トップ  自己紹介  マイソアラ  登山トップ  ギャラリー  ブック  BBS リンク

マイソアラタウンはリンクフリーですが、予告なく閉鎖することがありますのでご了承下さい。

メッセージはこちらまで : nobita39730@coffee.ocn.ne.jp

copyrigrt(c)2001〜2004 shun1@ikeda All rights reserved

コースタイム
モーラップCSテント泊
地点分岐等 時間
大沢登山口 7:15
F2 8:00
F3 8:20
F4 8:45
北尾根 10:15
頂上 10:30
所要時間 3:15
頂上 11:00
大沢C分岐 11:15
大沢登山口 12:20
所要時間 1:20
総所要時間 4:35
定山渓自然村テント泊
61.風不死岳(道央山域/1102.5M)
背後の支笏湖に励まされマイナールート大沢からトドマツ群生の山へ
 支笏湖の南側に聳える風不死岳。湖畔から見ると樹林が密集しいく筋もの谷に刻まれた荒々しい山というイメージで、目にするたびに登高意欲がかきたてられる山である。今回は、インターネットで情報収集した支笏湖側から沢を辿り頂上に至る「大沢コース」という超マイナーなルートに挑戦する。
 国道276号線大沢橋近くの作業道入口に小さく「大沢登山口」との表示がありここに車を置く。沢遡行だが、渓流シューズまでは必要ないとの事。普通の登山スタイルにメットをかぶりロープを持ち出発する。5分ほどで砂防ダムに着くが、ここに登山者に対する警告板がある。曰く「メットとロープは必携。危険を感じたら戻れ!」というものだがこれにビビッてはいられない。右岸を巻き沢に入っていくが、水は流れていない。しかし、苔むした石がゴロゴロしていて歩きにくい。登山者も少ないらしく、変色した石に僅かに人の気配が感じられる程度である。しばらく行くと細い水流が現れるが靴底を濡らすぐらいで、徒渉ということのほどでもない。が、とにかく滑りやすい。この時ばかりは「渓流シューズにすればよかった」なとど思ってしまう。やがて最初の滝で左岸をへつり気味に行くが、登ってみると流れの中に古びたロープが垂れ下がっていた。次いでチョックストーンの滝(F2)で、狭まった両壁の中ほどに巨岩がつまり滝を形成している。近くで写真を撮った後、30メートルほど手前まで戻り左岸の長い固定ロープを頼りに高巻く。滝の上部に降り立つと8メートルF3で、右岸のガレ状の壁を高巻く。ここにも勿論固定ロープがあり、全く至れり尽くせりなのである。登りきったところで一息入れ、来し方向を振り返ると支笏湖が広がりロケーションはなかなかいい。最後の難所はF4垂直滝(10m)である。左岸のルンゼ状地形を固定ロープに導かれつつ登っていくが、足場がガレ気味で傾斜もきつく滑りやすい。専ら、腕力に頼りつつ懸命に上を目指す。静子も辛そうな表情を見せるが意地でここを切り抜ける。核心部を過ぎると、後は石の積み重なったガレ場をひたすら登っていく。辺りには岩石が点在し落石の巣といった雰囲気であまりいい気分ではない。傾斜も一段と強まり辛いところだが、支笏湖と周囲の山々が見えるのは救いである。標高800メートル付近まで登ると沢地形は斜面に吸収されるが、常に右手の北尾根を近くに意識しつつ登高する。850メートルあたりで北尾根にトラバースするルートがあるはずだが見つからないのでそのまま突き当たりの岩壁まで登り詰め、そこから北尾根に攀じ登る感じで抜ける(標高は950m位か)。静子には厳しいと判断しロープを出し導く。本人も「ロープがなければ登れなかった」との弁。すぐ側が登山道で、15分ほどで頂上に立つことが出来た。
 空模様は怪しいが、白煙を上げ赤茶けた地肌を剥き出しにした樽前山が南隣に見えている。独特の台形状の頂上峰がなんともユニークである。予定ではここから樽前山(東山)まで行き、帰路は下部に苔の洞門(シシャモナイのそれとは違う)を持つ二の沢ルートを考えていたが、山頂はあっという間に雲に包まれ、雹混じりの雨が降り出してきた。この悪条件の中、沢コースなど行くべきでないと判断し、北尾根コースを下ることに変更する。
 頂上から15分ほど下った所に大沢コース分岐があり、そこには「危険」との表示があり、ルートにはコーステープもあった。何故気がつかなかったのか不思議だが、私達は100メートルほど上まで詰めたことになる。視界も悪く濡れて滑る登山道に苦しみながらも1時間20分ほどで大沢登山口に戻ることが出来た。
帰路の収穫は、登山道のすぐ側で実を一杯につけたこくわ(猿梨)の木を見ることが出来たこと。今時相当山奥にでも行かなければ目にすることが出来ない光景と思っていただけに嬉しさも一入で、口一杯に広がる懐かしい味とともに少年時代の思い出も蘇ったものである。濃い樹林の山「風不死」はまだまだ豊かな山であることを実感し、この日の宿泊地「定山渓自然の村」へ車を走らせる。時間的に余裕があったのでオコタンペ湖に立ち寄る。周囲の紅葉とも相まってなかなか綺麗だったが、意外に良かったのが恵庭岳。道路は恵庭岳の北西の裾野を回りこむように走っている。不安定な天気だったが、時折雲が切れ麓から鋭い頂上岩搭までを目の当たりにすることが出来た。支笏湖側から見るより高く鋭い山という印象を強くしたがどうだろうか。ちなみに、こちらにも登頂ルートがあるとのこと。一度訪れてみたいものである。
■山行年月
2002.10.10(木)
■天気
曇一時雨
■同行者
静子
■山行形態
無雪期登山
■コース(往路/帰路)
大沢
北尾根  
支笏湖と風不死 F1(CS)
F4(10M) 左岸のルンゼ
頂上から樽前山 西斜面の紅葉