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237.労山熊見山(北部日高/1327.9M)
稜線からの双朱別岳は本当に遠い!強風と視界不良であえなく熊見から撤退
捲土重来を期す 山泊、車中泊の山行が続いたので、そろそろ近間でノーマルな日帰り山行をということで日勝峠・ほづゲレンデから労山熊見山を経て双朱別岳へのプチ縦走プランを立てる。このルート、過去3度ほど挑戦しているのだが、いずれも稜線上は悪天で労山熊見山から敗退している。北大雪・天狗岳ではないが、これほど相性の悪いルートはない。今回は、「必ず双朱別の頂に立つ!」との思いを新たにして挑んだことは言うまでもない。
朝5時過ぎに家を出る。満天の星空のもと車を日勝峠へ向けて走らせるが、峠の上空には雲がかかっている。ま、これはいつものことなので気にもしていなかったが、峠では強風が吹き荒れ樹木が大きく揺れている。加えて、前夜、峠は降雪があったらしく、それが強風で飛ばされ、山はそのアウトラインをぼんやりとしか見せてくれない。シェルター日高側口のパーキングで準備を整え7時30分に出発する。
猛烈な風と雪煙 国道横断という最初の難関を無事にクリアし、ほづゲレンデに取り付く。樹林帯の中はそれほど風もなく、適度なラッセルで快調に上がっていく。雪質もほぼパウダーで満足すべきだが、雪の色が何となくくすんだ感じで、ここ数日の暖気のなせる業のようである。Co1130辺りからルートはやや西寄りとなり、呼応するかのように樹木も疎らとなる。西風が一気に強くなり、ゴーグルとスキーマスクで完全武装するが、わずかな隙間に入り込んでくる風の冷たさときたらどうだろう。シュカプラの尾根を西側に身体をあずけながら上がっていくが、舞い上がる雪煙で視界は50メートルほどに低下する。尾根形状から大きな雪庇ができるとも思えないが、侮れない長さと高さにまで成長していた。それを証明するかのように雪庇下には崩壊した大きな雪片が転がっている。一方、東側(背後)の視界は良くて、熊見山や日勝ピーク、ペケレベツ岳なども見てとれる。
冷気足まで侵入 吹き溜まりとクラストした雪面が交互に現れて、ペースが安定しない。少し雪庇側は雪の状態がほぼ均一だが、重くて深いラッセルを強いられる。結局、尾根の背のやや固い雪面をダラダラと登っていく。強風で雪が舞っているだけで、厚いガスが垂れこめているとか降雪状態ではない。そのため、時折、薄ら青空が現れたり、視界が利くようになったりする。おそらく、遠くから見ると、稜線上がこれほど荒れているとは思えないに違いない。ボンヤリと右手に熊見山からの主稜線が浮んでくると頂上は指呼の距離となる。シェルター側から90分でピークに立つが、強風と視界不良の状況下で、稜線を双朱別へ向けて歩き続ける気力はすっかり失せていた。シールを付けたまま直ぐに下山を始める。雪が入った訳でもないのに、足が冷たくなってきた。意識して靴の中で足を動かしてみるが、こんな感覚は今まであっただろうか。カンバの老木で強風を凌ぎながらシールを外し、樹林帯まで逃げ込むように滑り降りる。
僅か10分の快感 ここからは、シェルター側まで標高差200メートル弱。傾斜も緩やかで雪質もいいので、私のようなスキー技術がイマイチの山スキーヤーにとっては最高のエリアである。自分の滑りを確かめるように、柔らかで優しい雪面にシュプールを描く。楽しい瞬間は僅か10分足らずで、当然ながら物足りない。針葉樹の巨木側に荷をデポし、空身で登り返してもう一本滑る。時間的にはまだまだ余裕があったが、一度萎えたモチベーションは如何ともしがたく、出発から3時間で車まで戻る。そこには、入山準備中の登山者がいた。時間は10時30分、日勝峠界隈のスキーゾーンはこれでも全然OKなのが嬉しいところだ。
帰りがけに周辺のスキーエリアを見てみる。どこも雪が舞いあがりパウダー三昧とは行かないだろうが、堀ゲレンデだけはいつもの静寂さを感じさせる。週末は、山スキーヤーの車で賑わうであろう峠のパーキングを横目で見ながらトンネルに入る。
■山行年月
2010.01.29(金)
■天気
曇(吹雪)
■同行者
単独
■山行形態
積雪期登山
■コース:往路/帰路
日勝峠シェルター
ゲレンデ取付 吹雪く尾根
雪庇 シュカプラ
一瞬ピークが‥ 主稜線とカンバ帯
厳しい風雪 ゲレンデ下部
ペケレと日勝ピーク 沙流岳遠望
広がる青空 GPSトラック
コースタイム
自宅午前05時10分出発
地点分岐等 時間
シェルター 7:30
労山熊見山 9:00
所要時間 1:30
労山熊見山 9:05
シェルター 10:30
所要時間 1:25
自宅午後01時05分到着