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林道入口 直ぐに林道流失
登山ポスト土台 砂防ダム
倒流木の沢 先行する私
ゴルジュ Co840小滝
   
黙々と遡行 小滝で小休止
   
 Co850付近  Co860小滝
   
 右岸を攀じ登る レクチャー中
   
 ポール捜索  GPSトラック
439.支湧別岳(北大雪/1687.8M)
林道はズタズタに流失損壊、沢も荒れ放題ではテンション上がらず
修復は不可能か 北大雪遠征2日目は支湧別岳。前夜は快適なバンガロー宿泊だけに疲れはない。心配は天気だけだが、それも安定した曇という感じで何とか持ちそうだ。旧北大雪スキー場横を抜けて上支湧別の市街に出る。そこから2.5キロほど入るとパンケ支湧別林道となる。森林管理署から、「入口から通行止」とのアナウンスは得ているものの、少しくらいは車で入れるのではとの淡い期待があった。が、入口には通行止の表示があり、ピンクテープが張られている。腹を決め歩き出すとすぐに林道が大きく抉られ流失している。いきなり度肝を抜かれる惨状だ。以降、登山口までの4キロの林道は想像を絶するほど壊滅的に痛んでいた。大きな損壊・流失だけでも7箇所、橋の崩落が2箇所。その他にも小規模な損壊が無数にあり、何か特別な状況変化がない限り、修復はされないのではないだろうか。林道は廃道と化す可能性が高く、そうなれば、支湧別岳を訪れる登山者も居なくなり、夏道も廃道となるだろう。否定的な状況に愕然としながら75分かけて登山口まで歩く。記憶にある登山口は全くない。登山ポストは流され、土台だけが残っている。夏道尾根との間は大きく抉られ、幾筋もの水流跡が認められる。対岸に立つ登山道標識が寂し気に立っているだけである。沢も相当に荒れていると判断し、3時間を限度に遡行することを決める。
早々に撤退決断 
尾根を回り込み、砂防ダムを越えてから入渓する。鬱蒼とした沢という印象を抱いていたが、川幅は広がり、いたる所に倒木や流木のデブリがある。ある意味、開けた沢に変貌していた。流木には例外なく樹皮がなく、木肌が剥き出しになっている。両岸の太い針葉樹は根元が露出しており、人間の背丈を超えるほど増水したということだろう。自然の持つ破壊エネルギーの大きさを目の当たりにし、ただただ呆然とするばかりだ。上がれども状況は好転しない。こうなるとテンションも下がる一方だ。昨日は軽快に遡行していた2人も、今日は歩きずらそうで遅れがちになる。Co830付近のゴルジュにも流木が引っかかっていたが、そこを越えると沢は次第に狭まり、傾斜も増してくる。Co840からCo860付近で小滝が連続する。最初のは右岸から越え、次は右岸の岩壁を攀じ登る。ホールドが少なく、岩の僅かな隙間に足を入れ、腕を目いっぱい伸ばして微かなでっぱりを掴む。何とか突破し後続にはロープを出す。こういいうシーンは経験がモノを言う訳で、shinyaさんも、kakuiさんも空身でようやく突破する。やはり、2人は消耗しているようだ。遡行限度3時間、Co1020二股までは上がりたいと考えていたが、こんな状況では無理する必要は全くない。Co900付近まで上がり、そこからの撤退を決める。
懸垂下降に挑戦 問題は下降ルートをどうするかということだった。右岸斜面を登り返して夏道を下るか、それとも沢を下るかである。相談の結果、後者を選択し、ゆっくりと下降を開始する。折角の機会なので、懸垂下降の実際を体験してもらおうという目的もあった。遡行時に難儀した2つ目の滝で左岸から懸垂下降する。高さは7〜8メートルで、割と傾斜のあるミックス斜面だ。簡単に手順を説明した後、上部の立木に支点を取り、最初に私が降りる。続いてshinyaさん、kakuiさんの順に降りる。2人とも勿論初めてだが、お粗末なレクチャーを受けたわりに上出来だ(笑)。私の経験でいえば、こういう技術一つに触れただけでも登山の奥行きは広がるし、自信にも繋がってゆくものだ。2人にとって有意義な時間となったと思いたい。懸垂下降時にポールが邪魔なので沢に投げ落としたが、1本が見つからず右往左往する、滝壺に腰上まで浸かって探す。足先にそれらしき当たりがあり、朱色のストッパーが浮かんできた時は安堵した。卸たてではないが、昨年購入したLEKI製で、まだまだ活躍してもらわなければならないのだ。そもそも、下降前にザックに括り付けるのが正しい訳で、ダメなサンプルともなってしまった。1時間弱かけて登山口まで戻る。
欲張ったプラン あとはのんびり林道を下る。道すがら、2人が「北海道百名山」完登まで残り十数座に迫っている事、来月には北アルプス槍ヶ岳に登る計画だと知る。私とは異なるテーマを持って山に向かっているとはいえ、少なくとも、意気込みは私より断然高い。目標達成を祈りたい。11時前に車止に到着、沢装備を解く。
2日間の行動を終えて、プラン的にはやや欲張った感が拭えない。特に、2日目の支湧別岳はアプローチの状態を考えると他山域への転進もあったと思う。直前になって、天塩川遡行なども浮かんだが、私自身が未遡行の沢へ案内するのは無責任と思い断念した経緯がある。今後の課題としたい。いずれにせよ、shinyaさんとkakuiさんに、総じて肯定的な評価を頂いたことは嬉しい限りだ。また、山を通じて同級生との絆が深まり、仲間の輪が広がったことも何よりである。改めて、同行いただいたshinyaさんとkakuiさんに感謝したい。shinyaさんからは日高の沢への同行リクエストもいただいている。彼の目標達成に立ち会える喜びもあるが、単独での沢登りが厳しくなっている今、正直、「渡りに船」という面もある。可能な限り、協力したいものだ。
なお、左の画像中、私が映っているものはshinyaさんから提供を頂きました。

★ご一緒したshinyaさんのブログはこちらです→独り言ちの山暦
■山行年月
2017.08.11
■天気
■同行者
shinyaさん kakuiさん
■山行形態
沢登り
■コース:往路/帰路
パンケシユウベツ川左沢
コースタイム
林道車止Co540 6:05
 登山口 7:20
撤退点(Co900) 8:40
所要時間 2:35
撤退点(Co900) 8:55
登山口 9:45
林道車止 10:55
所要時間 2:00