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355.ペケレベツ岳(北日高/1532.0M)
リハビリを兼ねて東面を反時計回りに一巡り「やっぱり中央尾根が一番」
病み上りには‥ 2月11日のペケレベツ岳東尾根山行は、私的には超一級の山岳ゲレンデ発見にも似た感激を覚えたものだが、その際に気になったのが左右両隣の尾根である。頂上から派生する東尾根よりは、やや小ぶりながら、酷似した形状と急峻さ、適度な植生には惹かれるものがあった。日をおかずに再訪するつもりが、風邪を引いてしまい2週間も空いてしまった。「病み上りには丁度いいかも‥」、そんな気持ちで日曜の朝、高速を走らせる。勝手知ったる、日勝峠清水側Co675P付近の「緑の回廊」看板側に車を置き9時前にスタート。直前に2人パーティが出発していくが、彼等は左手の林道沿いに進んでいく。行先を聞きたかったが、機会を逸してしまった。尾根取付までは前回と同じルート。緩やかな1343JP北東尾根の枝尾根を回り込んで小林川左岸に出ると、正面に目指すペケレベツ岳東面が全容を現す。雪雲に覆われたり、好天でも地吹雪模様だったりで、スッキリ望めることがないだけに久々に目にする感じだ。相変わらずどっしりとした印象だが、それにしても傾斜がキツイ!。あんな所を滑り降りるなんてどうかしている、と自分に語りかけたりする。
春めいた雰囲気 今回のプランは、右尾根→頂上→左尾根と、反時計回りに辿るそれである。Co900付近で沢筋に降りて、北側から右尾根に上がる。先日上がった中央尾根同様、その末端は平坦で傾斜も緩やかな疎林である。左側の中央尾根とその奥の主稜線1458JPを視界に入れながら淡々と上がっていく。右は夏道のある1343JP北東尾根である。初めこそ直登出来たものの、Co1000P付近を越えると苦しくてジグを切るようになる。変化のない景色が登高を辛いものにさせるが、ここは耐えるしかない。但し、雪の状態は良くて、ここを戻るのもアリかななどと思う。背後に目をやると、尾根を回り込むように走る国道と雪深き十勝平野が望めるようになる。この日は厳しい冷え込みに見舞われた十勝地方だが、何処となく春めいた雰囲気を感じる。やはり、季節は確実に巡っているようだ。Co1300P付近まで上がると、右手に主稜線1343JPがピラミダルな山容を見せる。あくまで白い直下東斜面が魅力的に映る。高度を上げるにつれ、1445峰、労山熊見山、双珠別岳が順番に姿を現し、Co1430P付近で主稜線に出ると沙流岳が加わる。アプローチ抜群の山域は全山スキー適地だ。
尾根下部は複雑 稜線直下西側に広がるカンバ帯が樹氷を纏い、眩しく美しく輝やく。強風でクラストし波打つ稜線を辿ること20分で今季2度目の頂上に立つ。このところ、ピーク直下に荷をデポし「空身アタック」のパターンが多いだけに、この日は喘ぎ喘ぎの登頂となる。青空が広がる訳ではないが高曇で遠望は利くし風もほとんどない。眺望で付記すべきは、南側のそれだろう。特に、ペンケヌーシ岳からチロロ岳、幌内岳、パンケヌーシ岳、芽室岳に至るラインが存在感を放つ。直下南側で小休止の後、左尾根(南側)目がけてドロップイン。中央尾根にはシュプールが一筋刻まれている。この持主もおそらく歓声を上げたに違いない。幸運なスキーヤーである。右上の雪庇がいやらしいので一気に樹林帯まで下降する。予想通りのパウダーが嬉しい。疎らな樹木の間を時に大きく、時に小さく弧を描きながらすり抜けてゆく。だが、下部に行くに従い樹木がやや込んでくるのに加え、尾根地形そのものに起伏が出てきて、ライン取りに四苦八苦するようになる。
小雪庇の向うは 追いやられるように左側の沢寄り斜面に滑降ルートをとるが、沢側には小雪庇が張り出し、絶壁と化しているではないか。ハードエッジングでなんとか飛び出すのを食い止める。ヒヤヒヤものである。尾根末端は沢から急角度で立ちあがっているので、スンナリと沢床に降りられそうにない。右側の沢寄り斜面に逃げ沢床に降りる。沢筋に沿って滑り降り、途中から中央尾根右斜面に上がる。斜度は甘いが広い斜面でスピードは面白いように出る。やはり、中央尾根が一番楽しめるのではないだろうか。尾根末端も緩やかで、ごく自然にCo840二股に出る。沢筋にはトレースもあり、そのまま降りても良いのだが、沢筋は深く大きくなり、顕著な登り返しも出てきそうなのでCo820P付近でそこを離れ左岸の往路に合流する。途中で私のスキートレースの上に真新しいスノーシューのそれが被ってくる。どうやら、1343JP北東尾根方向に向かっているようだ。雪質がやや重めになってきているとはいえ、スノーシューラッセルはやはり辛いような気がするが‥。
十勝側から連続してアタックしたペケレベツ岳。東に面する樹林帯で風の影響も受けにくいため、まだしばらくは東尾根スキーを楽しめそうだが、当然ながら、沢渡渉と雪崩には気を配る必要がある。
■山行年月
2013.02.24(日)
■天気
曇時々晴
■同行者
単独
■山行形態
積雪期登山
■コース:往路/帰路
東尾根
ペケレベツ岳 1343JP
尾根と十勝平野 1445峰と双珠別岳
沙流岳 肩から頂上
ペンケとチロロ 芽室岳と幌内岳
頂上風景 東面全景
登高尾根方向 下降尾根風景
直下のシュプール GPSトラック
コースタイム
自宅午前7時05分出発
Co660林道入口 8:55
Co890尾根取付 10:00
ペケレベツ岳 12:50
所要時間 3:55
ペケレベツ岳 13:15
Co840尾根末端 13:50
Co660林道入口 14:00
所要時間 :45
自宅午後04時30分到着