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408.摺鉢山(北大雪/1026.6M)
遠征初日は敢えてマイナーな南東尾根ルートから好天の高みに上がる
上川三山に転進 週末は金曜日から2泊3日で東大雪の某山を新ルートからアタックする予定でいたが、天気に不安があるので、上川三山の内、未踏だった摺鉢山と突角山に転進する。代替山行としてはいささか物足りないが、時にはこんなこともある。出羽三山とか鳳凰三山とかは全国的に知れ渡っているが、上川三山となると知名度はローカルに限定される。上川町内に位置する1000メートル強の三座。個々の山にはそれほど魅力があるとは思えないが、「三山」と括られると、何となく登っておかなくてはという気持になる。このクラスの山としては破格の扱いを受けているに違いない。私自身、2012年の天幕山登頂以降、ようやく、三座完登の機会が訪れたことになる。初日は摺鉢山で、ルートは南東尾根に決める。スピード登山なら上川町豊原牧場起点の南西尾根ルートだが、時間はたっぷりあるので、敢えて、マイナーなロングコースを選んだ。
渡船場に郷愁感 登山口は上川市街地から国道273号線を6キロほど入った天幕橋付近である。国道を離れ、JR線路に沿って伸びる作業道終点に車を止める。側には「ルベシベ川三の橋渡船場跡」と刻まれた石碑が立っている。渡船場という言葉に懐かしさを覚えるが、当時の留辺志部川は船でなければ渡れないほどの川幅や水量があったのだろう。今は川幅も狭くジャブジャブ行けそうだが‥。当時の様子をイメージしながら装備を整え、先ずは怖々と線路を横断する。渡り切ってからスキーを履き、尾根取付までの林道歩きがスタートする。適当にショートカットし10分ほどで予定の林道に合流する。そこは除雪が入っており、少しだけ損をした気分になる。林道分岐からウエンナイ川左岸の林道に入るが、ここは流石に除雪されてはいない。気温は高く汗が噴き出すが、それよりも困ったのはスキーに付着する雪で、僅かな新雪がスキーを団子状態にしてしまう。我慢しながら歩いてゆくと、左手に砂防ダムが見え、そのすぐ上流に南東尾根突端が張り出している。
高さも大きさも 高さのある林道から斜滑降で川岸に降りるが、驚いたことにスノモトレースは最短距離を刻んでいる。今にも崩れ落ちそうなSBを利してウエンナイ川を渡り尾根に取付く。初めのうちは針葉樹主体の尾根でゴチャついていて傾斜もある。Co654Pまで上がってしまうとたおやかな尾根となる。やや見通しも利くようになり、東には天幕山が姿を現す。ただ、地形的な特徴に乏しいので、視界不良時など東側斜面の落ち込みを意識するといいだろう。Co780辺りまで上がると、南東尾根に合流し進路は北西に変わる。右手にCo797Pの平坦地が見えるが、手前からショートカットし鞍部に出る。眼前に目指す摺鉢山が登場する。高さも大きさもあり、それなりの迫力を感じる。頂上台地まで標高差200メートルの急登、ラスト150メートルは傾斜が強く、カリカリ斜面なら間違いなくスキーアイゼンの出番だ。幸い軟らかい雪でその必要はない。
穏かな頂上台地 左足元に大きく広がる垂涎斜面、奥に視線を伸ばすと上川の四角い田畑が広がり、霞む表大雪の山々が異次元の高さを見せている。一方、北側は折り重なるような山岳景観である。眺望に癒されながらジグを切る。傾斜が緩みだすと頂上台地は近い。青い空に吸い込まれるようにカンバの木をすり抜け台地南端に上がる。頂上は北西方向にあり、直線距離にして250メートルほど。緩やかに湾曲する頂上稜線を反時計回りに進んでゆく。そこはほぼフラットで、スノーシューのトレースが伸びている。おそらく、今日のものだろうが、登山者の姿はない。南側は穏やかな斜面だが、北側は急激に落ち込み、僅かに雪庇もあるので注意する。頂稜西端の少し手前に頂上はあり、側の灌木に赤いテープが結び付けられている。雪の下には三角点(三等三角点 点名:摺鉢山)もあるのだろうが、掘り返して探すほどマニアではない。西には翌日登る突角山がゆったりと裾野を広げ、北には沢を挟んで宇江内山と、その右奥には天塩山魁が白い山稜を見せている。
登るべき時期が 西方向にスノモの爆音が響くが、目を凝らしても姿は見えない。暖かいことをいいことに、私としてはやや長めのランチタイムをとるが、ジッとしていると寒い。25分の頂上滞在の後、下山を開始する。Co797Pまでは傾斜があるので、まあまあの滑りを楽しむことが出来た。頂稜直下は雪崩リスクが高そうだが‥。支尾根まで降りてしまうと、予想通りベタつく雪で苦労させられる。アクセルとブレーキを同時に作動させるような、なんとも不自然な滑りを強いられてしまう。慎重に尾根取付まで降りて林道に上がる。その傾斜は僅かだが、早い時期なら面白いようにスキーは滑るだろうに、と思いながら必死のクロカン走行で車まで戻る。今回の摺鉢山は、独立峰であるが故にまずまずの展望は得られたが、山容そのものが際立っている訳ではない。正直、想定の範囲内で初山のわりには感激が薄い。もっとも、個性のある山の方が圧倒的に少ない訳で、贅沢は言えない。ただ、厳冬期あたりだとパウダーを楽しめる訳で、山の魅力も増すというものである。やはり、個々の山に登るべき時期があるのだろう。
★往復5時間弱の山行で、特別ハードだったという訳でもないが身体は正直だ。下山後、後始末を終えて車に乗り込んだ途端に脚が攣りだしてしまう。やはり、団子状態となったスキーでの登高と、下降時のベタ雪スキー操作で、足腰への負担が大きかったようだ。但し、これはあらかじめ想定できた訳で、それ故、アップとダウンを念入りに行なう必要がある。それをサボった代償ともいえるが、この程度で済んで良かったと考えたい。
■山行年月
2015.03.21
■天気
■同行者
単独
■山行形態
残雪期登山
■コース:往路/帰路
南東尾根
渡船場跡石碑 砂防ダム
ウエンナイ川 尾根末端付近
天幕山方向 Co654P
Co780から摺鉢山 鞍部から天塩山塊
頂上台地への急登 麓の風景
頂上台地直下 尾根頭から頂上
突角山方向 頂上稜線
頂上 灌木のテープ
頂上から尾根頭 GPSトラック
コースタイム
JR作業道終点 7:50
尾根取付 8:30
尾根Co780JP 10:00
摺鉢山 11:10
所要時間 3:20
摺鉢山 11:35
尾根取付 12:25
JR作業道終点 13:05
所要時間 1:30