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根が剥き出しに Co1250エゾマツ
頂稜東端 無線機器
頂上直下 山頂標識
白雲と天望 東・西ヌプカ
 
北隣の1414 南西の1365
   
 直下西の岩峰 足元の垂涎斜面 
   
 湖上のコタン   南東尾根1150 
   
 輝く南ペト頂稜 GPSトラック
コースタイム
然別温泉 7:35
 東尾根取付 8:10
頂上 11:00
所要時間 3:25
頂上 11:50
南東尾根分岐 11:55
12:15
然別温泉 13:30
所要時間 1:40
447.南ペトウトル山(東大雪/1345M)
倒木の海に喘ぎながらも眺望と魅力的な山発見が収穫の山行だった
変化確めたくて 然別湖周辺には1300メートル前後の山が輪を描くように連なっている。その半分ほどには夏道もあり、私自身、登山を始めて間もないころは良く足を運んだ山域である。温泉街の北西に位置する南ペトウトル山には、2003年の5月に上がっているが、当時の山行記によれば、「低山ハイクの魅力を痛感」とある。それほどの山とも思えないが、当時の素直な印象なのだろう。雪に覆われた低山はどう変身するのか、それを確かめるべく登ってみることにした。
然別温泉街の駐車場に車を止め、冬季通行止めになっている幌鹿峠方面への道路に入る。2キロほど歩き南側から東尾根に取付く。夏道のある南東尾根を登路としても良かったが、倒木が酷いという情報もあり、東尾根に回る。東尾根にもそれはあるだろうが、南東尾根よりも尾根幅は広く、逃げ場はあると判断しての選択だった。30分かけて尾根の背に乗る。なだらかな斜面が広がる右側に比べ、左側は落ち込んでいて、樹間から結氷した湖面が見える。おおむね、左側の視界を意識しながら高度を上げてゆく。単発的に倒木が現れるものの迂回は容易だ。だが、Co1050付近からはバリケードのように立ちはだかる。樹齢数十年という巨木が無残に横たわっている。根こそぎ倒れている木もあれば、途中から折れた木もある。倒木が倒木を呼ぶ‥。連鎖的に倒れていく樹木の悲鳴が聞こえてきそうだ。自然の驚異的なエネルギーを見る思いだが、もしかすると、ゲリラ的な竜巻でも発生したのではないかとも思ったりする。
1365と1414が 右側から大きく回り込んで倒木帯を突破する。Co1200付近からは傾斜が強まり、倒木は姿を消す。替わって、雰囲気の良いエゾマツの森となる。傾斜が緩むと、頂稜東端で、南東尾根の分岐となる。目印のように、無線システムの機材が設置されている。尾根は細くなり、樹木は疎らとなる。左手には、然別湖を挟んで対峙する白雲山や天望山が視界に入ってくる。さらに進むと、東ヌプカウシヌプリと西ヌプカウシヌプリがそれに加わり、右手灌木越しには1414も堂々たる山容を見せるようになる。中々の眺望に望外の喜びを感じながら11時にピークを踏む。当初は、余裕があれば1414まで足を伸ばすつもりでいたが、北コルからの200メートルの登り返しはきつそうだ。植生が針葉樹というのも、倒木がありそうで強気になれない。あっさり却下するあたりは、全く私らしい。その替わりという訳でもないが、南西に位置する1365がピラミダルでやたらに格好がいい。双耳峰的なピークがその北西にもあり(1353)、私の中では、俄然、気になる存在となる。とりあえず、1365まで行けないか偵察してみる。ピークを少し下ったところで岩峰に出くわす。細く、左右とも切れ落ちているのでスキーでの突破は難しい。シートラするにしても、アイゼン&ピッケルは不可欠だ。暫し思案するが、最も気になったのは、下山ルートだった。1365から下るそれとしては南東尾根が考えられるが、見た目は混んだ針葉樹林で難儀しそうな雰囲気だ。結局、これが踏み出せない決定的な理由となった。足元の真っ白な沢源頭斜面が何とも魅力的で、つい引き込まれそうになる。
一瞬の滑り求め ピークまで戻り、南東尾根派生点まで下る。ショートランチを摂りながら下山ルートを検討する。樹木は少し混んでいるが南東斜面が実に快適そうに映る。ダラダラとした往路を下るよりは、南東尾根の方が断然近いし、何より、少しでもいいから気分良く滑りたかった。そんな訳で、南東尾根を下ることに決める。きつい傾斜はCo1200位まで続き、この間は尾根形状ははっきりしない。傾斜が緩むとそれは明確となるが、この辺りまでは滑りを楽しむことができた。特に、上部は美味しかった。が、それ以降は倒木が酷くて降りるのが精一杯だ。そのせいか、見晴らしは良く、背後の頂稜などは陽を受けて白く輝き美しい。左右の斜面に逃げたいところだが、どこも状況は厳しく、忠実に尾根の背を下る。意外だが、抉れた夏道が快適なルートになったりする。湖面を疾走しているのだろうか、スノモの音が山中に響く。忍耐の下降だが、雪質が良く、細かくスキー操作が出来たことはラッキーだった。それでも、標高差340メートルを下るのに1時間を要した。現状では東尾根を登行・下降するのが無難だろう。登りに使用しなかったのは正解だった。倒木が酷くなければ、東尾根などはそれなりにスキーも楽しめそうで、優し気な山だ。頂稜からの眺望も良く、今回のように新しい発見もある。やはり、雪は山を変えるのだと思う。北ペトウトル山と1414、1365と1353‥。登るべき山が現れたのが一番の収穫だった。ネックとなるのはいずれも倒木の処理だろう。
下山後、貸し切り状態の温泉で汗を流す。あずましいことこの上ない。温泉街は、オープン中の「しかりべつ湖コタン」で大賑わいだ。ただ、ここも例によって、外国語が当たり前のように飛び交っている。雪や氷の世界に感激する彼ら。私達も冬の厳しさだけを見るのではなく、その美しさや楽しさを享受したいものだ。
■山行年月
2018.02.08
■天気
曇時々晴
■同行者
単独
■山行形態
積雪期登山(山スキー)
■コース:往路/帰路
東尾根/南東尾根