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コースタイム
前日神威山荘テント泊
地点分岐等 時間
神威山荘 6:00
440二股 6:25
524二股 7:05
710二股 7:40
山頂 9:50
所要時間 3:50
山頂 11:05
710二股 12:55
524二股 13:35
440二股 14:05
神威山荘 14:35
所要時間 3:30
総所要時間 7:20
19時05分自宅到着
40.神威岳(南部日高/1601M)
南日高の盟主はガスに包まれるも易しい沢歩きと尾根の急登を楽しむ
 南日高の盟主神威岳、前回は降雨のため山荘泊のみで無念の撤退を余儀なくされただけに、その雪辱戦とも言うべき山行となった。上野深を過ぎ、いよいよ長い林道ドライブに移る。その林道たるや日高らしい深く険しい渓谷をぬって断崖絶壁の上につけられており、タイヤ幅一本ちがうと谷底といったスリルに満ち溢れた状況なのである。紅葉には少し早いが、壮大なスケールの渓谷美に見とれながら30キロ弱の恐怖の(?)ドライブを終えるとそこには立派な神威山荘があった。   
 連休のせいか、下山者や明日登るという人達で賑っている。山荘の中も銀マットが一面敷き詰められ、私たちの寝場所を確保するのは困難なようだ。結局、山荘横でテント泊することに。野外で夜遅くまで繰り広げられた山男や山女達の宴の音を聞きながら眠りに落ちる。
 翌朝、テントを叩く雨音で目が覚める。予報通りとはいえ無情の雨である。どうするか迷っていると、ツアーの一団は予定通り登るという情報が。彼らに遅れること1時間、沢スタイルに身を固め、私達も小雨をついて出発する。すぐにニシュオマナイ川を徒渉する。心なしか水量が多いようだが濁りはない。右岸沿いの林道跡を辿るのだが、ここはコース中、唯一とばせる部分。左手斜面の土砂崩れ跡や倒木に驚きつつ、20分ほどで440二股につく。ここから本流に沿って右股に入る。やさしい沢歩きのスタートだ。徒渉と川原歩きを繰り返しながら、524二股は左股、710二股は右股と、地形図と高度計を確かめながら進んでいく。710二股から5分ほどで国境稜線から張り出す尾根の取付ポイントである。その時、前方にカラフルなレインウェアーが飛び込んでくる。先行していたツアーの一団のようである。ホッと一安心すると共に、随分早く追いついたことに驚く。私達も渓流シューズから登山靴に履き替える。やはり軽い。ここから日高らしい尾根の急登である。汗を掻きかき笹や木の枝、根等につかまりながらただひたすら上を目指す。ほどなくツアーの一団をパスし先を行くことに。リーダーは私達を気遣ってか「急がなくてもいいですよ」と声をかけてくれる。なんとなく嬉しいものである。天気の方は、依然としてガスっており展望は利かないが、雨は上がり少し明るくなってきた。背後を振り返ると、雲が切れはじめ日が差し込んでいるのがはっきりわかる。天気の回復傾向に半ばあきらめていた神威岳山頂からの眺望につい期待してしまう。永遠とも思えた急登だったが、尾根が細くなり、周囲にハイマツが混じるようになると傾斜も落ち、前方にぼんやりとピークらしきものが見えてきた。ほどなく一面がハイマツ帯となり、ピークの左側をまわりこむ感じで東端の頂上に向け最後のツメに入る。緩やかな登りを駆け上がるとそこが頂上で、倒れてはいるが大きな山頂標識が目を引く。眺望は全く得ることが出来ないが、風もなく温かで、全く穏やかな山頂である。食事をしながらくつろいでいると、ツアーの一団が上がってきた。どの顔も満足感に溢れており、「先生ありがとうございます」と言ってリーダーとがっちり握手している。少し大袈裟な感じは否めないが、当人たちには自然発生的な行為なのかもしれない。以降、私はカメラマンに変身し、彼らのカメラのシャッターを押し続けることになる。彼らは30分ほどで下山したが、私達はソエマツ見たさに何時になく粘るも東側のガスは全く切れそうにもない。それでも下山直前に南側のガスが切れ、足元からひろがる深く険しい直登沢が見えてきたのだ。急いでカメラに収めるも、それ以上は好転せず、後ろ髪ひかれる想いで頂上を後にする。本来なら1839、ペテガリ、ソエマツ、ピリカヌプリなど、中部日高から南部日高までが一望できるはずなのだが‥。
 直下のハイマツ帯の中の紅葉や北西面直登沢源頭部の切立つ岩と紅葉などに感心しつつ主稜線を下る。間違いやすいという尾根への分岐には標識もつけられている。主稜線側に踏み跡もなく冬以外は間違いようがないように思えるがどうだろう。私達二人は膝痛という持病を抱えているだけに、急な下りは何より慎重に下らなければならない。写真を撮り休息を多めにとりながら降りるが、やはり途中から調子が悪くなってきた。それでも何とか沢に降り立つことができた。ここで安心したのがいけなかった。痛みが一気に出てきてしまい、それをかばって歩いていたら川原で滑って右膝を石にぶつけてしまったのである。強烈な痛みの中で頭に浮かんだことは「皿でも割れて動けなくなったら新聞ネタ」になるということ。這ってでも山荘まで帰らなくてはと思ったものである。幸い大事に至らず、少々時間はかかったものの無事に山荘に到着。見ると、私達とツアー一行の車以外にもう一台旭川ナンバーのレンタカーがあるではないか。入山帳をみると2泊3日のペテガリ山行とのこと。ペテガリへの林道が通行止めとなり、ここから沢を越えて行くのが定着しつつあるという。「私達も近々中に登らなければ」などという使命感にも似た感情を抱きつつ神威山荘を後にした。
■山行年月
2001. 9.16(日)
■天気
小雨のち曇
■同行者
静子
■山行形態
無雪期登山
■コース(往路/帰路)
ニシュオマナイ川
  
階段状の流れ 荒れた感じの沢
山頂標識前に ツアーの一団と
胃を噛む神 山頂を振り返る