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登山口看板 Co1170付近
F1 F1高巻中
F2 F2落ち口
正面に1742P Co1400付近
   
F3 Co1550付近
   
 F4  F4高巻中
   
 F5 F6
   
F7  滑床Co1660付近
   
 山頂  GPSトラック
438.ニセイカウシュッペ山(北大雪/1879.1M)
絶好の沢日和は同級生らと茅刈別第三支川でシャワークライムを楽しむ
高い夏道経験値 茅刈別第三支川からニセイカウシュッペへ上がるのは2度目となるが、今回は昨年アバレ川で沢デビューを果たしたshinyaさん(高校時代の同級生)と、彼の岳友kakuiさんの3人パーティである。ちなみに、kakuiさんに沢登りの経験はない。旭川組の2人とは偶然ゲート前で合流する。昨年の台風でしばらく通行止となっていた古川林道だが、今は実に走りやすい。一番乗りで登山口に到着し、打合せもそこそこに、早速、沢装備に身を固める。天気予報は曇だったが、青空も顔を覗かせ気温も低くはない。ほとんど、絶好の沢日和とくれば、いつにもまして気合が入るというものだ。2人の沢スタイルもなかなか決まっている。先ずは15分ほど夏道を歩き、Co1200付近から左足元の沢めがけて斜面を下る。この沢の美味しい所だけを楽しむというのであればCo1300位で入渓すればいい訳で、その場合は、夏道を1400辺りまで上がってから沢に降りればいいだろう。私は、沢に慣れるためにも前半のブタ沢渓相も受忍すべきと思う。入渓はCo1100付近で、暫くは平凡な河原歩きだ。2人とも夏道登山のベテランで、私などより経験値は高い。ゆっくり目のペースとはいえ、戸惑いも見られないし遅れることもない。
卸たてのポール 昨年の台風の影響は若干あるものの、沢は意外と綺麗だ。Co1143二股は右をとる。左股に水流は見られない。Co1170付近で右岸からの明瞭な流入があり、当初はここが1143二股と思ったくらいだ。相変わらず、地形図の読みが甘い。河原が次第に消失し、沢筋が細くなってくるといよいよ核心部が始まる。Co1330で釜付F1が登場する。5メートルほどだが、上部がノッペリとしていて直登は難しい。左岸を15分ほどかけて高巻く。沢身に戻るとkakuiさんのポールが1本ないことに気づく。私が空身でルートを戻り探すが見つからない。私など、沢で何本も紛失しているが、卸たてというのはやや痛い。Co1350で斜滝っぽいF2(5M)を右岸から直登する。kakuiさんも迷うことなく直登に挑む。センスが中々いい。Co1400近くなると、両岸はスッキリし、見通しも良くなる。正面奥に1742Pが端正な容を見せる。流れの側にミヤマキンポウゲが黄色い花を咲かせる。心和む風景ではある。小滝や滑床を快適に越えてゆくと、Co1440で落ち口右岸に岩塔抱くF3(5M)に出会う。ここは斜行するバンドを利して直登し、後続にロープを出す。シャワークライムが心地よい。この辺り、正面奥はニセイカウシュッぺ山が望めるが、ガスに覆われ出しスッキリという訳にはいかない。Co1500を過ぎると沢は緩やかに右に曲がってゆく。前方の景色は大槍へと変わる。
頂上直登の拘り ほどなく(Co1580)、この沢最大の滝F4(10M)で、城門のような堅牢さと威圧感を放っている。前回遡行時に右岸を巻いたが、今回は左岸を小さく巻く。直上のF5(3M)は、苔に覆われた岩床を落ちる三筋の流れが印象的だ。息つく暇なくCo1610でF6(5M)を右岸直登するが、見た目よりは嫌らしい登攀となった。引き続くF7(Co1630)は左右に広がる翼のような岩壁が目を引く。ここは左岸巻き、Co1660の滑滝(2M)を越えると核心部は終わりを告げる。無事に核心部を切り抜けたという安堵感に顔が自然に綻ぶ。辿りし沢筋を振り返ると、ガスの隙間から麓の景色が遠望できる。上川の市街地あたりだろうか。西尾根には斜面を横切る登山道も見えるが、登山者の姿は確認できない。北斜面にへばりつくように残る雪渓が見える。沢筋に残っていればその処理に気を使うだろうが、今回は全くなかった。沢は可愛い滑床へと変わり、正面はピーク手前の1860Pとなる。白っぽい岩床は石灰分を含んでいるのかもしれない。沢筋を忠実に辿ればピークと1860Pの鞍部に出る。藪漕ぎもほとんどなく、楽はできるが、そこは例え難行であってもピーク直登に拘りたい。という訳で、Co1700でピークに向かう枝沢に入る。優しい藪を漕いで順調に高度を稼ぐも、ラスト40メートルのハイマツ漕ぎが辛かった。
苦行の夏道下降 登山道に目をやると、登山者が軽快に上を目指している。彼らよりも先にピークに上がりたいと思えども、ペースは上がらない。這いずるようにやや右に逃げ、Co1870付近の登山道に飛び出す。この場面、藪漕ぎに慣れていないはずの2人の頑張りは立派だった。前述の登山者に遅れること2分で待望の頂上に到達する。証拠写真を撮り、大休止を決め込む。ガスで視界はあまりないが、風もなく、昼寝でもしたくなるような全く穏やかな頂上だ。久々のまったりランチを堪能し13時過ぎに下山を開始する。緊張感から解放されたのはいいが、この日の夏道下降は辛かった。それほど気温が高いとは思えないが、風もなく汗が噴き出すのだ。「夏の尾根歩きは厳しい」とはよく言われること。身をもってそれを体験したことになる。やはり、夏は沢に限るなあなんて‥(笑)。ともあれ、藪下降から始まって、河原歩き、滝の高巻きに直登、詰めの滑床遡行、ラストの藪漕ぎと、苦しみながらも楽しんだという充実感が二人から伝わってくる。特に、kakuiさんは初めての沢登りだけに、全てが刺激的だったに違いない。実年齢をはるかに上回る体力と積極性に敬服しつつ、この日の宿となる白滝高原キャンプ場に向かう。

★白滝高原キャンプ場ではバンガローを借りた(1棟3000円)。夕食は「豚すき焼き鍋」。夏に鍋物はどうかと思ったが、当地はストーブが恋しいほどの低温。時宜を得たメニューとなったが、白滝市街での食材の調達にやや難があり、春菊もシイタケもしらたきも揃わずで、まがい鍋になってしまった。「美味しい」を連発してくれた2人の寛容さに感謝したい。

★ご一緒したshinyaさんのブログはこちらです→独り言ちの山暦
■山行年月
2017.08.10
■天気
晴のち曇
■同行者
shinyaさん kakuiさん
■山行形態
沢登り
■コース:往路/帰路
茅刈別第三支川
夏道(古川C)
コースタイム
登山口 6:30
 入渓(Co1100) 7:00
F1 8:30
F4 10:35
Co1700二股 11:15
山頂 12:10
所要時間 5:40
山頂 13:05
登山口) 15:00
所要時間 1:55