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240.狩勝山(北部日高/985.0M)
まったり一転も再訪の山は私達に最高の雪と斜面をプレゼントしてくれた
遅立でも充分OK 今週は週末にビッグイベント=三段山・富良野岳G尾根遠征も控えているので、まったりとした時間を過ごそうと考えていたが、気まぐれな私の面目躍如というべきか、あっさり心変わりし山へ向かうこととなった。行き先は北日高の狩勝山。この山、前年2月に山仲間Torimotoさんが山スキーデビューを果たし、Oginoさんとの初山行の山でもある。今回は、天気図からは強い風はないとみたが、狩勝峠から見ると山は雪煙が舞っており、やはり山の天気は別物という思いを新たにする。峠から3.5キロの地形図508.3P側の林道入口が入山口となる。ここは近くに水準点が設置されているためか、それとも単なる退避場目的か、広く除雪されているので有難く使わせていただく。先客の車が1台。樹林帯に伸びるスキートレースも見て取れる。入山口から頂上までの水平直線距離は2キロ、獲得標高は480メートルほどなので、のんびりスタートしてもそこそこ楽しめる山である。
プチプチオフミ そんなこともあり、スタートは9時を予定していたが、これにちょっとしたアクシデントも加わり、10時前の入山となった。今回はHYMLの仲間であるmasumiさんを誘っての山行で、最初にスキー抱えて最大の難関である国道を横断する。しかし、渡ったはいいが、出発時にシールを張るのを失念し、慌ててザックからシールを出す。我ながら相変わらず要領がよくない。とりあえず、コンパスで方向を確認し針葉樹の疎林に踏み入れる。トレースを100パーセント信頼することはできないが、概ね広い尾根の背を狩勝山へ向かっているようなので、基本的にはそれを使わせていただく。林の中はほとんど風がなく、直ぐに汗ばんできたのでアウターを脱ぐ。ややゆっくり目のペースで、針葉樹林から少し傾斜のある雑木林を上がると樹林帯を抜け出す。樹木のない緩斜面が大きく広がり、視界のない時などは注意が必要な地形である。
三年振りも快調 念のためコースサインを付け、コンパスを再セットする。その方法をmasumiさんにレクチャーするが、下手なそれなので分かりずらかったに違いない。目指す狩勝山も明瞭に見えており、ルートとなる北尾根の雪面が風で歪んでいるのが分かる。山スキーは3年ぶりというmasumiさんだが足取りは快調で、難なく緩斜面を抜けCo714Pへの尾根に取り付く。ここまで上がるとようやく尾根形状らしくなり、左手には浅い沢形が見られるようになる。尾根を登りきった所がCo714Pで、そこから尾根は一旦高度を下げるとともに、細くもなる。小さな雪庇の東側に降りて小休止をとる。ここでようやく先行するトレースの持主の姿が目に入ってくる。中腹辺りをジグを切っているところで、急かされるように私達も登高を再開する。鞍部を過ぎると、尾根形状はやや不明瞭となるが、傾斜は一気に増してくる。右に左に大きくジグをきるトレースを辿りながら高度を上げていく。
ツェルトランチ 肩付近まで上がってしまうと眺望は大きく広がり、然別湖周辺の山々の奥のウペペサンケ山や、端正な下ホロカメットク山が薄いガスの向こうに姿を見せている。と、トレースが突然、北東斜面に消えているではないか。そして、Co714P付近に下降している登山者の姿がある。どうやら、「登頂に拘らずに滑降を楽しむ」派のようである。私など、勿体ないと思ってしまうのだが‥。頂稜東側に張り出す雪庇が徐々に大きくなる。基本的に、西側の樹林帯寄りにルートをとる。心配した風もほとんどなく、暖かい日射しを正面に受けながらピークに迫っていく。ピーク直下でmasumiさんに先を譲り、正午少し前にたおやかな頂上に到着する。東側直下にツェルトを張り、オダッシュ山や十勝平野を眺めながらゆったりランチとしゃれこむ。足下には東隣の904ピークとのコルまで続く垂涎斜面が広がっている。空身で滑りを楽しむには絶好の空間のようだ。
30分の快適滑降 山の話などで会話が弾み、気がついてみれば1時間も経過していた。単独では味わうことのできない充足感である。下降は、大きな雪庇を過ぎるまでは頂稜西側の往路をボーゲンで滑り、雪庇の切れ目から北東斜面に突入する。望外のパウダーが私達を迎えてくれる。眼下に樹木のない傾斜のあるオープンバーンが広がる。前述した登山者の綺麗なトレースが斜面にクッキリと刻まれている。負けじと私達もシュプールを描く。masumiさんも楽しそうで、それは同行する私にとっても喜びである。ただ、この斜面は雪崩のリスクも高そうで、弱層テストやバックル解放など、雪崩を意識した行動が求められる。およそ150メートルほど滑り下りた後、樹林帯を西側にトラバースし往路に合流する。鞍部からCo714Pへの登り返しをノンシールでクリアし、そこからは緩斜面を抜け針葉樹の疎林を気持ちよく滑り下り、入山口に戻る。頂上から僅か30分の超快適な滑降シーンだった。
山の好感度がUP この狩勝山は今回で3回目。1回目は3月末で雪がベタついてスキーが滑らず、2回目は雪質は良かったが風が強く寒かった。条件的には今回が最も良かったようで、自ずと山の好感度もアップすることになる。加えて、今回はペースがとても落ち着いたもので疲労感も少なかったこともある。単独だとどうしても急かされるようにペースを上げてしまう。そのツケは早晩回ってきて、ペースダウンを余儀なくされるというパターンの繰り返しである。今後の山行、とりわけ、タイムプラン見直しのきっかけとしたいものである。
「身体が思うように動かない」といっていたmasumiさんだったが、久々というハンデを考えると納得できるのではないだろうか。私にとっては、それが何より一番である。
狩勝峠を越えて帰路に着くが、1月のトマム山域遠征時よりは、冬景色にも何処となく春めいたものを感じる。やはり、季節は確実に巡っているのである。
■山行年月
2010.02.11(木)
■天気
■同行者
masumiさん
■山行形態
積雪期登山
■コース:往路/帰路
北尾根
取付の雑木林 復路の緩斜面@
復路の緩斜面A Co714P付近
鞍部から狩勝山 北斜面から北望
北斜面から東望 頂稜直下
ツェルトと904P 東コルへの斜面
ミニモンスター 頂稜の雪庇
北東斜面上部 北東斜面下部
シュプール@ シュプールA
北斜面から714P GPSトラック
コースタイム
自宅午前06時45分出発
地点分岐等 時間
国道 9:50
Co714P 10:35
狩勝山 11:55
所要時間 2:05
狩勝山 12:55
Co714P 13:15
国道 13:30
所要時間 :35
自宅午後03時25分到着