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286.日勝1445峰(堀ゲレンデ)(北部日高/1445M)
峠から沙流岳狙いもいつもの弱気虫が台頭し堀ゲレンデでギブアップ
彷徨える成人達 1月10日は「成人の日」。自分が20歳の時は何をしていただろうか‥。世は「いざなぎ景気」を経て高度経済成長末期に入っていた。就職1年目の冬で学生気分が抜けなかったことを思い出す。休みといえば、車で走りまくり、夜は飲めないくせにスナック通いしたものだ。職場の先輩が「趣味は人生に不可欠」と諭してくれたが、聞く耳を持たずに遊んでばかりいた。40歳台半ば、労働組合運動(役員)から退いた辺りから先輩の言葉がふと脳裏を過るようになった。後悔先に立たずだなあ〜と思っていた矢先に登山と出会う。登山が私のその後の人生を有意義なものにしてくれた。私はとても幸運だったと感じているが、翻って、今の成人達はどうか。就活で苦しみ、夢や希望を持てるほどの楽観的な環境はない。私の頃よりはずっと大人だし知識も豊かではあると思うが、若者達を迎える社会の方に包容力がなくなってしまった。彷徨える成人達に躍動感を取り戻してほしい。彼らと接する機会があれば、趣味の大切さを説き、教訓を垂れる嫌味なオヤジになってみたいと密かに思っている。日勝峠に向かう高速を走りながらぼんやりとそんなことを思う。
冬山初心者の頃 十勝平野はスカッ晴れだが、山はいつものようにガスに覆われている。条件が良ければ沙流岳まで行ってみたいがどうだろうか。峠付近は雪こそ降っていないが、とにかく風が強くガスの流れが速い。冬山初心者の頃なら迷わずキャンセルしていただろう。峠駐車場には先客の車が1台あり、車中に人がいる。上がるかどうか逡巡しているように見えるが‥。いつものように支度を整え8時過ぎに出発する。前述した車は私が準備中に何処かへ行ったが、トンネルに上がる頃に再び現れる。勿論、この日はノントレースで、北斜面の猛烈な風を避けるように堀ゲレンデに向かって西側の樹林帯に入る。帰りが登り返しとならないように、緩やかな登りを意識しルートをとる。流石に樹林帯は風が弱まるが、フェースマスクとフードは欠かせない。概ね20センチ程度のラッセルに耐えること1時間、樹林帯を抜け出し堀ゲレンデに出る。東側はまだ日陰だが、西側には日が差し込み、雪を纏った木々が眩しいほどに美しい。青空も顔を出しそれは一層映えている。バーンを横断し、西側樹林帯まで行ってみるが、この辺りまで来ると風が強く吹溜りも出来ている。
あずましき雪洞 気温はせいぜいマイナス12〜13度くらいだろうが、体感的にはもっと低いような気がする。「こんな寒い中、わざわざ沙流まで行かなくてもいいか」といつもの弱気が頭をもたげる。厳寒時独特の景色や静寂に満ちたゲレンデにも心惹かれる。テンションが一度下がってしまうともうどうしょうもない。キャンセルの理由をあれこれ見つけ出し、自らの決断を正当化する。それではと、セレモニーのように、西側から1445峰を目指す。稜線上・西肩付近からの東望は絵的に好きな場所だ。中央のスキーコースのような緩斜面を登りピークに立つ。東のペケレベツと西の沙流が薄いガスの中に見え隠れしている。5分滞在で往路を戻り、ゲレンデ上部のカンバの巨木まで降りる。見下ろすと、尾根下部の楕円上の丘陵地が浮かび上がる。日射しが強く当たり、樹氷がそこだけ白く輝いているのだ。先ずは、高度差にして70メートルほどを一本滑る。ここで楽しむと決めたからにはそのための環境整備も必要とばかりに、20分ほどでミニ雪洞を作る。急な笹斜面が出てきて本格的なそれは作れなかったが、風や雪は充分に凌げることができ、ツェルトを張るよりは明らかに快適である。何より、童心に帰ったようで楽しい。
寒さでシールが ランチの後、2本滑るが、今回は直線的なターンを心がけ、ストックでリズムをとる。結果を期待するほど甘くはないが、雪質がいいせいで上達したような気分になる。調子に乗ってもう一本と思ったが、低温のせいでシールの糊が硬化し板の裏でバタバタし3本目を断念する。昨シーズンに糊を塗替えたのだが、このありさまである。この程度の寒さで使い物にならなくなるとは‥。シールの予備セットがあればいいのだが、先日、17000円弱のアイゼン(★)を購入したばかりである。出費過多の折、今季の購入リスト入りは難しい。当面は、板前後を○○荘バンドで固定するしかないだろう(笑)。午前中は比較的穏やかだった堀ゲレンデも、午後になるとガスと舞い上がる雪で一気に視界が落ちてしまう。念のため、雪洞を壊して雪で埋め下山の途につく。往路の絶妙なルートどりもあり、難なく北斜面に戻る。いつものように西側斜面を滑り降り、13時前に駐車場に戻る。トンネル側でこれから上がる登山者と行き違う。個人的には推奨できないが、1時間ほども登ればスキーが楽しめるスキーエリア・日勝峠ならではのシーンかもしれない。


★アイゼンをようやく購入した。以前のものは重くて装着が面倒だったので、とにかく、軽くてワンタッチタイプというのが狙いだった。私の場合、氷雪や稜線をガンガン行く訳でもないので、10本歯(今までも10本歯)に絞って検討し、グリベルの「HAUTE ROUTE Ski-Matic(たぶんこれが商品名だと‥)」に決める。展示品の中では最も条件を満たしていて、少し予算オーバーだが許容の範囲内である。このアイゼンが安全と山の魅力を高めてくれるツールになることを願うばかりだ。
■山行年月
2011.01.10(月)
■天気
■同行者
単独
■山行形態
積雪期登山
■コース:往路/帰路
日勝峠・堀ゲレンデ
樹林帯 樹林帯を抜けると
日陰のゲレンデ 樹氷@
樹氷A 樹氷B
有難き日射し ゲレンデ末端方向
熊見山方向 西肩から東望@
西肩から東望A いつもの頂上
ミニモンスター 雪洞@
雪洞A GPSトラック
コースタイム
自宅午前6時25分出発
地点分岐等 時間
峠駐車場 8:15
堀ゲレンデ 9:30
頂上 10:35
所要時間 2:20
頂上 10:40
堀ゲレンデ 10:55
12:30
登山口 12:50
所要時間 2:10
自宅午後4時45分到着