50
Co1253p 11:00
11:15
Co773p 11:50
Co530二股 12:15
Co495二股 12:35
13:05
野塚トンネル 13:40
所要時間 2:50
総所要時間 7:20
16時00分自宅到着
120.トヨニ岳(南部日高/1493M)
南峰東尾根から晴天のトヨニ岳目指すも膝痛が再発し無念の途中撤退
 久々の3連休。山泊縦走など考えていたが、前半はお天気がイマイチなこともあり、娘のPC購入に付き合うべく札幌へ。そんなに身体を使うわけでもないが(お金は使います)、これが結構疲れる。疲労が蓄積したまま、好天の最終日にようやく山へ向かう。
 目指すは南日高のトヨニ岳。登山口となる野塚トンネル十勝口パーキングへ向かう道すがら、日高の山並みがクッキリと姿を現している。壮観な眺めというほかないが、運転しながら山座固定をしてみる。特徴的な山を起点にすると分りやすいようである。早ケ瀬トンネル手前で一瞬だがトヨニ岳が視界に入る。その白く高いことに、思わず「おお〜っ」と声が出る。好天の日曜日、予想通りパーキングは登山者の車で賑わっている。そそくさと準備し、早速、豊似川ポン三の沢川を下降する。河原林の雪は固く、アイゼンが心地よく軋む。北勝橋を過ぎるとほどなく豊似川左股沢495二股である。ここまでトレースは全くなく、登山者はポン三の沢川を上流方向へ向かったようである。流れは露出しているが、用意した長靴の出番はなく、石を伝って対岸へ渡る。以降は、流れを覆う雪を利用し530二股へ向かう。広い河原林だが、彼方此方に雪崩後などもあり慎重かつスピーディに通過していく。530二股で一息入れ、いよいよ東峰から派生する尾根に取付く。キツイ斜面だがアイゼン利かせて快調に登っていく。が、徐々に雪が柔らかくなり、膝くらいまでズボッと踏み抜くシーンも出てくる。手足を総動員しウエイトを分散してみると意外と楽だ。雪面への負荷がやや軽減されるようだ。しかし、この頃から右膝に違和感を感じ始める。Co773pまで上がると傾斜は一旦無くなるが、直ぐに壁のような斜面に行き着く。アイゼンには雪が団子のように付着し、足取りは一層重くなる。高かった周囲の山々が徐々に目線に近づく。緩みのない登りが続くが、南には野塚岳や十勝、楽古なども姿を現してきた。勿論、見事な雪庇を抱える国境稜線も見える。左下は豊似川左股沢。2年前の7月、闇が迫る中を必死に下降したことを思い出す。Co950付近でアイゼンからワカンに履き替えてみる。軽く浮力もあるし雪も付かない。もう少し早く決断するべきだったと思う。尾根が細くなり樹木も疎らになってきた。白色の急登に耐えるとCo1200p付近で、ようやく待望の東峰とのご対面である。白く高いその山容が青空を背景に一層映えている。進行方向が真西に変るが、Co1253pの手前は尾根がギュッと細くなる。ピッケルをしっかり雪面に刺し込み慎重に歩を進める。最初の難所を通過しヤレヤレといったところだが、膝の違和感が遂に痛みに変ってきた。そのうち直るだろうと思っていたがどうもヤバイ!。Co1253pで少し様子を見るが好転は期待できないようだ。それでもせめて東峰までは上がりたいとの思いは強く、上を目指す。左手の白くシャープな国境稜線とは対照的に、豊似川左股沢源頭の黒い絶壁がスゴミをきかせている。東峰南斜面は所々に薄いブッシュが見られる程度で、滑落すれば間違いなく沢まで落ちることだろう。慎重な登高が続くが、いよいよ膝痛が強まってきた。もう何年前になるだろうか、膝痛で雄阿寒岳を這いずるようにして下山したことを思い出す。あの時は相棒がいたが、今回は単独。復路は僅かだが登り返しもあり、車の運転もある。高度にしてCo1300p付近。小1時間も上がれば東峰だが、無理せず撤退することを決める。見上げると南峰に登山者の姿が見える。「膝痛がなければ俺もあそこに立てたのに‥」。自分の姿をダブらせつつ下山の途につく。Co1253pで久々の銀塩カメラを取り出し、厳しく美しい景観をフィルムに納める。そうこうしている内に前述の登山者が東峰に姿を現す。理由があるとはいえ、途中撤退が恥ずかしく、痛みを堪えて尾根をひたすら下る。なんとか530二股に降り立ちデポした長靴を回収。495二股まで戻りつくと流石にホッとする。振り返ると、豊似川左股沢の右奥上方に東峰が眩しく輝いている。見れば見るほどくやしさがこみ上げてくるが、途中で自分の身を処すことが出来なくなっては尚更大変で、「これがベストの選択」と諦めるしかなさそうである。昼食の後、痛む膝を引きずるように駐車場に向かう。出発時は硬かった雪もすっかり軟くなりワカンの威力を実感する。
 いつもなら満足感に包まれながらの帰支度となるのだが、この日ばかりは複雑な心境である。いつの日か県土重来を心に刻みつつ駐車場を後にする。
 
■山行年月
2005.04.24(日)
■天気
■同行者
単独
■山行形態
積雪期登山
■コース(往路/帰路)
南峰東尾根
530二股から稜線 東尾根取付
773pから主稜線 773pから野塚岳
延々と続く尾根 北東尾根1188p
1200pから東峰 1253pへの細尾根
1253pから南望 1253pから東峰
1300pから東尾根 左股沢源頭と稜線
495二股から東峰 東尾根と東峰