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320.剣山(北日高/1205.1M)
新装備の「慣らし」山行は全体として好インプレで確かな選択を自画自賛
またも衝動買い 前週の帯広岳山行後に兼用靴のトラブルが発覚した。シェル上部と下部を固定するピンが抜け落ちてしまい、ショップに持ち込むとメーカー修理となってしまった。最低2週間の山スキー休止を受認せざるを得ない状況だったが、意外な展開が待ち受けていた。週末、急用で札幌に行くことになり、ウインドウショッピングのつもりで立寄ったいつもの登山ショップで山スキー一式を購入することになったのだ。現在使用中の装備は8年前にセットで購入したもの。たまたまブーツが修理に及んだが、いずれも経年劣化は否定できず、そろそろ替時ではある。そんな気持ちがむくむくと頭をもたげ、折からのプライスダウンとも相まって優柔不断な私をして決断させるに至った。ま、早い話が衝動買いである(笑)。兼用靴は足に一番しっくりきたガルモントのサミット(3バックル、カラーは黒だけで選択肢がない)、板はK2のバックライト154センチ(カービング)、ビンディングがディアミールのエクスペリエンス、シールはマジックマウンテンのダブルスキンという組み合わせである。お値段は、締めて14.5万円也。予定外の出費は痛いが、これで暫くは装備の心配をしなくて済むのだから、安いものと考えることにする。2時間少々でセッティングしてもらい持ち帰る。
初陣は信仰の山 翌日は慣らし運転ならぬ、「慣らし」山行で北日高の剣山方面に向かう。近くのゲレンデでも良かったのだが、ラッセルとか深雪滑降などでのパフォーマンスも確認してみたかったのでそう決める。登山口となる剣山神社に着いたのが10時過ぎ。鈴の音とともにスタートしていった登山者の後を追うように出発する。行先は手洗川源頭付近の左岸尾根Co902〜Co707P付近の東斜面。手洗川右岸に明瞭なトレースがあるので、とりあえず、それを辿ることにする。夏道尾根にもトレースはあるが、雪は少ない。道端や沢中に沢山の地蔵が鎮座し、信仰厚き霊山といった趣である。今日のものと思われるスキーとスノーシュー跡、所々でスノーシューが深く大きい窪みを作っている。先行する登山者をパスし、ほとんど平坦な疎林を軽快に進んでいく。初めは118ミリの幅広トップに違和感を覚えたが、時間の経過がそれを解消する。意識的にトレースを外してみると20センチほどのラッセルを強いられる。Co550P付近から徐々に傾斜が出てきて、左側の尾根斜面が迫り出してくる。笹原や針葉樹の林を抜けると、何の目印かピンクテープがぶら下がっていたりする。
板の軽さを実感 スノーシューの登山者が降りてくる。果たして何処まで上がったのやら‥。トレースは冬尾根(夏道尾根の南隣)を西から南に回り込むように伸び、Co600Pあたりから本格的な登行となる。右手の小沢を渡渉するトレースもあるが、すでに左岸尾根に向く気は失せ、このまま剣に向かうと決める。だが、時間的に登頂は無理で、稜線の冬尾根頭あたりが目標である。正面には二の森とピークの岩塔がのぞめ、右手対岸には当初予定の白い斜面が見える。板滑走面全体を覆うシールは強力で、かなりの傾斜でもクライミングサポートと連動することで楽に直登出来る。板の軽さを実感したのはキックターンの時だった。山足を引き上げ回す時の重さが全く違うのである。勿論、板が7センチ短くなったことで取回しが容易になったというのもある。ハードな山行になればなるほどスタミナ温存に寄与することだろう。ほどなく、スノーシューとスキーの女性2人パーティが降りてくる。聞けば、蛙岩まで上がったという。私もそこまでは何とか上リたいものだ。
予定の蛙岩まで Co700Pを越えるといよいよ傾斜はきつくなり、ジグを切るシーンが多くなる。まともに西風を受けるためか雪面は波うち、クラストしていたりもする。浅い沢形を詰めていくと、樹木も混みだす。倒木や木の枝の上をスキーで上ることもしばしばで、板やシールを痛めないように気を使う。いつもと同じ荷を背負っているのだが、休む回数が少ないようだ。正面上の稜線が近づいてくるにしたがい、風が強くなる。寒さと風で巨木がミシミシと音を立てる。その風に押されるように正午過ぎに稜線夏道に上る。そこは冬尾根頭と二の森の鞍部、東側にはガスの中に十勝平野が見える。ここからは急斜面、トレースもあるのでツボがセオリーだが、東側斜面から回り込む感じでスキーのまま上っていく。鞍部から20分かけて蛙岩の下に到達するが、すでにトレースは全くない。時間的にはまだ30分は頑張れるが、スキー登行には不向きな稜線だし、ましてや、真新しい装備を酷使するのは到底耐えられない。ツボでは行けるが、ブーツが可哀想だし‥(笑)。
麓は快適疎林帯 旧装備で来ていたなら、無理してでも二の森に向かったことだろうが、状況は一変した。予定通りここから引き返すことにする。地吹雪を避けて、東斜面でシールを外す。糊面の白さが新鮮に映る。慎重に鞍部まで降りて、そこからは斜滑降・山回りターンで濃い樹木をかわしていく。しかし、100メートルほども降りると、冬尾根は快適な疎林帯に変わり、雪質も安定する。私がスタート直後にパスした登山者が上を目指している。時間からしておそらく稜線までだろう。雪は深いがスキーが沈み込むことはあまりなく、操作性は今までの板よりも良い感じがする。木を旗門に見立ててターンを決めていく。カービングスキーの威力に驚きつつ緩斜面まで降りてしまうと、あとは往路をノンストップで戻るだけ。見た目はほとんど平坦だが、スピード制御に苦労するほどの滑りで剣山神社に戻りつく。3時間弱の慣らし山行を順調に終える。
★板やビンディング、シールの性能等についてはある程度予測が付くが、予測が付かないのが兼用靴のそれである。ショップでチェックできる時間はせいぜい30分。そこではフィットしていても、実際の山行で問題が新たになることもある。シェルサイズを0.5センチダウンしたこともあり、最も気懸りだったが、靴擦れや痛みなども出ず、とりあえずは安堵感に包まれる。新しい装備について、今回の山行では全体として好印象であり、衝動買いのわりにはバランスの良い選択だったようである。本当は、アウター上下も欲しかったのだが、こちらはサイズやカラーが品薄状態で、平均高めの価格設定だった。来シーズンの購入予定としよう。
■山行年月
2012.02.12(日)
■天気
■同行者
単独
■山行形態
積雪期登山
■コース:往路/帰路
神社・冬尾根
スキートップ スキーテール
ビンディング 兼用靴
夏道と右岸林道 右に久山岳
靡くピンクテープ 正面に剣山岩塔
対岸の尾根 次第に傾斜が‥
稜線下の急登 コルから十勝平野
名無岩 蛙岩方向
稜線奥に一の森 復路の快適疎林
シュプール@ 下降斜面と久山岳
シュプールA GPSトラック
コースタイム
自宅午前8時30分出発
剣山神社 10:30
Co600P尾根取付 11:20
夏道 12:10
蛙岩 12:30
所要時間 2:00
蛙岩 12:35
Co600P尾根取付 13:05
剣山神社 13:10
所要時間 :35
自宅午後03時35分到着