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322.落合岳(北日高/1166M)
テンション上らず尾根半ばで登頂を断念し垂涎斜面のスキー滑降にシフト
寝坊プラス風邪 落合岳はトマムスキー場(トマム山)の北隣に位置する1200メートル弱の山で、山頂に立つ巨大アンテナ群は麓からも見ることが出来る。この山も今まで何度か登るプランを立てたが、悪天でキャンセルという経緯がある。今回はというと、前日のオダッシュ山の疲れもあったのか、すっかり朝寝坊してしまい、風邪気味というおまけまでついてしまった。普通ならキャンセルするところだが、そそくさと支度をして高速に乗る。トマムインターで降りて、9時過ぎに落合市街から4.3キロほどの入山口に到着する。高速道がなければ端から諦めていたところで、大袈裟に言うと、山との時間的距離を縮め不可能を可能にしてくれた感じである。適当な駐車スペースがないので、路側帯らしき所に無理矢理車を押し込む。小雪が舞い遠望は利かないが、行けるところまで行くことにする。国道38号線側の林道入口には狩勝幹線という標識がある。勿論、そこは除雪しているはずもなく、最初から20センチほどのラッセルとなるが、雪は軽く消耗は少なそうだ。
小鳥のさえずり 歩き始めて直ぐに高圧送電線の下を通過する。前方に伸びる真直ぐな林道。左はカラマツ林で、右は鹿害対策だろうか、鉄柵・金網に囲まれた畑が広がっている。以前、こういった対策を講じている地域は局所的だったが、いまやいたるところで見られるようになってしまった。生態系のバランスが崩れた結果とも言える訳で、対応には難しさを伴うのだろう。手っ取り早いのが鉄柵・金網なのだろうが、何とも無機質である。緩やかな勾配が出てくると、林道はようやく山中に入る。そこは風もなく全く静かで、無音とはこういう状態をさすのだろうかと思ったりする。正直、あまり気持ちの良いものではない。林道が分岐するCo510P過ぎで斜面に取付く。目指すは北尾根Co816Pの南コル付近で、コンパスを南西方向にセットし登行開始である。雑木林を一登りすると地形図にない林道に出る。主要林道から分岐した造材道が上に伸びているようで、上手に辿ればかなり上まで登れるだろう。ただ、これではつまらないので、無視して直登する。この辺りで小鳥のさえずりを耳にしホッとする。ほどなく、可愛い姿まで見せてくれた。思わず声をかける私がいた。
悪天で意気消沈 傾斜が増しトドマツの幼木林を上がっていくと、予想通りまた造材道に出会う。結局、Co750P付近まで4度も造材道を横切ることとなった。それにしても、雪を抱いた常緑樹は何とも豊かで風情があるものだ。Co816Pから東に派生する尾根の背まで上がると、辺りは広葉樹の疎林に変わり、風も出てきた。レイヤリングミスで多めに汗を掻いてしまった。風が体熱を否応なく奪っていく。Co816Pの東斜面をトラバース気味に進んでいくと、左足下には垂涎のスキー斜面が広がり、右上にはほとんど樹木のないたおやかな高みが視界に入ってくる。どうやら816Pのようだ。だが、肝心の落合岳は雪とガスの中で、せいぜい頂稜西肩付近までしか見ることが出来ない。コルに近づくにつれて風も一段と強くなり、雪面はシュカプラができクラストしている。強風は軽い雪を飛ばし、かなり古いスキートレースも浮かび上がらせている。90分もあればピークに立てる所まで来ており、お天気が良ければ迷わず前進しただろうが、テンションが一気に下がりとてもそんな気分になれない。登山におけるモチベーションを考えた時、好天は最大のアドレナリンと化すのだ。
スキーテク磨く 悪天をいいことにアッサリと登頂断念を決め、Co816P東斜面での滑りを楽しむことにする。そうとなれば時間に余裕はあるので、南側から回り込む感じでCo816Pまで上がってみる。吹きさらしの丘陵地然としたそこにはポイント標識だろうか、鉄杭が刺さっていた。証拠写真を撮った後、直下東斜面に向かう。スロープ長は100メートルほどだが、雪質は素晴らしく、ランチを挟んで2本楽しむ。これだけでもここまで登ってきた甲斐があったというものである。南側から聞こえてくるスノモらしき音が静寂を破る。
下降も登高ルートがベース。比較的ごちゃついた樹林帯が続くので、滑りは期待できないと思っていたが、望外の爽快感を味わうことが出来た。トドマツの幼木林などは樹間が狭く、傾斜もあるのでスキーテクのトレーニングにはもってこいのシーンとなった(笑)。斜面取付ポイントまで降りてしまうと、あとはなだらかな林道を下るだけ。気温でも高ければスキーが高下駄状態になるところだが、気温が低くそんな心配はいらない。
遠征のついでに この落合岳、南隣のトマムスキー場は言うに及ばず、タケノコ山や社満射岳、先日、山頂でヘリ横転事故のあった狩振岳といった山スキーエリアが近くにあるので、訪れる人は少ないのだろう。尤も、無雪期となれば道道1030号幾寅峠から電力会社の保守管理用の道路が伸びているのでアプローチは格段に容易になる。Co816Pからピークまでの状況は分からないが、地形的にはスキーに不向きな山とも思えない。この山オンリーでの遠征は考えにくいが、富良野遠征のついでに足を伸ばしてみるのもいいと思う。
★この付近の地形図を見ると変った河川名が目に入る。今回のルートとなった国道38号線からの林道の東側に「越中団体の沢川」が流れている。これは空知川の支流だが、南側・トマム山の西側には、鵡川の支流で「青森団体の沢川」がある。ネットで検索してみると、その他に「山形団体の沢川」が遠別川と興部川の支流にあるという。これらは、それぞれの県(地域)で開拓団を組織してその地に入植したという経緯を物語っている。北海道は開拓の地だけに、一般的な地名とか字名などに出身地のそれが使われていることは珍しくないが、河川名にまで及んでいるとは知らなかった。
■山行年月
2012.02.26(日)
■天気
曇時々小雪
■同行者
単独
■山行形態
積雪期登山
■コース:往路/帰路
狩勝幹線・北尾根
林道入口 カラマツ林と鉄柵
林道脇のカラマツ 豊かな冬景色
Co760P付近@ Co760P付近A
Co816P直下東面 キツツキの穴
頂上方向 垂涎の東斜面‥
殺風景な816P シュプール
意外と滑れる斜面 GPSトラック
コースタイム
自宅午前7時45分出発
国道38号 9:30
尾根取付 10:25
北尾根Co816P 11:40
所要時間 2:10
北尾根Co816P 12:30
尾根取付 12:55
国道38号 13:10
所要時間 :40
自宅午後03時30分到着