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324.天幕山(北大雪/1052.3M)
登山史に新たに加わった一座は正しくスキーの山も厳冬期に来ていれば‥
最近売出中の山 北大雪遠征2日目は二等三角点が設置されている天幕山(点名も同じ)。西に連なる摺鉢山(1026.6M)、突角山(1059.6M)とともに上川三山と呼ばれ、最近ではネット上でも山行情報が流れている。登山道が整備されている訳ではなく、冬期間に、主として山スキー狙いで登られているようである。前夜来の雪で白く冷え込んだ層雲峡の温泉街を出発。前日に確かめた上川町中越の入山口に向かう。この日も前日に続いての晴天で、山行も30パーセントほどは成就した気分である。直ぐ近くで石狩川の支流・留辺志部川に北側からシビナイ川が流入するが、その左岸沿いに走る林道が国道から伸びている。林道入口は僅かに除雪されていて、車が4〜5台止められるスペースがある。すでに先客の車が2台があり、私達の直ぐ後からも1台がやってきた。私達は、スノーボードを担ぎスノーシューで天幕山に上るという彼より一足先に出発する。ルートは天幕山の南東尾根で、シビナイ川右岸に樹木が密集し傾斜もきつそうな尾根が迫り出している。
尾根取付が難所 ある程度林道を詰めてからシビナイ川を渡渉し尾根に取付く方法もあるが、初山故「分かりやすさ」を優先し今回のルートとする。歩き始めて直ぐに道路ならぬ線路(JR石北本線)の横断がある。見通しが良く、ゆっくり渡っても良さそうなものだが、何となく気が急いてしまう。線路の向う側は少しの間林道を行く。スキートレースもあるが、それは林道の奥へと伸びている(いずれ、尾根で合流すると読んだが‥)。左手のシビナイ川をスノーブリッジを利して右岸に渡り、南東尾根末端に取付く。雪崩が起きそうな斜面にトレースがあるが、流石にそこは辿れず、少し戻ってから尾根に取付く。最初こそ傾斜が強いが、10分ほども上ってしまえば、後は意外に簡単である。樹木がそれほど密でないことと、スキーがほとんど沈まずラッセルの必要がないからである。直ぐに、前述のボーダーが私達をパスしていく。締まった雪なのでスノーシューは快適なグリップを得ているようで、ガンガン直登していく。見る間に尾根上部に消えていった。
実力試される山 私達は40分ほどのジグ登行の後、尾根上部の平坦地に出る。そこには鉄塔が立ち東西に高圧電線が走っている。視界不良時などは目印になりそうである。暫くは極緩やかな登りが続く。真新しいスノーシュートレースをはじめ、幾筋ものそれがあり、入山者が比較的多いことを物語っている。Co730Pからは天幕山の南面が望めるようになるが、まだまだ遠い。この南東尾根はCo850P付近まで僅かなアップダウンを繰り返しながら高度を緩やかに上げていく地形である。登高時は全く問題とはならないが、復路は極力登り返しのないルートが求められる。そんなことを視野に入れながら地形を確かめルートを決めていく。今回はたまたまトレースがあったから別だが、初山でノントレースなら地図読みやルート取りの真価が問われる地形であろう。Co800Pで尾根を横切る林道を見る。ここからは右にやや明瞭な尾根地形があり、そこを60メートルほど登ると、地形図858標高点で前方視界が大きく開ける。高さのある垂涎斜面が左右に広がり圧倒されそうだ。
広く平坦な頂上 斜面左寄りに登高トレースがあり、中央寄りにボードやスキーのシュプールが刻まれている。ほとんど無傷の斜面と言っても良さそうである。少し下り壁のような斜面に取付く。この時点ですでに雪はベタついていて、滑りはあまり期待できないことを知る。息を切らしながら急斜面をジグ登行で登りきると、樹木のない緩斜面が続いている。「頂上まで30分」と言ってnaokoさんを励ましていると、前述のボーダーが降りてくる。彼は、頂上が近いことや、そこは風が強いことなどを教えてくれる。ちょっとしたことだが、こういうことが実にありがたい。逆の立場なら私に同じことが出来るだろうか‥。悲しいかな、内向的性格ゆえ自信が持てない(笑)。直線的に登っていくと広葉樹の疎林があり、そこを抜け出すと最後と思われる高みが待ち受けていた。南側から回り込むようにクラスト雪面を登っていくと、広い頂上台地に出る。GPSがなければ何処がそれか分からないような広い地形で、念のために西端まで足を伸ばしてみたくらいである。
転倒1回は上出来 西端からは、南西から突き上げる天幕沢の源頭部が望めるが、そこもスキー向きの斜面と言えそうで、時間に余裕があれば突入してみたいところである(国道から見える白い斜面はおそらくここだと思われる)。さて、下降だが、南東斜面Co850P付近までは予想通りバリズボでスキーが刺さり込む。それでも、私のスキーレベルからすれば大転倒1回は上出来と言えそうである。naokoさんも恐る恐るの滑りで、スキーが下手になってしまった気がしたという。トラウマになってしまうのではないかと心配したが、彼女は向上心が強く、「こんな雪でも上手に滑れなくちゃ」と話す。この時期特有とはいえ、前日のチトカニに引き続く悪雪に、私自身、申し訳ないような気持になってしまった。地形図858標高点は西側からスルーし登り返しを回避する。この付近から林道までの樹林帯はとてもいい雪で、これからは日射が遮られる樹林帯が狙い目のようである。林道脇でランチタイムの後、微妙な登り返しに耐えて、僅かな滑降シーンを楽しむ。
意外性ある尾根 鉄塔下まで戻ると、後は、最後の急斜面が待ち受けている。いざとなれば、斜滑降プラス山回りターンで降りればいいと思っていたが、実際は雪が適度に腐り、ショートターンで苦もなく取付きまで降りることが出来た。登りも下りもこの尾根は良い意味で意外性を見せてくれた。難所の線路横断を無難にこなし13時に下山を完了する。悪雪で滑りこそ苦しめられた2日間だったが、天候に恵まれ登頂を果たすことが出来た。特に、天幕山は初登山なので、私の登山史に新たな1座が加わったことになる。素直に喜びたい。上川三山というからには、摺鉢山と突角山も登ってワンセットということだろう。今季中にと行きたいところだが、他地域への遠征もあり再訪は難しい。来季、厳冬期に思う存分パウダーを楽しみたい。帰路は山岳パノラマラインともいうべく国道を山座固定をしながらドライブ。路面は夏のように乾燥しついついオーバースピードになる。春がそこまで来ていることを思いしらされる。
■山行年月
2012.03.04(日)
■天気
■同行者
naokoさん
■山行形態
積雪期登山
■コース:往路/帰路
中越・南東尾根
線路横断から 登高尾根(復路)
意外に快適な尾根 尾根上部
鉄塔とトレース 天幕山遠望
Co750P尾根北面 Co800Pの林道
南東斜面@ 中腹から858方向
南東斜面A 直下緩斜面
頂上風景@ 頂上風景A
線路側の施設 GPSトラック
コースタイム
層雲峡午前8時05分出発
国道 8:55
Co730P 10:05
Co858P 10:50
天幕山 11:35
所要時間 2:40
天幕山 11:50
林道Co800P 12:05
12:25
Co730P 12:35
国道 13:00
所要時間 1:10
(20)
自宅午後05時10分到着