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316.狩勝山(北日高/984.9M)
女性3人との賑やか山行はサラサラ雪と煌く雪面がなんとも魅力的だった
ギャップに魅力 日勝峠や狩勝峠周辺は言わずと知れた山スキーのエリアである。その中でも狩勝山は、アプローチ条件や登行時間、斜面の大きさ・コンディションなどから、私自身、北部日高で最も楽しめる山と考えている。今季は前年末(12月24日)に1度訪れているが、その時は雪がやや少なめだった。2度目の今回は、masumiさんとnaokoさん、yasukoさんを誘っての賑やか山行である。前夜はアルバイト先の新年会でホテルに帰ったのが午前1時過ぎ。睡眠不足で体調万全といい難いが、狩勝峠を越えると白い狩勝山東面が飛び込んできて一気に山モードになってくる。綺麗に除雪されたいつもの広場に車を止めて、そそくさと準備。9時20分にスタートする。国道を横断し、道路脇の1メートルの雪壁をステップを切って上がる。行き交う車が不審がって車速を緩める。平坦な樹林帯には幾筋ものトレースがあり、一番明瞭なそれを選んで辿る。思えば、前夜は繁華街でカラオケに興じ(私は聴き役ですが‥)、翌朝は厳寒の山中に身を置いている、このギャップが堪らない。緩やかな傾斜を登り詰めると見慣れた雪原が現れ、最奥には狩勝山が望めるようになる。
キックターンが 雪原を南西方向に直進し、北尾根の背に上る。笹がまだ露出しているが、前回山行時のような踏み抜きはない。まとまった降雪こそないが、日々僅かづつの降雪があるようだ。Co711P過ぎの鞍部で小休止を入れた後、本格的な登行開始である。今回が山スキーデビューのyasukoさんに必携テクのキックターン方法をレクチャーする。平坦地やゲレンデでは簡単にできることでも山となると難しい。谷足スキーのトップが浮かず斜面にぶつかり上手く回せない。@山足スキーを左(右)側に踏み出し足場を固める、A山足スキーに乗り、膝を上げ谷足スキーを後方に引く、A浮いたトップを山足ブーツを軸に回し込みながら谷足スキーに揃える、一連の動作を反復して練習してもらう。自分では確実にできることでも、人に分かるように説明するのは難しいものである。やはり、両者はイコールではないのだ。それでも、中腹まで上がる頃には少しコツが掴めたようで、スムーズさには欠けるものの形はほぼ出来上がった。後は回数をこなすだけだ。灌木帯を抜け出すと、形も様々なモンスター群が出迎えてくれる。傾斜は緩み頂稜北端まで上がったことを実感する。
今日も山を独占 一息入れて背後を振り返ると、夕張山地から十勝連峰、表大雪、東大雪までの眺望が一気にひらける。鋭い岩稜の芦別岳、白きオプタテシケ、雄大なトムラウシ、大きく高いニペソツ‥。山の印象も厳冬期ならではである。辿りし方向に後続者の姿もなく、今日もまた山を独占できそうだとの確信を深める。いつもなら、大きく張り出す雪庇が怖くてその西側にルートを取るのだが、今回はまだまだ幼年期なので東下を直線的に上っていく。頂上直下は西側灌木帯から回り込み尾根の背に出てフィニッシュを決める。頂上からは逆光の中に南側の山々が望めるようになる。安定した天気の週末だけに、日勝峠界隈の山スキーエリアは何処も賑わっているに違いない。足元の東斜面のシュプール跡を見るにつけ、空身で一滑りの誘惑に駆られる。それを押しとどめたのは後続の3人の登頂だった。この日は珍しく弱い東風なので、直下西側で風を避けてランチタイム。クラストした雪面を掘ると積雪は1メートルもなかった。前週、naokoさんと登ったタケノコ山を眺めながらおにぎりと紅茶を流し込む。たまにはラーメンでもと思うが、ガスを出すのが面倒で‥。
気合を入れ直し 下りは頂稜北端から東斜面を経由するプランである。直下の灌木帯を慎重に抜け出すと、後はサラサラ雪を楽しむだけである。放射冷却で冷え込んだままの山は雪も結晶のまま積もっている感じで、太陽光を浴びてキラキラと輝いている。冷え込む十勝や日高でもそうざらに見られるシーンではない。気分よく肩から東斜面に飛び込むと雪質の微妙な違いを感じる。パウダーの下にグサリとした感触の雪層があり、スキーが取られるのだ。いきなり転倒し雪まみれになる。ゴーグルをつけ気合を入れ直してリスタート。基本操作とリズム感を意識しCo800P付近まで快適に滑り降りる。女性達もパラレルターンあり、斜滑降あり、ボーゲンありと、様々に滑りを楽しんだ様子。ただ、ゲレンデとは違う柔らかく深い雪なので、転倒後のyasukoさんは起き上がるのに難儀していた。随分と消耗したことだろう。垂涎斜面は下まで続いており、あと50メートルくらいは降りられそうだが、北尾根へトラバースする際、灌木が邪魔になったり、登り返しが出てきたりすることも考えられるので、Co800P付近から斜面を回り込み北尾根に戻る。ここも中々良い雪だった。
ペース配分の妙 Co711Pからは緩斜面を滑り降りるだけ。クールダウンさながらに、雪原から樹林帯へと高度を下げ、広場に戻りつく。良い雪と好天に恵まれ今回も山を楽しむことが出来た。同行していただいた皆さんに感謝したい。masumiさんは、2010年2月に私と狩勝山に登って以来の山スキーとのこと。久々でも難なくこなしていたのは流石というべきか。山スキーデビューのyasukoさんには辛いシーンもあったが、最初は皆さん難行苦行の世界(笑)。これに懲りずに継続してほしいと思う。それにしても、この日の登行時間はスローペースながら2時間15分。前年末の単独時で2時間05分だから、僅か10分の違いである。息が上がる場面もあった前回だが、今回は全くの余裕だった。改めて、ペース配分の妙を感じさせられたものである。
★この山行記は登山日の翌日(22日)に書いているが、外は久々の雪。細かい降りなのでそれなりに積もるに違いない。山も新雪で埋まることだろう。当面は、滑り重視の山行を予定しているだけに嬉しい展開である。ただ、まとまった休暇がなく、遠征出来ないのが悔しい。次週も近場となるが、果たして何処にするか。思いめぐらす時間が間際まで続く。
■山行年月
2012.01.21(土)
■天気
■同行者
naokoさん、yasukoさん
masumiさん
■山行形態
積雪期登山
■コース:往路/帰路
北尾根
雪原から狩勝山 711から狩勝山
北尾根登行中 アンテナ山
頂稜風景 頂稜登行中
モンスター@ モンスターA
日勝峠方向 頂上から西望
夕張山地 頂上から北望
復路の頂稜から 東斜面@
東斜面A GPSトラック
コースタイム
ホテル午前7時20分出発
国道駐車帯 9:20
北尾根Co711P 10:10
狩勝山 11:35
所要時間 2:15
狩勝山 12:20
北尾根Co711P 13:10
国道駐車帯 13:30
所要時間 1:10
自宅午後03時40分到着