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コースタイム
前日平山登山口幕営
地点分岐等 時間
平山登山口 4:40
行雲ノ滝 5:15
Co1425二股 6:00
稜線分岐 7:05
比麻奈山 7:40
軍艦山 8:40
ニセイカウシ山 9:40
所要時間 5:00
ニセイカウシ山 10:00
軍艦山 10:45
比麻奈山 11:40
12:00
比麻良山 12:15
12:20
比麻奈山 12:35
稜線分岐 13:10
Co1425二股 13:40
平山登山口 14:30
所要時間 4:30
総所要時間 9:30
16時15分自宅到着
97.ニセイカウシュッペ山(北大雪連峰/1878.9M)
平山連山1811pから吊尾根アンギラス辿りニセイカウシュッペ山へ
 【@平山登山口→1425二股→稜線分岐→1811p(比麻奈山)】
 比麻奈山1811pとニセイカウシュッペ山を結ぶ吊尾根は、その中ほどに鎮座する無名峰(通称名は「軍艦山」とか「アンギラス」。以下、軍艦山と記す)の存在もあり、以前から心引かれるルートであった。今回、連休を利して平山側から辿ってみた。
 支湧別川沿いの極めて走りやすい林道を終点まで行くと平山登山口である。「大型車専用駐車場」の表示には驚かされたが、人気山域であることは推し量れる。前夜はここにテント泊するも、支湧別川のゴウゴウたる川音で熟睡できず、寝不足状態で出発する。登山道は支湧別川左岸沿いに開かれており、途中、顕著な流入が2個所、いずれも滝状である。沢地形なので雪も多く、登山道は徐々に雪下に隠れるが、沢沿いに適当に詰めていくと1425二股に突き当たる。ここからは扇状に大雪渓が広がる。念のためアイゼンを履き左股第一雪渓を上がる。GPSのナビゲートに従い途中から右寄りにルートをとるが、大斜面のそこかしこにスキーやボードのシュプールが認められる。ここはサマースキーも楽しめそうな感じである。背後には支湧別連山と、その奥にニセイチャロマップ岳から武利、武華と続く山並みがやや青みがかって見える。小さな潅木帯を抜けると第二雪渓で右手には比麻良山方面の稜線も望めるようになってきた。稜線手前では長靴姿の登山者が私達をパス、唖然としてしまう。稜線分岐まで上がってしまうと、後は一気に広がる展望を楽しみつつ比麻奈山に向かう。荒井川渓谷を挟んで対峙する朝陽山、小槍、大槍、ニセイカウシと続く尾根の険しさ、そして吊尾根の盟主たる軍艦山の端正さ、素晴らしい景観に思わず声が出てしまう。少し風が強いが平坦な稜線を歩くこと30分弱、吊尾根の起点となる比麻奈山に到着する。正確には、手前に分岐があり自然に吊尾根に取付くことができた。
 【A比麻奈山→アンギラス→ニセイカウシュッペ山→比麻奈山】
 比麻奈山直下は濃いハイマツの歓迎を受けるが、最初のコブまで進むと普通の登山道程度となる。鞍部には雪渓も残っているが、道はほぼ尾根の中心につけられており、所々のコーステープとも相まって迷うことはない。軍艦山手前のコブから浅いルンゼっぽい斜面を降り、いよいよ軍艦山に取付く。基部は広いが上がるにつれ細く狭くなってくる。ピークは2本の岩塔が立ち、かなりの高度感である。緑に覆われているが、岩山と言ったほうが適切かもしれない。下降にも神経を使う。急斜面の岩場を小さなホールドを手がかりに、また、ハイマツの細い枝を頼りにクライムダウンといったシーンも出てくる。なにせ、足下には荒井川の源頭が広がっており慎重にならざるを得ない。積雪期にここを歩く人がいるというのだから強者というほかない。ニセイ手前のピークはピーク直下まで上がり東斜面をトラバースするのだが、後半部分にいやらしい雪渓が残っていた。急斜面で下は茅刈別川源頭が大きく口を開けている。雪面にピッケルをしっかり刺し込み確実に歩を進める。何とかここを通過しハイマツを抜けると古川コースの登山道と合流する。ここからニセイピークまでは指呼の距離。たおやかな斜面、一級国道とも思える登山道を一登りで頂上の人となる。前2回は眺望に恵まれなかったが、今回は360度のそれを得ることが出来た。正に3度目の正直である。定番ではあるが、大槍越しに見る表大雪の山並みはやはり印象的である。茅刈別川第三支川を挟む対岸の古川コースを目で追ってみる。1742ピークと大槍の北斜面には雪渓が残っている。通過には気を使うことだろう。小休止の後、往路を引き返す。ニセイ側から見る軍艦山は正しく不沈戦艦で、近づくにつれそれは恐竜の背=アンギラスに変化する。手足を総動員しての軍艦山への登りも意外と楽にクリヤーする。平坦な稜線が徐々に近づいてくるが、それにしても奇異な景観で山の生成過程が知りたいものだ。そういえば、平山東尾根1300メートル付近にも周囲700メートルほどの平坦な地形が見られた。さながら、ビル屋上のヘリポートといった感じである。
【B比麻奈山→比麻良山→比麻奈山→稜線分岐→1425二股→平山登山口】
 折角来たので比麻良山まで足を伸ばすが、吊尾根やニセイをやや北側から望むことが出来る程度で特筆すべきものはない。地形図に名を載せるほどの山とは思えないのだが‥。稜線分岐からは平山へ足を運ぶことも考えたが、目的達成後ということもあり気分は乗らない。そのまま雪渓を下降することにする。付近のシュプールに負けじとグリセードを楽しむ。お陰で下着まで濡らしてしまうがこれもよしである。第一雪渓ではボードを担いで上がって来る若い男女と出会う。復路の滑りは辛い登りを忘れさせてくれることだろう。私達も再訪時は山スキーで上がってきたいものである。1425二股下の登山道にはエゾノリュウキンカの群落も見られた。モノトーンの世界にも色鮮やかな季節が訪れているのを実感する。本格的な夏山モード、「そろそろ沢もいいかな」などと思いながら帰路に着く。
■山行年月
2004. 6. 5(土)
■天気
晴のち曇
■同行者
静子
■山行形態
残雪期登山
■コース(往路/帰路)
平山吊尾根
  
支湧別川源頭 稜線分岐ケルン
南稜が眼前に 軍艦山
吊尾根は岩稜帯 恐竜の背?
トラバース中 表大雪遠望
大槍バックに 比麻奈山から