トップ  自己紹介  マイソアラ  登山トップ  ギャラリー  ブック  BBS 映画日記 リンク

マイソアラタウンはリンクフリーですが、予告なく閉鎖することがありますのでご了承下さい。

メッセージはこちらまで : uzzso9003@mirror.ocn.ne.jp

copyrigrt(c)2001〜2004 shun1@ikeda All rights reserved

230.忘年会&日勝1445峰(北日高/1445M)
09年の締めくくりは剣小屋で豚すきやきを食し日勝ピークで華麗に滑降
山も女性が元気 師走も半ばともなれば、先生でなくても野暮用が多く、必然的に山行ペースも鈍ることになる。11日の東大雪ピリベツ岳(途中敗退)以来、久々の山は、Torimotoさんとoginoさんと私の3人で忘年会プラス日勝ピーク年納め山行となった。初日の19日土曜日は剣小屋での忘年会。日高や大雪に山小屋は数あれど、積雪期に車で入れる小屋となれば極僅かだろう。堅牢で大きなストーブの火力は強力で、広い小屋でも寒さを感じることはほとんどない。燃料となる薪はたっぷりあるし、陽が落ちれば照明も点く。アプローチだけでなく、居住性も抜群なのである。この日は、貸切かと思っていたが、日高管内の〇〇山岳会所属の素敵な女性パーティ2人も同宿。彼女達は午後から出発し、剣山頂上直下まで足を伸ばしたというのだから、そのモチベーションと体力には驚くばかりである。私の所属する池〇山岳会は沢も冬山もやらないが、彼女達の籍を置く山岳会も同様らしい。多くの山岳会が高齢化や会員減少等で、活動が衰退の一途を辿っているが、元気な若い人達もいるのである。そのニーズに応えられるような組織の再生が求められている。
ヌピナイに増毛 3人で鍋をつつきながら今年の山行を振り返る。Torimotoさんと私は文句なしにヌピナイからのピリカヌプリで、oginoさんは厳しい山行ばかりだが、強いて挙げれば3座のピークを沢筋から繋いだ増毛沢旅らしい。たまたま、どちらも9月シルバーウィーク期間中の山行で、単独で挑むには冒険過ぎる山域。信頼置ける同行者の存在があって実現したそれといえるだろう。3人一緒の山行は、狩勝山(2月北尾根スキー)、音更山(8月秋葉沢)、屏風岳(8月九滝の沢)、ポンヤオロマップ岳(10月ペテガリ東尾根)の4回。それぞれに思い出があるが、屏風岳九滝の沢源頭のキンバイソウのお花畑の美しさと穏やかさは忘れられない。また、狩勝山は、oginoさんとの初山行でもあり、Torimotoさんの山スキーデビューでもあった。好天だったが寒かったことを思い出す。2人は私より一回り以上も若いが、強さだけでなく、技術や山への関わり方には見習うべきところが多い。得難い岳友というべきで、出会えたことに感謝するばかりである。
シバレる日勝峠 2日目、前夜の豚すきやき鍋の残りにご飯を入れて朝食とする。前述の女性達は、この日は久山岳ということで早々に小屋を出発していく。私達が小屋を出たのが8時過ぎ。あたりは風もなく寒さは全く感じないが、気温は意外と下がっているようだ。間欠泉さながらに水を噴き上げる宗教団体の水道施設(?)の成長した氷に厳しいシバレを感じる。日勝峠方向は、僅かにガスが出ている程度で天気はいい部類である。問題は滑りを楽しめるだけの雪があるかどうかである。コンビニで買い物をして9時前には峠の駐車場に着く。数台の車が止められており、既に斜面に取り付いている人や、これから出る人もいて、先ず先ずの賑わいを見せている。それにしても寒い!。風も少しあり、車から出るのが億劫になるくらいだ。oginoさんのストックトラブルもあり、駐車場を出たのが9時30分近くになる。しっかりとしたトレースもあり、ラッセルの必要は全くない。
乳酸濃度が低下 トンネル上部の急斜面を登りきると、北斜面の全景が目に入ってくるが、予想通り中腹から下はハイマツの海に近い。雪の下であっても、雪がしっかりハイマツに詰まっておらず、うっかりすると踏み抜いたりもすることしばしばである。それでも雪質は比較的良くて、連日僅かづつではあるが降雪があるようだ。広い北斜面の西側から東側に伸びるトレースに導かれて高度を上げていく。気持ちよく滑り降りていく登山者を横目で見ながら、こちらはゼイゼイハアハア、息を切らしながらの登高である。七大陸単独無酸素登頂チャレンジ中の栗城史多くんではないが、苦しい時には「苦しみよありがとう!」と口に出すことで乳酸濃度が低下するらしい。それを真似して、そっと呟いている自分が可笑しい。頂稜直下まで上がると、垂涎斜面が広がり、樹木は樹氷の花を咲かせている。国道274号線北側に位置する山々や十勝平野に後押しされるように頂稜北端まで上がると、ペケレベツ岳や沙流岳も視界に加わる。
堀G選択はミス ここは強風で雪が飛ばされ、ハイマツが剥き出しになるところだが、それほどでもなかった。1時間10分ほどでピークに到着する。こんなに早く上がったのは初めてで、若い2人に引張られたのか、それとも「栗城呪文」(笑)が利いたのか。北斜面上部で滑るか、堀ゲレンデに回るか、暫し思案するが、堀の方が平均的にコンディションはいいので、そちらに向かう。直下のハイマツ西斜面を降りて新雪で吹溜る尾根を辿り、堀ゲレンデ上部のダケカンバ巨木まで下降する。風こそないものの、予想に反して状態は良くない。所々に笹やハイマツが顔を出しており、雪の絶対量が北斜面より少ないようなのだ。完璧な読み違いで、案内した私としては申し訳ないような気持ちになったが、登り返して北斜面というのも面倒なので、ここで3本ほど滑り降りる。スロープが短いのが玉に傷だが、雪質はまあまあ。2人にとっては今季初滑りで、それなりに滑る感触を楽しんでいたようだ。
緩斜面は難しい 帰路は樹林帯をトラバースし北斜面へ戻る。残されたトレースを使わせてもらったのはいいがが、極端な登り返しがあったりで少し苦労をさせられる。往路復路とも同一ルートを辿る場合、基本的に往路は登りとなるようにルートをとることがベターである。トレースの主はその辺りの意識が希薄だったのかもしれない。勿論、別ルートを下ったのであれば話は別である。北斜面では、やや西側の樹林帯の雪質が安定しているようなので、そこを意識してトンネル上部まで滑り降りる。ここは緩斜面なのだが、私の場合、基本的なスキー技術が未熟なため、ゆっくり綺麗に滑ることが出来ない。つまり、バランスが良くないのだ。急斜面であればその誤魔化しが利くような気がするのだ。駐車場まで戻ると、車は半分になっていた。日中でも冷凍庫に入っているかのような寒さで、流石に終日楽しむことは出来なかったようである。私達も、新年会の約束をして早々に年納め山行を打ち上げる。
★補足★ ゴーグルが用を足さなくなったので、先日札幌の秀岳荘で購入した。お値段は11000円ほどしたが、この山行でデビューの運びとなった。日勝ピークでかけたのだが、クリアーな視界には驚くばかり。だが、だが、少し外して帽子にかけておいたのがいけなかった。帽子の水分が吸収され、一気にレンズが曇ってしまった。そのあとは、良好な視界が得られることもなく、レンズ表面をこすったこともありそれに傷が付いてしまった。一般的なベンチレーションシステムを採用してはいるものの、使用法を間違えればその効果は得られない。過酷な条件下での使用でなくても、曇らない使い方と曇った時の対処方法をマスターするのは常識である。自己嫌悪に陥った山行でもあった。
■山行年月
2009.12.19(土)
   12.20(日)
■天気
19日/晴、20日/晴
■同行者
Torimotoさん
oginoさん
■山行形態
積雪期登山(スキー)
■コース:往路/帰路
日勝峠
堀ゲレンデ
★コースタイム
剣小屋午前8時15分出発
地点分岐等 時間
日勝峠駐車場 9:25
日勝1445峰 10:35
堀ゲレンデ 10:50
所要時間 1:25
堀ゲレンデ 12:50
日勝峠駐車場 13:15
所要時間 0:25
自宅午後03時20分到着
中腹から労山熊見 中腹から上部
頂稜直下のトレース 頂稜直下から下部
北肩からペケレ 北肩から国道
頂上から北望 頂上から西望
小尾根からピリベツ 西肩から双朱別
西肩から頂上 堀ゲレンデ全景
期待外れの斜面 雪化粧した樹林帯
堀Gから十勝平野 GPSトラック