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327.日勝1445峰(北日高/1445M)
意外にも日勝北斜面は上から下まで記憶にないほどの好コンディション
寝坊して日勝峠 久々の平日休み。天気も良さそうなので、当然のよう山行プランを立てる。週末に降雪があったが、気温が高かったので湿雪だろうとのヨミでスキーではなく、スノーシューを選択。行先を南日高のトヨニ岳か野塚岳と決めたはいいが、あろうことか、寝坊してしまった。家でまったりともいかず、こうなると行先は自ずと決まってくる。高速飛ばして日勝峠へ向かう。だが、清水インター過ぎの道路情報が日勝峠は「事故のため通行止」とあるではないか。一瞬、ガックリくるも、それは日高側との表示があり、清水側のゲートは開いていた。安堵しつつ9時前に峠の駐車場に着く。出発間際に到着した男女2人パーティはスノーシューで1445峰だという。今回はスノーシューに分があるかもしれないと思いながらスタートする。ノントレースなので最初から30センチほどのラッセルとなる。予想より湿気は少ないが、厳冬期のサラサラ雪ではないのでやはり堪える。直ぐに息が上がり、こんなんで上まで行けるだろうかと不安に駆られる。
平穏静寂な斜面 北斜面が見渡せるところまで上がってしまうと傾斜はいったん緩む。いつもならシュカプラでガタガタの斜面だが、見た目は平穏・静寂な雪面といった感じである。風は4〜5メートルほどだろうが、やや重めの雪を飛ばすほどの力はないようだ。振り返ると、私のトレースの西側に並行してスノーシューのボーダーがトレースを刻み、前述のパーティはそのあとを辿っている。彼らのペースは私より少しだけ遅いようだが、もはや、スキーに圧倒的なアドバンテージはない。私のトレースを使えばよさそうなものだが‥。小休止を繰り返しながらも、ひたすら上を目指す。主稜線に続く東尾根に乗るころには青空も顔を出しはじめるが、風も次第に強くなり、ガスが足早に流れていく。ペケレベツ岳がかろうじて見えている。雪を抱くカンバの疎林を上がり頂稜の肩に出る。ハイマツこそ雪に埋まるが、雪面はいつもどおり波打っている。正面からの強風に抗して西端のピークまで行くと、可愛らしいモンスターの奥に沙流岳が望めるようになる。
感激のパウダー 北斜面の状態によっては堀ゲレンデに行くつもりだったが、北斜面が意外と良さそうなのでその必要はなさそうだ。舞い上がる雪煙の中では、5分ほど滞在するのがやっとだった。肩付近まで戻りシールを外す。北西遠くにはトマムスキー場や落合岳が姿を見せ、双珠別岳や狩振岳が白く輝いている。ピークに向かうパーティを左上に見ながら、滑降点まで降りると無傷なはずの斜面にクッキリとボードのシュプールが刻まれているではないか。ピークに寄らずに降りたようである。意表を突かれた感じである。果たして、雪質はどうか‥。最初はそれを確認するかのように斜面に飛び出す。何と、ほとんどパウダーではないか。勿論、雪質も均一でスキーコントロールは思いのほか容易である。「この時期、こんないい雪に出会えるなんて‥」、半ば感激しながら標高差にして150メートルほどを一気に滑り降りる。Co1270Pのトドマツだろうか、針葉樹の側がいつもの休憩ポイントである。迷うことなくザックをデポし登り返しに入る。
函館からの遠征 これほどの斜面、1本では勿体ない。我トレースを辿り、15分近くかけて肩付近まで上がると、ピークから戻ってきた男女2人パーティと一緒になる。聞けば、函館からの遠征で、本当は沙流岳までの予定だったが、日勝峠通行止の影響で1時間ほど遅れてしまい断念したという。決して若くはないお二人、そのアクティブさには驚くばかりである。流石に、空身は滑りにキレを与えてくれる。雪煙で腰まで埋まりながら歓声を上げるシーンが続く。結局、ショートランチを挟んでもう1本滑り、休憩Pを後にする。ここからは傾斜が緩むので、北斜面中央付近までは下りといえども膝上ラッセルを強いられる。ただ、これは全くの御愛嬌で、直ぐに適度なスピードを得ることが出来る。中腹からトンネル上部までも、いつもなら、ハイマツや一様でない雪面に苦しめられるが、この日は全く違う。上から下までパウダーバーンなのだ。
カラフルウエア 大きく小さく弧を描く。山スキーを初めて9シーズンだが、これほどコンディションの良い北斜面は私の記憶にはない。何気なく西側樹林帯を見ると、カラフルなウエアのボーダーがジャンプを楽しんでいる。そこにはジャンプ台まで作られていた。日勝ピークは山スキーヤーだけでなく、彼等にとっても身近なバックカントリーのようだ。ちなみに、この日、山スキーは私一人で、ボーダー3人、スノーシュー2人という内訳である。ともあれ、久々に滑りを楽しむことが出来た。これも寝坊したお陰というべきで、密かに感謝である(笑)。
★羅臼岳でシールを片方亡くしてしまったので、急遽、古いスキーのシール(今年、購入したばかりで未使用)を使用した。長さが161センチなので、カット調整して今のスキー(153センチ)に合わせる。幅こそ、少し不足しているが、とりあえず問題は発生せず、ホッとしたものである。
■山行年月
2012.03.27(火)
■天気
曇時々晴
■同行者
単独
■山行形態
積雪期登山
■コース:往路/帰路
日勝峠
北斜面中腹 雪抱く針葉樹
枝の奥に後続者 ペケレベツ岳遠望
ガス舞う頂稜 モンスターと沙流
頂稜の雪煙 コースサイン
トマムと落合岳 十勝平野
シュプール@ シュプールA
滑降Pから北斜面 GPSトラック
コースタイム
自宅午前07時45分出発
日勝峠駐車場 9:10
1445峰 10:35
所要時間 1:25
1445峰 10:40
Co1270P 10:55
12:30
日勝峠駐車場 12:35
所要時間 1:55
自宅午後03時10分到着