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216.赤岳(表大雪/2078M)
大渋滞突破し銀泉台付近で紅葉撮影狙いも気がつけば長靴姿で赤岳頂上
念願のヌピナイ・ピリカヌプリ沢行を終え虚脱感に襲われなかったと言ったら嘘になるだろう。だが、3日も経つと疼くのである(笑)。山や沢へ向かいたいという気持ちが強まるのを覚える。だが、9月中の密度の濃い山行の疲労感がそう易々と解消されるはずはない。自覚症状はないが、意識的に身体を休めるべく、好天の週末はドライブがてらの紅葉撮影と決め込む。初日は、予定通り愛車ソアラで網走卯原内のサンゴを見に出かける。往復300キロ超、平原綾香の曲を聴きながらオープンソアラを駆る。何となく、そこには違う自分がいるみたいな気がするから不思議だ。
大渋滞の観光道 さて2日目の日曜日は、山仕様のRAV4Lで大雪高原沼へ向かう。ところが、三国峠を越え高原大橋にさしかかったあたりでいまだマイカー規制・シャトルバス運行期間中であることを知る。事前調査もせず、我ながら呆れるほどのアバウトさである。そのまま、赤岳観光道路へ向かう。規制が解除されていればいいのだが‥。ラッキーなことに規制はされておらず、快調に名前ばかりの観光道路を走る。実態は車の交差にも気を使うほどの狭い砂利道である。案の定、暫く走ると大渋滞が始まる。やはり、観光バス同士の交差に手間取っている様である。運転手さんの腕前は勿論、笛でバスを誘導するガイドさんも流石にプロである。家を出たのも遅かったが、銀泉台に着いたのは10時30分を回っていた。早速、前日に引き続く愛機EOS5Dの出番である。道路の法面に上がり、三脚を立てカメラをセットする。古ぼけたヒュッテの建物越しに紅葉の山肌と東岳の万年雪が美しいが、どうも納得いかない。一通りの登山グッズの入ったザックを背負い、少し登山道を上がってみる。
出ずっぱりEOS5D 私の前を単独の若い女性が歩いている。ピークを目指すには遅い時間だが、何処まで行くのだろうか。幅広いつづら折りの道の法面には突如としてコンクリート壁が現れ、これも大雪横断観光道路構想の名残であろう。登山道に入っても、そこかしこにカメラを構える軽装の紅葉ツアーの一団に出会う。予想以上に鮮やかな色づきを見せる第一花園付近までそれは続いていた。右奥にはニセイカウシュッペ山から屏風岳、武利岳、武華山への山並が一望できる。赤や黄色、橙、緑、そして青空‥。錦絵のような景観にEOS5Dをしまう暇がない。紅葉斜面の下には通ってきた観光道路が一望でき、山中には不釣合いな銀泉台の賑わいも遠望できる。第一花園の喧騒をから逃れて第二花園へと脚を伸ばす。時間もまだ12時前、13時頃をタイムリミットに行ける所まで行くことにする。ただ、足元は長靴姿でいささかカッコ悪いのが玉に傷である。第二花園まで上がると、左手から背後にかけて、石狩連峰やクマネシリ山魁、遠くには阿寒の山々がはっきりと目にすることが出来る。
巨岩鎮座の頂上 登山を始めた頃に一度訪れているが、その時は猛烈な風で眺望を楽しむ余裕などなかった。奥の平に上がり神の田圃を横切る。オアシスともいうべき登山道を挟む二つの沼、始めて目にした時はもっと大きかった印象があるが、意外なほど小さい。このあたりから、行き違う下山者の数がグッと増えてくる。緩やかな斜面を上がると駒草平である。南側の東岳が目線に近づき、雪渓まで指呼の距離となる。白いポールにつけられたトラロープに導かれ第三雪渓から斜面を上がる。傾斜がなくなると東平で、そこからハイマツ斜面に刻まれた登山道を下っていくと第四雪渓である。右手には草紅葉が風になびき、左手沢筋には楓の紅葉と、華やかな錦秋の景観を作り出している。左奥遠くには石狩連峰の肩に覆いかぶさるように黒き鋭鋒ニペソツである。右手に岩場と薄汚れた雪田を見ながら、最後の急登に耐える。荷は軽いが、13時タイムリミットのハイペースなのでかなり堪えている。息を切らしながら上がっていくともう高みはなく、あるのは巨岩が鎮座する赤岳の頂上だった。銀泉台から100分ほどだろうか。写真を撮りながらの長靴登高を考えると結構早かった。
変わる人の営み 1998年、強風に飛ばされないように山頂標識を抱きかかえる静子の写真を撮ったことを思い出す。10年も経過すると人の営みは随分と変わるが、山は何事もなかったかのようにそこに佇んでいる。烏帽子岳、黒岳、北鎮岳、旭岳、北海岳、白雲岳‥、眺望を遮るものはなく、穏やかなカムイミンタラである。どの山も山肌に白い筋を抱くが、特に、旭岳から後旭岳にかけてのそれが色濃く、初冬の雰囲気である。それに比べると、北・東大雪はまだ緑を僅かに残し初秋の装い然としている。ほとんどの登山者が下山の途に就いた山頂はやはり寂しい。私も写真を数カット撮り、下山を開始する。第四雪渓まで降りてようやく短いランチタイムとする。おにぎりを頬張っていると、近くで紅葉撮影をしている登山者がいる。ガッチリとした三脚を立て年季の入った中盤カメラを取り付ける。思わず、「う〜ん、これはツワモノ」と呟いていた。いまどき、銀塩カメラ、それも中盤カメラで写真を撮ろうなんていう人は稀有である。この人、早起きして白雲岳からご来光を目にしたというのだから本当にスゴイ!。
写真も体力勝負 中盤カメラは、その画角サイズを考えると、とりわけ、風景写真における描写力では圧倒的なアドバンテージを発揮する。だがしかし、機材だけで10キロ程度にはなるわけで、写真もまた体力勝負ということになる。感心しつつ、下山を再開する。途中、岩場を降りる場面もあり、長靴ではどうかなと思ったが、心配は無用だった。駆けるように下降を続け、ハイマツの刈込から第一花園まで降りる。裏舞台から表舞台に飛び出したような華やかさに包まれるのを感じる。紅葉の色づきでは、ホロカイシカリ一の沢川源頭のそれが見事だった。14時を過ぎているが、ツアーの人達が何組も上がってくる。いずれも、第一花園までの「美味しい何処」とりだが、女性の多さには驚くばかりで、世の女性達は中々アクティブである。14時30分に銀泉台に到着し、さながらトレイルランのような山行を終える。何台も並ぶ観光バスや数えるのも面倒なくらいのマイカーの数。多くの人達の心を惹きつけて癒し満足させる山(自然)はやはり特別な存在なのだ。
★ 補足 ★ 地形図上では赤岳の三角点は、山頂標識のあるところから北へ200メートルほどの位置にある。恥ずかしいことに、今回、GPSトラックをじっくり見るまで気がつかなかった。現在、山頂とされているところより標高も低いが、西側から北、東側にかけては緩やかだが落ち込んでおり、測図の条件としてはいいのかもしれない。そう言えば、双耳峰などでも、標高が低い方に三角点があり、本峰とされている例は珍しくはない。
■山行年月
2009.09.27(日)
■天気
■同行者
単独
■山行形態
夏道登山
■コース:往路/帰路
銀泉台
★コースタイム
自宅午前8時25分出発
地点分岐等 時間
銀泉台 11:15
第一花園 11:50
駒草平 12:20
赤岳 12:55
所要時間 1:40
赤岳 13:00
駒草平 13:45
第一花園 14:10
銀泉台 14:30
所要時間 1:30
自宅16時50分到着
銀泉台風景 紅葉と北大雪
第一花園全景 華やかな登山道
沢源頭の紅葉@ 沢源頭の紅葉A
銀泉台遠望 紅葉とニセイカウシ
女性単独行 神の田圃
東岳 奥の平付近
第四雪渓の紅葉 第四雪渓の急登
第四雪渓下部 輝くカンバ
白いカンバとニペ 赤岳頂上風景
烏帽子・黒・凌雲 北鎮・北海・旭
白雲岳 GPSトラック