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コースタイム
6時00分自宅出発
地点分岐等 時間
林道入口 8:50
夏道登山口 10:10
Co1040土場 10:50
尾根取付 11:35
岩場基部 13:00
頂上 13:20
所要時間 4:30
頂上 13:40
岩場基部 13:50
尾根取付 14:15
14:45
Co1040土場 15:05
夏道登山口 15:15
林道入口 15:50
所要時間 2:10
総所要時間 6:40
18時00分自宅到着
92.西クマネシリ岳(東大雪連峰/1635M)
やさしい山もピーク直下岩場基部からの登高は緊張の連続でした
 久々の西クマネシリ岳、あわよくばビリベツ岳もというプランだったが、朝寝坊で出発が遅れてしまった。加えて、予想はしていたものの林道が全く開いておらず、例によって最初からプラン変更である。「今年はやっぱり雪が多いなあ」などと話しながら装備を整えていると札幌ナンバーの車が停車する。中年の男性が1人、私達が西クマネシリに上がることを知ると「私もツボ足で行きます」という。私達は一足先にスキーで出発する。雪も少し柔らかめで傾斜も緩いのでシールを着けずにヒールフリーで行く。国道から200メートルほど入ったところで、比較的新しい羆の足跡(爪の後がはっきり残っていました)が林道を横断している。彼らも冬眠から覚め餌探しに急がしいのだろう。鳴り物と撃退スプレーの時機到来といったところである。石狩連峰を背に、林道側に設置された新しそうな看板や風で倒れたのだろうか針葉樹の巨木に感心していると、前出の登山者が追いついてくるではないか。60歳くらいと思うのだが、驚くほどの健脚の持ち主である。そして、話好き。情報交換しながら一緒に山頂を目指すことになる。地形図上のCo902pを過ぎ、進行方向が東から南に変わるとようやく夏道の登山口に到着である。ここまで4.5キロほどを1時間20分、まずまずのペースである。地形図夏道はここから西側の尾根に取付いているがこれは誤りで、三の沢川に沿って谷筋を進んでいる。勿論、今回も夏道ルートを進むが、平坦なルートにも拘らず風や川の流れが雪の起伏やうねりを生み出し、不思議な雰囲気を醸し出している。夏とは一変する様相に思わずGPSによるルート確認をしたくらいである。造材作業用だろうか、古い小屋を過ぎると1040メートル土場に到着、ここから沢筋を離れ正面の尾根に取付く。といっても林道跡を辿るのだが、雪温が上昇しスキーに着きはじめる。まるでゲタ状態で、足腰にかかる負担も一際大きくなる。静子は遂に耐えられず林道途中にスキーをデポ、私は根性で尾根取付までスキーで上がる。尾根からは進行方向が北東に変わる。直線距離にして700メートルほどだが急登が続く。所々で大腿部まで踏み抜く。これが結構体力を消耗する。ジグを切りながら懸命に高度を稼ぐ。上部が開け森林限界を越えるとハイマツ群が現れ、正面右手に目指す西クマネシリ岳の頂上部が全容を見せる。大きな岩峰といった感じである。夏道ルートを思い出しながら私が先頭で基部に取付く。右側から大きく回りこみすぎたようで、難所のロープ場(岩と岩の間に隙間があり高度感もたっぷり)の上に出てしまった。10メートルロープをフィックスし2人の到着を待つ。やがて同行の登山者がアイゼン、ピッケル姿で上がってくるが、静子が中々来ない。ようやく来たかと思えば、今度は腰が引けて足が前へ出ないという。兼用靴では足先の微妙な動きが制限され恐いらしい。結局、私1人で上がることになる。所々に雪がつき氷化している部分もある。何ともいやらしく、ここは絶対に滑落してはならないと自分に言い聞かせる。慎重・確実にピッケルを刺し、キックステップを切る。時間にして10分弱ほどの緊張に耐えるとようやく頂上西端に到着する。頂上にはたっぷりと雪があり、山頂標識が僅かに頭を覗かせる。三方をクマネシリ連山に囲まれ、今時期ならば尾根伝いにどの山にでも行けそうである(南クマネシリ岳は300メートル以上の登り返しがあるが、他は200メートル以内)。ウペペやニペは雲の中だが、石狩連峰は姿を見せている。山肌はまだまだ白く「春遠し」を思わせる。
 20分ほど滞在の後、アイゼンを履き下山を開始する。フィックスロープを回収し静子の待つ岩場基部に着く頃には雪模様となってしまい、視界も低下してきた。天気がよければビリベツ岳と内心考えていたのだがやはり行けそうもない。そのまま一気に尾根取付まで降りることにする。そういえば、難所には真新しいハーケンが刺さっていました。基本的には回収して欲しいものです。私のスキーデポ地点で遅い昼食を摂った後、いよいよスキーを履いて滑降開始である。僅かに降った新雪がスキーにブレーキをかけ、滑りを楽しむところまではいかないが、ツボ足よりは圧倒的に早い。苦労してスキーで上がってきた甲斐があるというものである。が、夏道登山口を過ぎた辺りからは雪が一層ベタつき、傾斜も緩いので下りといえどもストック使用+ヒールフリーを強いられる。それでも、昼食も摂らずに降りていた健脚登山者よりも先に林道入口に到着することが出来た。振り返ると青空が再び現れ、ビリベツ岳がその特徴的な山容を露にしている。後悔しないといったら嘘になるが、今年は雪が多いので再挑戦する機会もあるだろうと自分を慰め山を後にする。
 帰路、メトセップ林道の偵察に入ってみると、麓橋の奥の国道から約4キロ地点まで除雪がされていました。このルートからウペペを狙う人には朗報かと思います。力があれば日帰りは楽勝でしょう。
■山行年月
2004. 4.24(土)
■天気
晴のち曇
■同行者
静子
■山行形態
残雪期登山
■コース(往路/帰路)
シンノスケ三の沢
  
羆の足跡 緩やかな登り
正面に西クマ 頂上直下
ビリベツ岳 クマネシリ岳
楽しみな下降 ラクチンです