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377.黒岳(表大雪/1984M)
今季初滑りはコンディション最悪も何とか登頂しサプライズのおまけ付き
明瞭なトレース 11月28日に黒岳スキー場がオープンし、ゲレンデの積雪は150センチほどもあるという。ならば初滑り行くべしである。オープン直後の週末に黒岳に向かう。好天の十勝から圧雪の峠路を越えて層雲峡温泉へ。小雪舞う中、ロープウエイとリフトを乗り継いで黒岳七合目まで上がる。黒岳北斜面から桂月岳や凌雲岳辺りが見えるはずだが、雪雲に覆われ目にすることはできない。標高は既に1500メートルを超え、雪に風もついている。果たして、何処まで上がれるか、直前にスタートしていった2人パーティの後を追うように出発する。明瞭なトレースがあり、有難くそれを辿らせてもらう。ロープウエイ黒岳駅に置かれた入山帳によると、10名以上の登山者が先行しており、トレースはそれを裏付ける確かなものだった。ノントレースなら30センチ近いラッセルを強いられることだろう。直ぐ前を上がる登山者はボードを担ぎ、足元はスノーシューだ。かなり苦しいようで頻繁に休みをとる。やはり、スキーのアドバンテージは大きいようだ。
先行パ途中撤退 淡々とジグを切りながら高度を上げてゆく。灌木やブッシュ帯を行くのだが、例年より積雪量は多く、今季は早い時期から滑りを楽しめそうだ。ただ、次第に風雪が強まり、視界も落ちてくる。Co1700を超えたあたりで、前方にぼんやりと登山者の姿が見えてくる。10名ほどのパーティらしく、立ち止って何やら話しこんでいる。途切れ途切れに聞こえてくる声。「風が強い‥撤退‥」。どうやらここから引き返すようだ。私はもう少し上がってみることにし、谷側から彼らをパスして前に出る。勿論、トレースはなく単独ラッセルとなる。視界は30メートルから50メートルほどで、その間隔に合わせてコースサインをセットしてゆく。GPSもあるのだが、こういったアナログ手法を併用すると心強い。浅い沢形を越えると、前方に薄らとマネキ岩が見え、薄日が差したりもする。天候の急激な悪化はないと判断し、登高を継続する。
根拠無き確信が ラッセルは時に50センチほどになるが、平均30センチ程度で、雪が重くないので消耗は少ない。何より、前半に楽出来た分、体力的には余力があるようだ。Co1900付近で後続の登山者を見る。私なりに「根拠なき確信」に基づき頂上を目指したのだが、客観的に見てそれは無謀な行為に映るのか‥。そんなことを思っていた矢先だったので、何となく安堵感に満たされる。やがて、頂上付近のブッシュやら岩場などが見えてくる。直下で後続の登山者が私をパスしていく。結局、3番目で頂上の人となる。頂上は予想通り強風が吹き荒れ、急いで監視所の裏側に逃げ込む。空身で証拠写真を撮りに出るが、踏ん張って立っていないと飛ばされそうになる。風速は15メートルほどはありそうで、時折、更に強い風が混じる。登山者達は皆姿勢を低くして下山準備にかかっている。15分ほど休憩の後、私が最初に下山を開始する。コンパスをセットし滑りだすが、ゴーグルがくもりだす。雪でこすり薄い氷を落とすが、効果は僅かなので諦めてザックにしまう。
縁を感じる岳友 帽子を深く被り、フェイスマスクをつけ、フードを被る。雪面のアンジュレーションが掴めず、滑るというよりは、落ちるように降りてゆく。直下で上を目指す単独の登山者と会う。すれ違いざまに、彼が私の名を呼ぶではないか。誰かと思いきや、岳友のoginoさんだった。偶然にしては出来過ぎのような再会だが、山で偶然会うのはこれで2回目。彼とは何となく縁があるらしい(笑)。下で待っている旨を伝え下山を続行する。コーステープを回収しながら時間をかけて下降するが、往路のトレースなど全く見えない。Co1700付近でようやく夥しいシュプールを見る。この辺りから撤退した登山者も多いに違いない。もっとも、滑り狙いなら、その方が賢明というべきだろう。私も少しだけ滑りを楽しむ。いつもなら聞こえるはずのスキー場内のアナウンスやリフトの運行音も全く聞こえず、突然、七合目の駅舎が現れるという感じだった。
苦しいゲレンデ 締めくくりは、圧雪されたゲレンデを一滑りし五合目に戻りつく。標高差200メートル、僅か5分ほど圧雪バーンを滑っただけなのに脚が悲鳴を上げている。「もうゲレンデには戻れないな〜」と思う。oginoさんの到着を待って一緒の便で下まで降りる。ゲレンデは天然雪の滑りを楽しむ若者達で賑いを見せていたが、温泉街の寂れようはどうしたことだろうか。以前は、お土産屋さんや飲食店が軒を並べていたが、今は端っこのラーメン屋さんだけが営業している。oginoさんと二人、ラーメンランチをいただきながら偶然の再会を喜び合い、暫し、山の話などで時を過ごす。いつものことだが、刺激を与えてくれる岳友である。今季最初の山スキーは、天気に恵まれず滑りを楽しむことは叶わなかったが、登頂出来て、岳友とも再会できた。ある意味、充実した山行だったといえるだろう。日高の積雪状態がイマイチなので、今月中の再訪の可能性は高い。そんなことを想いながら温泉街を後にする。

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■山行年月
2013.12.01(日)
■天気
曇時々雪
■同行者
単独
■山行形態
新雪期登山
■コース:往路/帰路
層雲峡温泉
五合目看板 リフト乗場方向
先行の登山者 山頂標識
山頂の登山者達
監視所 GPSトラック
コースタイム
自宅午前06時45分出発
登山口(七合目) 10:00
黒岳 11:35
所要時間 1:35
黒岳 11:50
下山口(五合目) 12:40
所要時間 :50
自宅午後04時30分到着