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385.ホロカ山(東大雪/1165.8M)
山の魅力は乏しいが「初登頂」の事実が欲しくて久々スノーシューアタック
有難き林道除雪 大雪山系の中でもニペソツ山やウペペサンケ山の位置する東大雪は私の居住地からも比較的近く、足蹴く通うことが多い。国道273号線を糠平源泉郷から三国峠方面に15分も走ると幌加除雪ステーションがあり、左側に見える山が二等三角点設置のホロカ山である(点名:幌加音更)。山の東麓を音更川が流れ、東斜面は概して急斜面というか、崕地形である。全山濃い樹木に覆われ、スキーには不向きで、特別、眺望が良いとも思えない山を選んだ理由は一つだけ。「初登頂」という事実が欲しかったから(笑)。滝の沢橋と並行する第五音更川橋梁は東大雪の開拓の歴史を伝える旧国鉄士幌線のアーチ橋である。魅入っている暇もなく藪の沢林道に分け入る。有難いことに除雪が入っており、300メートルほど進むと、左手にルートとなる北東尾根の末端が張り出している。足元をどうするか悩んだ挙句、スノーシューをチョイス。出だしの急斜面を突破すればスキーも使えそうなのだが‥。薄いスノーブリッジを利して音更川の支流を渡り対岸へ。
最初の30分勝負 ルートとなる北東尾根の基部はとにかく傾斜が強い。おまけに、雪は深くサラサラだ。このところの暖気で腐っているのではと予想していたが、全くの見当違いだった。およそ30分ほど、踏ん張りの全く効かない雪と格闘し、高度をCo700近くまで上げる。傾斜が緩み、造材道らしき地形を横切る。木の枝には何の印か赤テープが棚引く。ここからは斜面に夥しい鹿の足跡が広がっているので、尾根の背を辿る最も顕著な彼等のトレースを辿らせてもらう。ラッセルは全くなく、さながら、天国の登行とでも言えようか。Co800P付近まで上がると、濃い樹林帯を抜けだし、傾斜も一段と緩やかになる。前方奥にはホロカ山のピークが望めるようになり、東側には国道を挟んで対峙する山々、右には頂上部が平坦な軍艦山などが視界のものとなる。状況は好転したが、風は一気に強さを増す。強風に抗しながら辿る尾根、折れた樹木と剥き出しの地面が目を引く。地形図Cp918Pを過ぎると左前方の糠平湖と背後のクマネシリ山魁が視界に加わってくる。
鹿道パタリ消失 テンションも上がるところだが、東斜面には小規模な全層雪崩が発生している。季節が確実に巡るのは喜ぶべきことだが、「羆対策」もリスク管理に加わる訳で、こちらはあまり有難くない。鹿トレースも尾根形状が顕著となり、傾斜も強まるCo1000P付近からはパッタリと消える。雪が固そうな所や少なそうな所を選んでルートをとるが、膝上まで踏み抜くこと度々でペースは上がらない。上がれども上がれどもピークは遠い、そんな状況が続く。「3時間もあれば‥」と思っていたが、結局、それをも若干オーバーする苦戦ぶりで、正午前になんとか登頂を果たす。こんもりと盛り上がり、一見すると穏やかな頂上だが、強い西風が吹き抜ける。木の枝には名前入りのピンクテープが付けられているが、登山と関係があるのだろうか。眺望といえば、糠平湖方面が見通せるだけで、他は高い樹木に遮られてそれを得ることはできない。反対側に2〜3分下るとニペソツやウペペサンケが一望できるビューポイントがあるらしいが、西側から南側にかけては濃いガスに覆われており、足を運ぶだけ無駄というものだ。頂上直下の雪庇を利用してショートランチを摂る。耳を澄ますと、強い風に混じって鹿の鳴き声が聞こえてくる。それを合図に、重い腰を上げ下山を開始する。
再訪の価値無か 鹿道が現れる辺りまで降りると、前方に5〜6頭の鹿がいて、私に気付くと驚いて一斉に西側斜面に逃げ込んで行った。ここでは私が侵入者なのに、少し悪いことをしたような気になってしまう。西風に背中を押されるように高度を下げ、取付付近の急斜面は転げ落ちるように川原に降り立つ。結果、70分ほどで高度差550メートルを降りきる。正直、登行意欲がそそられる山ではなく、当初目的の登頂を成し得た今でもその印象に変化はない。ただ、魅力に乏しいマイナーな山故に再訪の価値なしと一蹴するのは少し可哀想な気もする。時にはこんな山もいいと思うことにしよう。なお、この山の積雪期の一般ルートは北東尾根と思われるが、取付からの100メートルをどうクリアするのかポイントである。雪がもう少し固くなるか、腐るかすればスノーシュー登行はより容易になるだろう。また、スキーで無理矢理登るという方法もありだが、問題は下りである。階段下りや横滑りがメインで、斜滑降が可能なのは尾根半ばの緩斜面くらいである。造材道を巧く繋ぐことが出来ればいいのだが‥。
■山行年月
2014.02.28(金)
■天気
晴時々曇
■同行者
単独
■山行形態
積雪期登山
■コース:往路/帰路
北東尾根
音更川支流 取付尾根
急斜面に造材道 鹿達の憩の場か
密集した樹林帯 緩斜面から山頂
対岸の山並 強風に抗する
北側の軍艦山 剥き出しの地面
糠平湖遠望 クマネシリ遠望
直下の急斜面 もう直ぐ山頂
山頂風景 GPSトラック
コースタイム
林道610P 8:40
北東尾根918P 10:20
ホロカ山 11:50
所要時間 3:10
ホロカ山 12:10
林道610P 13:20
所要時間 1:10