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256.雌阿寒岳(阿寒山域/1499M)
今年度は最初の山行から参加、真面目な山岳会員に変身の可能性ありかも‥
あっさりと転進 所属山岳会の2010年度最初の山行は雌阿寒岳。自慢するわけではないが、私は折り紙つきの不良会員で、山岳会山行にはせいぜい年1回がいいところ。今年度は役員になったこともあり(させられた)、もう少し真面目に取り組まなければならない。だが、正直、魅力的なプランはない(笑)。で、とりあえず、最初が肝心ということで参加することに。雌阿寒岳は、09年11月新雪期にオンネトーコースから阿寒富士経由で登っているが、今回は湖畔コースである。このコースは初めてで、それだけでも心惹かれるものはある。問題は林道の積雪状態で、果たして登山口まで行けるのか不安があった。案の定、国道から1キロちょっとで林道は雪に埋まる。登山口まで5キロ以上はあり、ここから歩くとなれば5時間近い山行となるだろう。あっさりと野中温泉コースへの転進を決める。小1時間のロスはあったが、8時20分に総勢9名が登山口を出発する。
ゆったりペース 最初は立派なアカエゾマツの森を行くが雪はほとんどなく登山道は露出している。直ぐに汗が吹き出しTシャツになる。この時期のウエアの選択は本当に迷ってしまう。山域にもよるが、例年だと、上はTシャツに極薄フリース、アウター。下は極薄アンダーに直接アウターである。体温調節は主として上半身となるが、これでほとんど対応できるので今回も同じにしたが、浮いているようだ(笑)。登山道には所々に、氷化した雪が残り気を抜くとスリップしそうになる。アイゼンが欲しいくらいだ。小沢を渡り左岸から右岸に移り少し上がると三合目でアカエゾマツの森を抜け出す。森林限界を越えここからはハイマツ帯である。前方上部には七合目付近の岩稜帯も見えてくる。登山道には雪も残るが登高に支障はない。斜面をトラバース気味に移動し残雪に埋まる小沢(Co999P)で小休止。ヒンヤリとした空気が火照った身体に心地良い。山岳会の山行は年配の方もいるので歩くペースはゆったりで小休止も多い。私としてはとても楽させてもらっている。
微妙な色相放つ 単独の女性が私達をパスしていく。カラフルなラガーシャツが眩しい。誰しもが気軽に入山できるシーズンになったことを実感する。ここからは雌阿寒岳の北西斜面、ハイマツに混じるガレ場の急登が始まる。雪解け後間もないので足場は不安定だ。頭だけを出す五合目標識を左に見ながらジグ登高である。背後に広がる阿寒の森やフップシにもすでに雪は見られず、日高や大雪に比べると雪は少なかったのかもしれない。右手から沢形が突き上げる辺りが巨岩の鎮座する七合目で地震観測施設がある。沢の奥にはオンネトー湖が見えてくる。まだ凍結している所もあり、微妙な色相を放っている。ここを過ぎると斜面には大きな雪田も現れ、登山道には雪解け水も流れ出す。左手から沢形が迫る頃にはいよいよペースは遅くなる。私は歩きやすそうな雪田にルートをとると、自然にパーティの先頭に出てしまう。また後ろに下がるのも面倒なので、そのままマイペースで上がっていく。
地球の息吹が‥ 
左手に大きな岩場が見える付近で、前述した単独女性が登山道を離れてダイレクトに九合目を目指しているのでそのあとを辿る。だが、あまりに踏み抜くので登山道に戻る。露出する岩石類を巧く繋いで歩くと踏み抜くこともなくペースは上がる。ほどなく火口壁の縁で、深く抉れた頂上火口に、赤沼と激しく立ち昇る白い噴煙を見ることになる。いつものことながら、ダイナミックな地球の脈動ともいうべき光景である。火口壁の縁を辿っていくと次第に傾斜が緩やかになり、左手には剣ケ峰や阿寒湖畔方面が視界に入ってくる。火口壁には数箇所ルンゼっぽい地形があり、そこにはほぼ例外なく大きな岩石がチョックストーンのように詰っている。まるで人為的行為が働いているかのようである。先輩会員のTさんと一緒に11時前に頂上を踏む。やがて単独女性が到着する。聞けば○見山岳会に所属しているとか。私が同じ地域の○ーラカンリの話を持ち出すと、「○見山岳会もあるんですよね」と少し不満そうな返事が返ってきた。これはまずかったかなあ〜と反省する。
ケーキにトマト そうこうしている内にKさんが到着し、3人で安着祝いのノンアルコールビールをいただく。ビールという気温ではないがこれもまた良しである。ほどなく後続グループが到着し全員でカメラにおさまりランチタイムとなる。ジッとしていると流石に寒く、アウターを着込みネックウォーマーにニットの帽子を被って丁度いい。やはり春山(秋山もそうだが)は冬と夏の中間的な気候というのではなく、日によって、あるいは時間によって冬のような山になったり、夏のような山になるということだ。当然、装備もそのような変化を前提としたものになる。パーティ登山ならではワイワイガヤガヤ言いながらの食事も中々楽しく、手造りケーキとかミニトマトなどもいただけて、単独では味わえないシーンに出会う。天気は予報通り下降傾向で、次第にガスが濃くなってくる。阿寒湖や白湯山、フレベツはぼんやりと見えるが阿寒富士は裾野しか見えず、じっくり眺望を楽しむという訳にはいかない。
低入湯料の理由 ガスに追われるように下山を開始する。往路を辿るだけなので全く問題はないが、登山道と思って上がってきたルートが実はコースを外れていたことに気づいたりする。同一コースであっても、視点を変えると見えるものや見え方が違ってくる。やはり、漫然と歩いてはいけないのである。三合目辺りまではなんとか持ちこたえていた天気だったが、樹林帯に入ると遂に降りだしてきた。それでもアカエゾマツの傘のお陰で濡れる程度だったが、登山口から道路へ抜け出ると遮るものはなく、雨に打たれ放題となる。車まで戻ると愛嬌ふりまく犬が出迎えてくれる。どうやら私達がこれから向かう温泉の飼い犬らしく、温泉に入るまで付きまとわれそうな気配である。そんな訳で温泉湯に浸かったはいいが、なんとこの温泉にはボディソープもシャンプーもない。入湯料420円にはしっかりとした理由があったのである。温泉には不満が残るが、会員との親睦を深めることもできたし、頸椎ヘルニアの順調な回復も確認できたのは収穫である。何より、好きな山に身を置けたというのが一番嬉しい。
■山行年月
2010.05.08(土)
■天気
曇のち雨
■同行者
山岳会員8名
■山行形態
残雪期登山
■コース:往路/帰路
野中温泉コース
アカエゾマツの森 森林限界を越える
小沢で小休止 頭出す五合目標識
オンネトー湖@ オンネトー湖A
地震観測施設 登高中のパーティ
フップシ岳 先を上がるTさん
後続のパーティ 赤沼
赤沼側から噴煙 ルンゼにCS
山頂標識 剣ケ峰方向
青沼と噴煙 下山中のパーティ@
下山中のパーティA GPSトラック
コースタイム
自宅05時45分出発
地点分岐等 時間
登山口 8:20
森林限界 9:10
七合目 10:30
雌阿寒岳 10:55
所要時間 2:35
雌阿寒岳 12:00
七合目 12:20
森林限界 13:10
登山口 13:40
所要時間 1:40
自宅17時20分到着